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新幹線は面白い。

 この度の東京行きは往復とも新幹線でした。新幹線の中でスライドのチェックをしたりで、ビールは飲みませんが、この頃、新幹線はかなり面白いです。

行き、お弁当を買う時間がなくって、中で買おうと思ったら、完売。新大阪で山陽新幹線から東海道新幹線に入れ替わるので、それを期待し、やっと熱海あたりで買うことができました。かなり空腹。それを何とかつないでくれたのが、山陽新幹線の中でのこれ。

Img_9113ズワイガニにのお味噌汁です。温かいお味噌汁を販売員の方が作って下さいます。以前お豆腐とわかめのお味噌汁をいただいたことがありますが、ズワイガニは今期間限定です。お味噌の濃さもちょうどよく、結構カニの身が入っていて、おいしかった~。

帰りの新幹線でびっくり、トイレにウォッシュレットが付いていました。私にとっては初めてです。いつかはこうなるだろうと思っていましたが。ありがたいのですが。でもねえ、男女共用ではなく、女性専用が一つは欲しいですねえ。

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帰り、お弁当ではなく、何かちょっと食べる物が欲しくて。これを買いました。東海道新幹線限定、伊勢えび味のポテトチップス。確かに、イセエビでした。半分食べて、半分は持ち帰りです。

山陽新幹線では、山陰フェアをしていました。、大山牧場の紅茶味のアイスクリームを買いました。ミルクと紅茶の味がよくマッチして、美味でしたよ。

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そして。お土産、東京で何も買っていなかったので。

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海苔やクルミや宍道湖のシジミの佃煮のセットです。

そして。極め付け。大きな講演が終わった、その記念にと自分で言い訳して。とても高価でしたが、八雲塗りの手鏡を買いました。美しい!フェルトの袋付きです。私はこれまで鏡を持ち歩いていませんでしたが、これからはこれを持って歩きます。うれしくて。

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新幹線は、広島東京間は4時間近く、やはり足が腫れてつらいですが、いろいろと楽しむつもりであれば、ありがたい時間でもあります。

次回は行き飛行機、帰りは最終の新幹線になります。

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女性のヘルスケアアドバイザー養成プログラム

昨夜、日が変わって広島に到着しました。

昨日の日本産科婦人科学会の女性のヘルスケアアドバイザー養成プログラム、本年も終了しました。私は一講師としてここ三年間一つの講座を受けもたせて頂きました。こうして、全部の講座を見ると、本当にすごい。全国から若い産婦人科医が5万円の受講料を払い、交通費もすべて自腹で受け続ける、そのエネルギーはものすごいものでした。毎年、受講生を募集すると即、定員オーバーして締切という、人気の講座でした。こ事業もいったんこれで終了となるそうです。

富山の種部先生、青森の蓮尾先生、東京、銀座の対馬るり子先生、三人が中心になって作られたメニューです。

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こんなものすごいメニューを学んだドクターたちが、日本のあちらこちらで活躍していることを考えただけでも、素晴らしいことだと思います。終了は、ちょっと残念です。

昨日のお昼時間は、食事をしながら、グループごとに与えられたテーマで性教育に関するスライドを一枚作り、そのプレゼンテーションを3分でするという、ワークショップの説明を蓮尾先生から聞いている所です。

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私は、毎年このテーマで話をさせて戴きました。若い人たちに、性教育の歴史、今の立ち位置、そして政治をちゃんと見ること、それらを伝えたいと思いました。三年間やって、今回がやっとちゃんとまとめられたかな?

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関係者の先生方、本当にお世話になりました。私にも勉強になりました。感謝申し上げますと共に、大変お疲れ様でした。

ああ、これで大仕事がまた一つ終わりました。さあ、次です。

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紺屋さんの「まぜそば」

東京です。また、失敗してしまいました。

昨夜遅く11時半にホテルに着いて。このホテルはきれいで安い上に、4階に「お風呂の王様」があって、400円で入れます。お風呂にはマッサージがあるので、その予約をしました。何しろ足がパンパンにむくんでだるくて。

マッサージの時間は午前1時10分からと。それまでのお風呂、広くてきれいで、気持ち良くって。更衣室や露天風呂には、ジャスのピアノが流れています。ゆっくりリラックスして、そして、マッサージ。特に足を中心にしていただきました。それは気持ちよくって足のむくみもだるさもずいぶんよくなったのですが。

それからです。さあ、もう寝ようとして。あらっ、寝られません。大体、私はこれだけ講演していても、大きな講演の前では緊張して寝られなくなるのです。今回は新幹線の中でしっかり予行演習をしたのですが。どうにもつらくて、ごそごそと起き出して睡眠薬を飲んだのが、5時10分でした。やれやれ、これで3時間しか寝られない、もっと早く飲めばよかったと後悔したのですが後の祭りです。今朝はだるいです。片頭痛の発作が起こらないことだけを祈って、講演を頑張らなければ。これまで、さんざん用意してきたのを無駄にしないように。

さて、一昨日のお昼、姉を誘って中広の紺屋さんに行ってきました。紺やさんが三越に出店されている時に食べた「まぜそば」が期間限定で24日から28日までしているとフェースブックで見たからです。私は三越に二回行って、二回目に食べたのが、まぜそばです。その味にびっくりしました。もう一度食べたいと思っていたもので。紺やさんのお店には初めて行きます。

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立派な外観。中も黒の木製基調で落ち着いたいい感じ。写真撮らなくて残念。

まぜそばは、一番下にたれ、その上に麺。その上にミンチが一面。そして、かいわれとねぎとみょうがと紫蘇と生姜と言う、私の好きな物ばかりが大量にトッピングされています。

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これをよく混ぜていただきます。ちょっとトッピングをめくって見るとこんな感じ。

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もう、それは美味で、一気に頂きました。半ば強引に誘った、ラーメンには独特の思いのある姉も、とても気に入りました。28日までにもう一回行きたいけれど、さて、行けるかなあ。ごちそう様でした。さあ、いまから講演に行きます。

