「産婦人科医のための女性保健医療セミナー」2.
女性保健医療セミナーでは、今年の性教育指導セミナー前日7月29日の府民公開講座で、私たちのメンバーが行うロールプレイの練習がありました。
毎年行うこのロールプレイ、すっかり定着し、評判を呼んでいます。府民公開講座の全体のテーマは「若者の妊娠 守ってあげたい~You don’t have to worry.~」そして、ロールプレイのタイトルは「15歳の出産 それぞれの選択」~予期せぬ妊娠を、望む未来へとつなぐ~。
脚本はいつも通りの長野の渡邊智子先生、今やスターの脚本家。出演も全部産婦人科医です。
メーリングリストにて、脚本も、キャストもすべて決まっています。今回はその大まかな読み合わせと動き。大勢のドクターが自分のセリフを読みます。ドクター役、妊娠した高校生役、その両親役、相手の男性役・・・。
物議をかもしたのは、ドクター役のA先生。とてもきみが悪いほど優しいのですが、相手の男のちゃらんぽらんな態度に、男を大声で叱り飛ばします。
さて、それでいいのかと。A先生は、妊娠した当事者の女性には優しくする、でも、相手の男は「しばき上げる」のだそうです。そうしないと、また同じことを繰り返すと。北村先生からどうですか、河野先生と振られたので、私は笑いながら、いいんじゃないですか、と言いました。全く、次々と若い女性を妊娠させている男に出会うことがあります。私は、怒鳴りはしないけど、叱ることもありますし、こんこんと諭すこともあります。相手によりけりですが。それぞれの先生が自分のやり方で演じればいいと思います。
後は、もう当日の練習だけなのですが。とても楽しい寸劇になるでしょう。楽しみです。
そして、その後は、まだお勉強。
「梅毒急増:臨床の場での注意点」 慈恵会医科大学皮膚科学講座教授 石地尚興先生の講義でした。
実際、今、すさまじい勢いで梅毒が増えています。
明日に続きます。
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コメント
私も変なところで梅毒がふえてる云々をきいてしまい、腰を抜かしました。聞いた場所と時間がわるかった。絶対に私の診察中に、聞きたくない医療用携帯電話で他人の家庭の話をされたくない。気まずく退室しましたがどうなんだろう。非常に残念です。
投稿: 愛ちゃん | 2017年3月21日 (火) 18時07分