喜寿、おめでとうございます。ええっ?
昨日は、広島大学産科婦人科学教室の同門会に行きました。
行った時には、若い先生方、大学や大きな病院に勤務する人たちの発表が行われていました。その時はちょうど座長も発表も女性でした。
この後の総会での教授の報告によると、これまで入局した人全体は93人中42人(45.2%)が女性。平成10年以降に限ると、入局した医師は60人、内、女性が36人、60.0%。この多くの医師が結婚し、出産しています。それぞれに産休、育休をちゃんと取りながら職場に復帰しており、本人はもちろん、その配置の配慮もなかなか大変でしょう。
私としては、こうして後輩たちがどんどん育っているのがとてもうれしいことです。
ところで、それらの後、昨日も言ったように、古希と還暦の人の表彰がありました。私は、古希の一番に呼ばれました。多分、生年月日順なのでしょう。ぞろぞろと舞台に上がり、まず私から。同門会長から表彰の品が渡されました。なんと、渡す時に会長が
「喜寿、おめでとうございます」
と言ったのですね。私、ええっ?喜寿?私、古希です。あ、すみません。失礼しました。のやり取りで会場、爆笑になりました。この後、私が代表でご挨拶。
「ありがとうございました。おそらく、ここにいらっしゃる教室などのお若い先生方、大年寄りが並んでいると思っていらっしゃるでしょうが。すぐですよ。すぐすぐに、あっと言う間にこの年になりますからね。だから、今、どうぞしたいことをしっかりして下さいね。私、後悔することもいろいろとあります。
でも、この年になっても仕事を続けて行かれるのは、皆様のおかげでもあります。また、個人的にいうと、大学や大きな病院ではなかなかやりづらい事、たとえば、性同一性障害の治療は、今60人しています。それから、私は中絶が間に合わなくってやむを得ず出産、でも育てられないと言う人たちの特別養子縁組のあっせん事業者です。続けられるのも、このようなことをいろいろと拾うようにして、コツコツとしているからということもあります。本日は、本当にありがとうございました。」
というようなことを話しました。その後の懇親会。久しぶりに会う人たちと、和やかに話をし、食べ、楽しく過ごすことが出来ました。
今年、日本産科婦人科学会は広島大学主催で開催されます。準備も着々と進んでいるようですが、なかなか大変でしょう。「平和と歩む~産婦人科医学・医療~」です。ポスターもなかなか素敵です。頑張って!!エールを送ります。
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コメント
古稀と喜寿を間違えられるなんてひどいですね。ファミリアのサクセスストーリーを毎日、河野先生もみてるとなんかびっくりです。
投稿: 愛ちゃん | 2017年2月13日 (月) 09時33分