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二分の一成人式③

クラスのみんなに養子であることを知られてしまい、いじめられたこともあり、両親に対してすっきりしない思いを抱いていた時、ボクサーの坂○さんに会ったと。坂○さんも養子だったそうです。自分の思いを話した時、彼は「産んでくれた人には産んでくれたという感謝、それしかない。でも、育ててくれた人には、育ててくれてありがとう、それが大事なんだ」という話をされたそうです。それで、彼は吹っ切れたと。吹っ切れた彼。今、産んでくれた人にどんな思いを持っていますか?と尋ねられて

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 中学3年の時に産みの親に会ったと言う別の男性の言葉もインタビューされました。実母は「育ててあげることが出来なくてごめんなさい」と謝ったと。そして、15歳で妊娠して、育てることができなかったと。あるスポーツをしていて、その背番号は、彼が生まれた日にちなのだと。それを聞いて、彼は育てられなかったのは、仕方がない、よく、そんな状況でおろさないで自分を産んでくれてありがとうという思いになったと。

番組の最後には、高3の彼へ、育ての親からの手紙が読まれました。それはそれは。インタビューアー(姿は見せません)のYOUさんも号泣。私も涙しました。

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こんないろいろな思いを抱きながら生きているそれぞれの子どもたちが、そんな事情や思いをみんなに話さなければならないということは絶対にないし。

たとえば、アメリカのように、実子を育てながら養子も一緒にふつうに育てるような環境にあれば、自分の生い立ちをみんなに話すことが出来るかもしれません。私が以前ハワイに行って養子として育てられている子が「私はね、広島で生まれたの。でも、お母さんが若くて育てられなかったから、ハワイに来たの」とふつうに言ってくれました。そんなことがふつうに話せられる環境にあれば、二分の一成人式で自分のことをみんなにしゃべってもよくなるかもしれません。

でも、今のような日本では、とても危ないと思います。

今日は診療後東京に移動です。


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二分の一成人式②

もう30年近く前になります。私がかってに性教育の恩師と思っている村瀬幸浩先生の講演を聞いていました。

 先生が多分高校の教師だった時、母子手帳を持って来るようにと生徒たちに指示をしたと。そしたら、保護者から電話があって「母子手帳がないんです」と言われたと。もちろん、「強制ではありませんから」と答えたけれど、その電話の後、先生は背筋がぞーっとしたのだそうです。そして、すぐに連絡網を使って、「母子手帳は持ってこなくていい」と伝達したのだと。

さまざまな生い立ちの生徒がいるということを、その時に痛切に実感されたのでしょう。

それから何年か経って、花田千恵先生のお話を聞いていました。花田先生は、いまは高校の養護教諭ですが、かつて小学校の養護の先生をしていました。


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そして、こんな本も出しています。子どもたちの心をしっかりつかみ、様々な工夫をこらして実践をする優れた養護教諭です。

話を聞いていた時、性教育をする基本で「一人でも傷つく子がいたら、そんな授業はしてはいけないんです」と言われました。本当に具体的に人権を見据えた教育者なのだという思いを強くしました。

二分の一成人式は、それぞれの生まれた時のことを親に聞き、写真やその当時来ていた服などの証拠品を持って行って生まれた時のことに思いを馳せ、育ててくれた保護者に感謝するというものらしいです。

保護者の参観日にされることが多く、保護者から子に、子どもから保護者へ手紙を書いたりするそうです。

その場の保護者はとても感激するらしい。でも、それらを尋ねることが出来ない子どもたちはどうなるのでしょう。

今回のテレビ「ねほりんぱほりん」を見て、これら村瀬先生と花田先生のお話を思い出しました。「一人でも傷つく子がいたら」そんな教育はしてはいけない。でも、それを知らなかったら、自分でも知らないままに子どもたちを傷つけてしまうかもしれない。そんな可能性のあることなのですから、いっそ、こんな授業しなければいいのです。ましてや、子どもが自分のつらい思いを告白してくれたのに、その意味を深くとらえることもなく、他の子たちに話してしまうなんて、教師として失格、もっての他ですよね。

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二分の一成人式①

昨夜、Eテレの「ねほりんぱほりん」を見ました。新聞の予告で「特別養子縁組」と出ていたからです。

ここの所、厚労省の調査や新聞社からのアンケートや、そして3月の終わりに東京で産婦人科医の性教育の仲間に「特別養子縁組」についての講演をすることになっていて、その準備など、ずっとこの問題にかかわっているからでもあります。私の頭の中は養子縁組について一杯なのです。私は、特別養子縁組のあっせん事業者です。

また、特別養子縁組についての法律が変わって、届出制から許可制に代わるということも聞いています。

番組では、二歳半の時から養親に養子として育てられた高校3年生の男性がいろいろと話してくれました。その他の子にもインタビューがされたりして、丁寧に作られた番組でした。

聞いていて、アアッと思いました。6歳の時、親から告知を受けたこと、小学生の時、「二分の一成人式」があってその時に赤ちゃんの時や小さい時の写真を持って来るようにと言われたと。ところが、赤ちゃんの時の写真がありません。それは困って。そして、ネットから他の赤ちゃんの写真を少しぼかしてプリントして持って行ったと。

さらに教科書に「血のつながった者を家族という」という記述があって、両親と自分は血が繋がっていないから家族ではないんだと思った。耐えきれなくなって、担任に自分は養子だと話をしたのだと。そしたら、担任が何を間違ったのか、そのことを生徒みんなに話したのだそうです。以来、彼に対してのいじめが始まりました。

テレビの画面のいくつかを。

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いじめられているということを彼は両親には言えなかったと言います。
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私は、養子縁組に関わっていて、二分に一成人式という儀式が小学校、多くは四年生で行われていることに危惧を持っていました。今の社会、離婚家庭も多いし、単親家庭や祖父母に育てられている子どもも多いでしょう。また、親の虐待にあっていて、両親から愛されているという実感を持てない子もいるでしょう。

その子たちへの配慮がどのようなされているのでしょうか。こうして、当事者からの話を聞くと、本当に胸が痛いと思いました。

この項続きます。

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フェリーに乗る、高速バスに乗る。

江田島からの帰り、4時50分のフェリーに乗りました。変わらず海は穏やかです。段々と暗くなって、夕陽が見えるかな?と期待して西側に座りました。

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夕陽までもう少し、というところで、広島港に着いてしまいました。

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船内ではテーブル席を囲み、もう少し、名残りを惜しんでお酒を飲みました。他の人たちは日本酒。私は缶のチューハイです。宇品からは電車に乗って、またお話。のんびり話をしながら、ああ、こういう時間がこれまであんまりなかったなあと。いつもいつも走っていて急いでいて。ギリギリの時間で車を運転するか、タクシーに飛び乗るか。こんな時間を持つことが出来て、皆さんに感謝しました。


まあ、でも、電車でクリニックに戻ってから、翌日締切の書類を書くのに、夜遅くまでかかりましたが。

  この前の安来行きも、これまでは島根には自分で運転して行っていましたが、今回は雪の心配もあって、高速バスにしました。

 尾道松江線の高速が開通してから、とても楽に行けますが。自分で運転する時には、途中道の駅高野に寄ります。今回のバスでは、往復とも夜で真っ暗で、景色を楽しむことはできないのが残念。トイレ休憩は高野ではなく、江の川です。バスからは高野の道の駅を気を付けて見ていました。その前の雪で、高野は積雪120センチと言っていたので。そしたら、やっぱり道の駅の周辺は雪に埋まっていて、駐車場は電気でキラキラ光っていました。

帰りの江の川での休憩の時、お店は閉まっていて、自販機しかありません。中に入ると、テーブルが二つ。そして、壁に「道の駅ゆめランド布野」のポスターが貼ってありました。ああ、松江線ができて、それまで好きだった布野に行かなくなったなあと。以前は島根に行く度にゆめランド布野に寄ってそこのアイスクリームやバイキングを食べたりしました。大丈夫かなあ、ちゃんと人が入っているかなあと。そして、ふと見ると、アイスクリームの自動販売機がありました。そして、なんとその中に布野のアイスが入っているのです。

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これは買わなくっては。何を買うか迷った末に「ゆず茶」にしました。さっそくバスの中で食べました。それはおいしかったですよ。

私が行かなくなって申し訳ないのですが、ゆめランド布野も頑張って欲しいと思いました。

バスにしても、フェリーにしても、これからも自分が楽に楽しく過ごせるように、考えましょうね。

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江田島で飲んで食べて。

江田島の二つ目の流れ着いた被爆者の慰霊碑のすぐそばに、高齢者施設がありました。そこにその日、山下さんのパートナーが過ごしていらっしゃるということなので、ご挨拶と、施設の見学を兼ねて連れて行ってもらいました。

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そこでは、多くのお年寄りの方たちが思い思いにゆっくりと過ごしていらっしゃいました。山下さんは、ちょうどベットでお昼寝中。みんなでご挨拶をすると、笑顔でお返事をして下さいました。山下氏は「夕方迎えにくるからね」と優しく伝えて。

海沿いの、きれいでゆったりとした施設。こんな所で過ごすことが出来るのもいいなあと自らの将来を思った次第です。

そして、その後、食事です。江田島町、切串の「四季の味ひらの」。やはり海に面しています。

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中は満員の人。私たち七人は座敷のテーブルを囲みました。それぞれ、飲み食べながら、これまでの総括と今後について熱く話しあい、充実した時間を過ごしました。お料理が素晴らしくて。

突出しからして、牡蠣の南蛮漬けです。それから次々と。牡蠣フライ、殻つきの蒸し牡蠣、バター焼きなど。一人分ずつが多いのです。大きなトマトの中にはサラダが入っていました。ナマコも何もかも新鮮で美味です。

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そして、刺身定食。これだけ一杯のおかずで、刺身定食だなんて。もう、びっくりです。

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沢山飲んで食べて、なんと、一人あたり2700円だと。これが島の料金だと。本当にありがたいことでした。そして、お店の方が車で港まで連れて行って下さいました。山下氏の車もお店の人が代行運転して下さるのだと。広島や全国から沢山の人が来られた、色紙も一杯張ってありましたが、それもうなづける、いいお店でした。

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江田島の碑

昨日は、8.6平和の夕べのスタッフたちと江田島に行ってきました。久しぶりの海。ゆったりとしたフェリーに乗ると、心が弾みましたよ。空は青く、海も青く、波は穏やかで暖かです。

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江田島切串港には、在住の山下氏が出迎えて下さっていました。総計7人で、まず海上挺進戦隊戦没者慰霊碑へ。江田島というと、海上自衛隊術科学校とその資料館ですが。そうでない慰霊碑二か所に行きました。

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第二次世界大戦の戦局が危うくなった頃、ここ江田島に陸軍の秘密基地が作られました。船舶特別幹部候補生の少年たちを集め、ベニヤ板で作ったモーターボートに爆薬を載せ、一艇で一船に体当たりしするという任務の訓練をしたと。ここで訓練をしたのち、沖縄、フィリピン、台湾などに送り出されたと。計2288名がここから出陣し、1636名が命を落としたと。

この基地の存在は、長く秘密にされていましたが、この元教育隊長の斉藤義雄さんが尽力してこの慰霊碑を建てられたとの事。この文を読むと、あまりのむごさに、胸が痛くなります。
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慰霊碑のすぐそばに今も残る突堤。これが秘密基地を伝える唯一の証であるそうです。先端に立っているのは、私です。今も当時と変わらないであろう穏やかな海です。

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次に行った慰霊碑です。

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慰霊碑の裏の碑文に書かれているのは、次のような文章です。

「昭和20年8月6日、世界で初めて原爆が投下されて多数の犠牲者を出しました。その一部の遺体がその後間もなく来襲した枕崎台風により鷹の巣の砂浜に漂着し、その幾多の人々の現状は想像に絶する過酷な物であった・・・それらの無縁仏のご冥福をお祈りしたい・・・」

この碑の向こうに、広島市が見えます。まっすぐに遺体が流れ着いたのも納得できます。

穏やかな瀬戸内海の島々にも、こうして戦争や原爆の爪痕が残り続けています。
この項、続きます。

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スピーチは1番か4番にせよ。

昨日、土曜日のお昼には前夜一緒に食事をした福島からの親子さんと一緒に食事をしました。午前中診察を受け、再手術をしていただくことになったと。若い人の進行は思いの他早く、お父様も鎮痛なのですが、何より本人がしんどいことでしょう。

昨年12月の福島県の発表では、子どもの甲状腺がんは180人を超えました。それでもなお県は、子どもの甲状腺がんは、原発の事故による被曝とは関係ないと言い続けています。

食事をしたお父さんが言われました。東京オリンピックが終わるまで、とにかく福島をなき物にしたいのではないかと。我が子がこんな状況になっている今、それは正直な実感だと思います。

さて、昨夜は、広島車いすダンスくらぶの「広島市民賞」受賞の内祝いに行きました。私は診療があったので、遅れて駆け付けました。

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以下、受賞の理由の要約です。

『広島車いすダンスくらぶは、1997年設立。障がいのある人とない人が共にダンスをすることを通して、相互理解、障がい者の社会参加の促進や市民の福祉意識の高揚に寄与している。
2002年からは、市民向けの車いすダンスの無料講習会を開催、現在は県内3年での開催で活動の輪を広げようとしている。
2004年の米国ロスアンジェルス市をはじめ、中国、カナダなどの都市へ海外親善訪問し、国境を越えた障がい者への理解の促進に寄与している。・・・』

私は、一言話すように促されました。もう皆さんの祝辞は終わっていて、私だけだと。

即興でこのような話をしました。

『 私と広島車いすダンスのご縁ができて10年です。この間、釜山とソウルの講演にご一緒させていただきました。初めて釜山に行った時、その膨大な荷物をソレッと新幹線に積み込み、博多でソレッと荷物をおろし、今度は港へ。船にまた荷物を積むという、まあ、大変なことで。こんなのをこれまで続けてこられたのかと、感動しました。

講演を見て下さったソウルの方が言われました。「韓国人として恥ずかしい」と。まだまだ韓国では、車いすの人が町に出にくい、障がいのある人は、施設の中で一生暮らすという状況の中で、障がいのある人もこんなに生き生きと楽しくダンスをしているのを見て、感動したと。

それから、こんな活動を続けて来られたのは、やはり主催者である仲井さんのおかげだと思います。ずっと前へ前へと引っ張ってこられて、この賞の半分は、仲井さんに与えられたのだと思います。皆様、どうぞ、これからもこ素晴らしい活動を続けられますように。これからもできる限りお手伝いをさせて戴きます・・・』

 そして、その後も参加者の方たちと話をしていて、ある方が教えて下さいました。中国放送の元社長の安東さんが、初めて一緒に釜山に行った時、荷物が大変だったと、私が話したのと同じことを言われたのだと。私は、聞いていなかったものだから、知らなくって、同じ話をしたのですね。

安東さん、同じことをあいさつで話されてたのだそうですねと言うと、大笑いして言われました。スピーチは、1番にするか、4番にせよというんだと。1番だと、自分が話したいことを言えばいい。4番だと、誰も話さなかったことを言えばいいと。でも、私はその1番の話を聞いていなかったから、堂々と同じ話をしたのだと。やれやれでした。

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安来の講演など

パソコンのCが容量一杯になっていたこと、何とか応急手当てできました。が、あくまでも応急手当てなので、もう少し時間がある時にもっと何とかしようと思います。そろそろ買い替えの時期でもあると自覚しています。

昨夜は、福島からの親子さんと一緒の食事会でした。厳しい状況に置かれている方ですが、生き抜いて頂くために協力したいと思います。皆様にもご心配いただき、カンパをお寄せ頂きありがとうございました。でも、まだ闘いは続いています。また、ちゃんとご報告できる時が来たら、させて頂きますね。

 さて、安来です。山陰腺の各駅停車の列車で着いた安来駅。これまでも何回か来たことはありますが、列車では初めてです。

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木製のおしゃれな駅舎。中は、こんな人形が一杯。とても楽しいです。私は、ドジョウ掬いの耳かきやマグネットを買いました。

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駅を出た所には、足立美術館行きのシャトルバスが停まっています。展示品もお庭も最高の美術館。以前行ったことがありますが、今回は行く時間はありません。

駅前からタクシーで会場へ。なんと、タクシーで3500円もする距離で、びっくり。伯太という場所です。

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風車が建っていて、あれは何ですかとたずねたら、オランダの風車を作っているのだと。今、田んぼの多くががチューリップ畑になっているのだと、これは帰りのタクシーの運転手さんに伺いました。今は、田んぼは雪でしたが、これはネットの写真をお借りしました。春になったら、行ってみたいですね。

講演は、安来市役所健康福祉部子ども未来課主催。思春期保健に関係のある方たちが集まって下さいました。小・中の養護教諭の方、保健師さん、そして、地元の産婦人科の先生も来て下さいました。

始まる前の会場です。講演中の写真は自分では撮ることが出来ないので。

休みなしで、一気にお話しました。

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皆さまの今後のお役に立てたかどうか。関係者の皆さま、来て下さったた皆様、ありがとうございました。またいつかお会いできますことを。

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安来に行って来ました。

安来に行って来ました。

安来で思春期保健関係者研修会を無事終えて来ました。

会場に行く途中、タクシーの中から見えた大山です。富士山のようにどっしりと見えました。大山を見ただけで、力が湧いてきましたよ。

いろいろとお話したいのですが、パソコンが動かなくなってしまいました。焦っています。これはアイパッドでの投稿です。私のアイパッドでの投稿は、写真は一枚だけしか載せられません。

何とかしなければ。何とかしてまたブログを書きたいと思います。いつのことになるでしょうか・・・。

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中川智子市長の本

松江にいます。昨夜高速バスでやって来ました。今日は、安来で講演です。ここまで来ておけば、ほんの少しJRに乗るだけで安来まで行くことが出来ます。前回松江に来た来た時も、そして今回も、その直前にすごい雪でした。今日は、とてもいいお天気。いつも運がいいなあと思います。空は真っ青です。これなら、車できても大丈夫だったなと思いますが。

 ここの所、これからの大きな講演や書類作成のために少々過労、寝不足で、狭心症の発作に襲われたりしています。バスでのんびりというのも、悪くありません。

バスで読もうと二冊の本を持ってきました。一冊は「クローズアップ現代の国谷裕子さんの。そして、もう一冊は中川智子宝塚市長の本です。
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この、中川市長の本を読み終えました。彼女の初めての本「びっくり」、これはもうとっても面白くて楽しく読みました。その第二弾です。

宝塚市長になるいきさつ、なってからの奮闘ぶりが丁寧に書かれていて、感動しました。

そもそも、私は中川さんに言ったことがあります。その前の衆議院議員時代、さらにその前の主婦から子育て、様々なボランティア活動、お父様の生きざまにふれながら取り組んだインドネシア在住の元日本兵の人たちとの交流、それらのすべてが、今の市長に凝縮されている。今、現在のためにこれまでのすべてがあったのだと。

彼女の市長としての働きは、全く素晴らしい。子どもや主婦や、高齢者、障がいのある人たちも、みんなの命とくらしを守るため。自分の大好きな宝塚という市を、みんなが生き生きと生きていけるように。彼女には、愛情と情熱があります。その幅広い活動には、ほんとうに頭が下がります。

子どものための給食や図書館への取り組み。高齢者や子育てに苦労、孤立しがちな若い母親のためや、子どもたちのための居場所も。さらには、文化や芸術のための組織や施設づくり防災のための組織や施設づくり、そのための土地の購入など・・・。

原発反対と唱えるだけでなく、本当に「すみれ発電所」を作ったり(もちろん彼女一人でできることではなく、常に市民と共になのですが)、平和のための被爆アオギリを広めたり・・・。

宝塚に住む人たちがうらやましく思えてきます。すべての首長がこうであって欲しいと思います。中川智子さん、まだまだ頑張って!!

帰りには、国谷さんの本を読みます。

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ゆーぽっぼで大衆演劇を観る。

先日19日、雪で大分には帰らないと決めた日、何年振りかで、お昼にゆーぽっぼに行きました。姉と夫の三人。12時出発、ゆーぽっぼでお昼ご飯を食べて、大衆演劇を観て、そしてお風呂に入って帰る、ささやかなレクリエーションです。

まず食べたお昼。私はカキフライ定食と姉のサラダ巻。夫の海鮮丼は、食べ始めてから写真を撮ったので、美しくないため、アップしません。


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ここのレストランは、味もメニューの豊富さも、ボリュームもなかなかレベルが高いのです。

休日の昼だけあって、ゆーぽっぽ全体もレストランもすごく多くの人。この頃夜ばかり行っていて、昼のにぎわいを知らないので、びっくりしました。

それから私と姉はお芝居へ。夫はお風呂へ。

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お芝居が始まったら写真は撮れませんので、その前に。この後も続々と人が入って超満員です。私たちは指定席などは取れなくって、後ろの方です。後で知ったのですが、その日は「里見劇団進明座」。100年の伝統があり、とても人気の劇団だと。若い人から年配まで多くのファンがいて、この日も県外から来た人、毎日通い詰めている人などもいると。一万円札を何枚も何人にもプレゼントする人もいましたよ。

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演技もしっかりしているし、若い男性も多く、元気でとてもかっこいいし。私、大衆演劇につい引き込まれて、お芝居の最後には、涙しましたよ。芝居の後の舞踊ショーも、女型は見とれるほど美しいし、色っぽいし、歌も素晴らしく上手だし。

最後のあいさつには、小さな男の子で出てきて正座しました。ご挨拶しなさいと言われて、「里見○○です。4歳。まだ小さい」と言ったのが可愛いし、おかしいし。

まあ、それは十分楽しむことが出来ました。お昼の温泉も明るくって気持ち良く入れましたし、もっと、度々行きたいなあと言いながら帰りました。

今日は、診療後は松江に向かいます。

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同門会でのドジ話です。

先日の同門会での情けないお話です。私は、お気に入りの洋服を着て行きました。今日は舞台に上がって表彰もされるのだしと、張り切って。黒にいろいろな色の刺繍がしてある、とてもきれいな上着に、下にフリルがついた黒の長目のスカート。黒のストッキングにハイヒール。

そして、会場に入って、頂いた出来たての同門会誌を開いて見ていたら、昨年の同門会の集合写真や、スナップ写真などが沢山掲載されていました。それを見ていて、ハッでした。私が着て行った服を昨年も着ているのです。カラー写真なので、今年の姿そのままです。もう、びっくり。私の衣装など誰も覚えて等いないでしょうが、でも、写真が。昨年も今年も、同じ服で写るわけにはいきません・・。

私は、ハンドバッグを持って、会場を飛び出しました。そして、会場のホテルの下に行きました。どこか、ブティックがないかと。でも、そこにはありませんでした。アクセサリー、帽子、バッグなどを売っているお店だけです。無駄とは思いましたが、そこに入って、あの、洋服はおいてありませんか?」と尋ねました。当然、ありませんでした。どうしよう、途方に暮れる思いで、一旦お店を出て、ハタと気付きました。そこには、色とりどりのショールがあったのです。

で、まわれ右をして、またそのお店に入って行き、あの、ご相談がありますと年配の女性に言いました。この上着は着れないのです。これを脱いで、この黒いシャツの上に、ショールはどうでしょうか。おかしいですか?と。

お店の方は、いえ、どうされましたか?とても素敵なお洋服で、とくこさんかとお見受けしましたが、と言われます。そうです。とくこさんです。でも、着れないのです。怪訝なお顔です。何とか助けて、という気持ちで、訴えました。

そして、私は数ある中から、ベージュのショールを選びました。レースがついて、とてもおしゃれなの。これ、どうでしょうか?ええ、素敵ですよ。これは、こうして広がります。このようにして前を結ばれると、と着せかけて下さいました。

それはとても高価でした。でも、値段を言ってはおれません。それを購入し、肩にかけて何食わぬ顔で、会場に戻りました。変よね、こんな時には、もっとちゃんとしたスーツでないとと思ったし、男性はいいなあ、背広一枚で、何年でも出席してもいいものねえとか思ったし・・・。

この写真の姿です。同級の久松先生と砂堀先生と一緒に。
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姉に姪のラインを使って報告すると「またやった」と大笑いしたと。以前、佐賀に講演に行った時、その前年に行った時の新聞の記事を見せて頂きました。それに写っている写真、同じ服を着ていたのです。もう、どうにもならなくって、本当に冷や汗でした。どれだけの人に気付かれたかはわかりませんが。

もう、何を着てどこに行ったかなんて、さっぱり覚えていません。自分で自分の写真を撮っておかなくっては、と思った次第です。

情けない、ドジな話でした。

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喜寿、おめでとうございます。ええっ?

昨日は、広島大学産科婦人科学教室の同門会に行きました。

行った時には、若い先生方、大学や大きな病院に勤務する人たちの発表が行われていました。その時はちょうど座長も発表も女性でした。

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この後の総会での教授の報告によると、これまで入局した人全体は93人中42人(45.2%)が女性。平成10年以降に限ると、入局した医師は60人、内、女性が36人、60.0%。この多くの医師が結婚し、出産しています。それぞれに産休、育休をちゃんと取りながら職場に復帰しており、本人はもちろん、その配置の配慮もなかなか大変でしょう。

私としては、こうして後輩たちがどんどん育っているのがとてもうれしいことです。

ところで、それらの後、昨日も言ったように、古希と還暦の人の表彰がありました。私は、古希の一番に呼ばれました。多分、生年月日順なのでしょう。ぞろぞろと舞台に上がり、まず私から。同門会長から表彰の品が渡されました。なんと、渡す時に会長が

「喜寿、おめでとうございます」

 と言ったのですね。私、ええっ?喜寿?私、古希です。あ、すみません。失礼しました。のやり取りで会場、爆笑になりました。この後、私が代表でご挨拶。

「ありがとうございました。おそらく、ここにいらっしゃる教室などのお若い先生方、大年寄りが並んでいると思っていらっしゃるでしょうが。すぐですよ。すぐすぐに、あっと言う間にこの年になりますからね。だから、今、どうぞしたいことをしっかりして下さいね。私、後悔することもいろいろとあります。

でも、この年になっても仕事を続けて行かれるのは、皆様のおかげでもあります。また、個人的にいうと、大学や大きな病院ではなかなかやりづらい事、たとえば、性同一性障害の治療は、今60人しています。それから、私は中絶が間に合わなくってやむを得ず出産、でも育てられないと言う人たちの特別養子縁組のあっせん事業者です。続けられるのも、このようなことをいろいろと拾うようにして、コツコツとしているからということもあります。本日は、本当にありがとうございました。」

というようなことを話しました。その後の懇親会。久しぶりに会う人たちと、和やかに話をし、食べ、楽しく過ごすことが出来ました。

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今年、日本産科婦人科学会は広島大学主催で開催されます。準備も着々と進んでいるようですが、なかなか大変でしょう。「平和と歩む~産婦人科医学・医療~」です。ポスターもなかなか素敵です。頑張って!!エールを送ります。

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古希の表彰ですって。

 今日は、午後広島大学の産科婦人科学教室の同門会です。そこで、私は表彰されるのですよ。ふっふ、何の表彰でしょう?言いたくは無いけど、「古希」。「還暦」の時にお祝いをしてもらって、その時頂いた商品券で私は編み物のかぎ針セットを買いました。それで沢山の編み物をしました。それからもう10年。本当にアッと言う間の10年でした。

変わらず元気にしていることをありがたく思います。何を記念に買いましょうか、楽しみに考えます。

 昨夜は遅くまでスライド作りをしていました。

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このタイトルでの講演も三年目です。が、世の中ちっとも進歩しないままです。特に、「子宮頸がん予防ワクチン」を巡る動き、スライドを作りながら、情けない思いで一杯になりました。

この頃、高校生のお母様からの問い合わせが相次いでいます。

「今21歳の長女はワクチンをうったけど、高2の二女にうっていません。夫が、あの副作用騒ぎは違うらしい。思春期にありがちなことを副作用だと言っている人たちがいるらしいと聞いてきました。今からでもうてますでしょうか」もちろんうてますし、うった方がいいのですが、高2だから、有料になりますね。

「今、高校1年生の娘がいます。ワクチンを打たないでいましたが、いまからでも打てますでしょうか。三回うつようですが、高校1年生の期間だけ助成が受けられるのですね。では、二回だけでも無料でうてるのですね」これは、期せずして同じ内容の質問がお二人から来ています。

厚生労働省のホームページではこのように書かれています。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/qa_hpv.html

「子宮頸がん予防ワクチンの副反応については、6月14日に開催された専門家の会議において、これまでに収集された医学的情報をもとに分析・評価され、ワクチン接種の有効性と比較した上で、定期接種を中止するほどリスクが高いとは評価されませんでした。」

「接種間隔については平成26年4月1日に他のワクチンも含めて上限がなくなっており、定期接種の対象年齢(小学校6年~高校1年に相当する年齢)であれば、接種間隔が長くなってしまったとしても、定期接種として接種することができます。
対象年齢についてもできるだけ不利益がないように、今後、専門家の会議で対応を検討したいと考えています。 」


しかし、、副作用については、本当にそれがワクチンのせいであるか検証もなく、あれだけセンセーショナルに報道しながら、こんなことは、本当にマスコミに載りません。

私の所にも、「思春期のダイエットで無月経になったのは、ワクチンのせいではありませんか」とか、「生理痛がひどいのは、子宮頸がんのワクチンを以前にうったからでは?」などという問いがあったりしています。

私たちは、子宮頸がんで若くして子宮を取らなければならなくなった人や亡くなった人を診て来ています。今や、世界中でこのワクチンが接種されており、WHOや世界産科婦人科学会などから、日本に対して早く勧奨を再開せよとの勧告が何度も出されています。

昨夜はスライドの準備をしながら、どんな勢力の方たちにどんな風にして作り上げられてきたか、それを再認識しました。

まだまだ今の政権の元では、厳しい状況が続くでしょう。長い間やり続けてきたことです。頑張ってコツコツ続けるしかありませんね。

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三越で紺屋さんのラーメン

昨夜は、結局大分には帰りませんでした。大分の実家のあたりも雪がひどくて、母が私たちが無事帰るか却って心配だと夫に言われたそうです。夫だけ列車で帰って来いと言われたようですが、夫も帰りませんでした。冬タイヤに換えたのは、これからまだ役に立つことがことがあるでしょう。

 県北や島根、鳥取、雪が大変な様子。どうぞ大事になりませんように。私は、今度の木曜日に安来で講演なのですが、それまでには落ち着いているでしょうね。

この二日間、少しゆっくりしながらぼつぼつすべきことを片づけようと思います。これから大きな講演が続きますのでその準備、特別養子縁組の厚労省への報告などなどです。

それから、いつも夜遅くに行っているお風呂には、今日はお昼に行ってゆっくり入るつもりです。もしかすると、お昼のお芝居も見られるかも、です。母には申し訳ないことですが、ホッとしています。

先ほどから、日米首脳会談の記者会見などが行われていて、気分が悪いです。ゴルフ、ゴルフと、はしゃいでいるのも、さらに気分が悪くなります。やはり予想できていたのですが、世界中が批判的な目を向けているとトランプさんに日本の首相がしっぽを振りに行っているのが、世界に対して恥ずかしいですねえ。

さて、昨日、お昼に三越の地下に出店なさっている紺屋さんの紺ちゃんラーメンをたべに行ってきました。お店は中広なので、いつか行きたい行きたいと思いながら、なかなか果たせないでいました。紺田さんのフェイスブックで三越に出店されているのを知ってこれはチャンスと。電車に乗って行ってきました。帰りは歩きです。

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私は、迷った挙句、しょうゆラーメンを注文しました。

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食材はすべて無農薬、無添加の紺田さんのこだわりが素晴らしいです。大きなチャーシュー二枚。それにびっくり。大根です。その大根の煮たののおいしい事。細めの麺もおつゆもとてもまろやかでおいしくて、全部飲み干したいほどでした。今度、汁なしの混ぜそばを食べたいのですが。はて、13日の月曜日までなので行けるかどうかですね。

 本当にごちそう様でした。紺田さんはずっと立ちっぱなしでつらいと言われていましたが、確かに。カウンターの中に椅子を置いて時々は休んで下さいませ。

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男が逃げた場合。

お天気、大変な寒気だそうです。まだ広島ではまったく雪は降っていないのですが、夜にむけて降り出すのでしょうか。

昨日夜、冬用タイヤに換えてもらいました。道路が凍結していたら意味ないけれど、一安心です。でも、もし、あまりに雪がひどい様なら、大分に帰るのはやめようかなあ、また、できるだけ早くに帰るからと母に言おうかなあとも思っています。夕方まで待ってみてから決めます。

話は異なりますが。クリニックでは、いろいろな患者さんが、いろいろと話をして帰って行きます。この頃、お一人で赤ちゃんを産む人も増えてきました。男が逃げてしまった場合です。今、同時進行で何人もいらっしゃいます。

その中のお一人。まだ若い人ですが、産む決心で健診に来ています。彼は逃げてしまって、連絡もつきません。職場には、東京の消印で退職届を送ってきたと上司が言ったと。彼の実家で父親と話をしたと。これがひどいのです。

「彼はもう逃げてしまって、帰って来ないでしょう。息子のことは忘れて下さい」と言われたと。

忘れろと言ったって、その彼との赤ちゃんを産むのですから、忘れられるわけがありません。親までそんなことを言うのですから。

今、NHKの朝のドラマでもしていますが。

私は、彼女に言いました。逃げた彼を頼ることはできないね。ここまで逃げた男は追いかけても力にはならないからね。彼を頼らないで生きて行かないとね。今の内に少しでも、お金を貯めてね。彼女は頑張って仕事をしています。

もう少したったら、弁護士さんを紹介するつもりです。彼は、養育費を払うことが出来る状況にはないかもしれない、でも、その義務は生じるのですから。それと、認知については、これは強制です。それらの手続きをしてもらうつもりでいます。彼の実家が分かっているのですから、弁護士の立場で彼を追跡することはできるそうです。逃げたら、それですべて終わりというわけにはいきません。それを男には知ってもらいたいと思います。

それにしても、本当に逃げちゃうのですねえ。これも、ちゃんと教育ができていないため、私はそう思っています。それらをちゃんと中学生の内に話をしておきたいと考えています。

昨日は、とても久しぶりに会いに来て下さった人と一緒にお昼ご飯を食べました。そこで、彼女の結婚の報告を聞きました。うれしくて。突然で何にも用意ができていないので。食事の後、そごうの9階に行きました。

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ものすごいチョコレート。初めて行って、本当にびっくりしました。これはもう、異常と言うくらいだと思いました。あまりに沢山で、どうしたらいいのか分からなかったのですが、ベルギーのチョコを買ってとりあえずのお祝いにと彼女に渡しました。それにしても。先日の恵方巻きといい、今のバレンタインと言い、完全に商業ベースに乗っているのですねえ。

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母の事。振り出しに戻りました。

今日は、朝九時過ぎから大切な会議。平日のこんな時間からの会議なんて、でもみんな忙しい出席者の都合を擦り合わせるとそうでしかできなくって。仕方ないねと自転車で行っていたら、なんと、アシストのバッテリーが充電切れしてしまいました。ここのところ、充電の調子がとても悪くて。もうバッテリーが劣化してしまっているのかもしれません。だから、充電器を持って移動します。でも途中では充電するわけにもいかず、これも運動だと重い自転車をよっこらせ、よたよたと漕いでたどり着きましたよ。で、遅刻でした。

会議場で充電して、会議も終えて、クリニックに戻ってきました。

明日は診療を終えると、大分に向かって走らなければなりません。天気予報は、大雪だと言っています。もし雪で高速が無理なら、下道を走ります。途中くたびれたら、どこかで泊まって朝走りましょう。そう決めました。午前中にたどり着きたいのです。

  母の事。妹夫妻のおかげで決着したと思っていたのが、また振り出しに戻ってしまいました。妹夫妻も母も喜んでいるのだから、それでいいのではと思うのですが、それではいけなかったようです。

私たちはこれからできる限り、時間がある限り大分に帰ることになりそうです。それもこれも成り行きですね。仕方がありません。

これからを考えて、少々落ち込んでいます。

今日は、これから次々と予定している講演の準備です。遠方が多いのですが、広島での講演をお知らせしますね。(チラシはクリックすると大きくなります)

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更年期や熟年の方対象です。3月5日は、いろいろな講演や講習がありますね。私も、この日は午前中は他の講演を聞きに行きます。午後は自分の講演です。絶対に、面白くて、これからの人生の役に立つお話をする予定でいます。多くの皆さまにお会いできますように。

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「ババ、長生きせいよ」

昨日期せずして、同じような境遇のお二人から似たようなことを言われました。ありがたくて。

まず一人目。彼は、性同一性障害で長年当方で治療してきました。今やすっかり男性です。でも、まだ未成年の子がいるため、正式に男性にはなれません。彼が本当に苦労して子育てをしている様子をこれまでみてきました。もう一息だね、そんな話をしていると、

「ババ、長生きせいよ。ババがおらんようになったら、わしの行き場がなくなるけんの」

と言いました。彼は、私のことをババと呼びます。

「でも、診療をいつまで続けるかよね。ヨレヨレになるまで?」

「よれよれになったら、わしがめんどうみてやるけんの」

「本当?あなたが勤める施設に入れてくれる?」

私は一安心です。自分自身の老後をどうするか、それも私の重い課題になっています。

「口は悪くても、彼は優しいから。一生懸命看てくれるよね」というのが内のスタッフの彼への評価です。

もう一人。逆に性同一性障害で女性になった人です。せっかく手術も受けて女性になったのに、事情があってその後放置したため、すっかり塞がってしまったのです。直径2ミリの細いゾンデも入らないほどでした。

当方で治療。三度の小手術も含めて、今、大分広がって来ました。その彼女が

「先生、私の事、書いて」と言います。うん?はじめは何のことか分かりませんでした。

「何に書いてもいいから。私ね、こうなっていろいろ調べたんよ。手術をしても、その後、塞がってしまった人が沢山いるのよね。でも、どうしようもなくって、みんなそのままで諦めているんよね。私、おかげでここまで回復して、先生への恩返しよ。何を書いてもいいから」

 だそうです。もちろん、彼女が諦めないで、根気強く通ってきたのが一番なのですが。

性同一性障害の方は、無事性が変わっても、その後の生活がいろいろと大変です。お一人ずつのニーズに応じて、できる限りのサポートをして行こうと思います。

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私のクリニックの男性の患者さん作の創作折り紙、今年の干支です。毎年、作って持ってきて下さいます。今年の干支も届きました。

ピンと尖ったとさかが特徴です。

よく作るねえ、スゴいねえ、みんな絶賛です。クリニックに飾りました。ありがとうございます。

こんな患者さんたちとのやり取りに支えられて、何とかここまでやって来ました。さて、今後はどこまでやれるのか、ですねえ。

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冷たいお水でお尻を洗え?

先日の、兵庫のお寺に日帰りで行った時のこと。バス一台、40人で行きました。広島駅新幹線口から出発して、はじめのトイレ休憩は福山サービスエリアで。次は龍野西サービスエリアでした。

ああ、きれいなトイレと思いながら個室に入って、びっくり。便器に「ご注意!」と書いたものが貼ってあります。便器の絵もあって、お尻などの洗浄のボタンに矢印がしてあります。「洗浄機能はありますが、温水は出ません」と。いえ、決して故障ではなく、「節電のため」だと。「冬の節電のために」温水が出ないのだと。ひゃー、この寒い時、雨の中を「さむ、さむ」と走ってトイレに入って、なんと冷たいお水でお尻を洗えと?かんべんよ。それなら洗わない方がいいわと、使いませんでした。

冬の節電。以前は結構そんなことを言っていたけれど、今、ネットを見ても、節電とは全然出てこないのですが。検索には以前の年のが出てくるだけなのですが。

手を洗うのも、凍りそうなほど冷たいお水でした。SAやPAで手を洗う時に温かいお水が出るとホッとします。でも、ここは冷たいのだけ。

いろいろと調べて見ると、龍野西SAでは、エコトイレを作ったと。電気は太陽光発電で賄うと。それはそれで意味のあることかもしれませんが。純粋に節電のためであるのなら、お店にずらりと並んだ自動販売機を減らせばいいのに。その方がうんと節電になるでしょうに。それは、収入に繋がる物、温かいお水が出ても、一銭の徳にもなりませんものねえ。高い高速道路代を払っているのに、トイレに入って、冷たいお水で・・なんて。

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エコの対象を、主に女性のトイレにターゲットを絞っているのが、何とも腹立たしいことでした。節電という(誰のための?)大義名分のためには、一人ひとりが我慢せよと言われているようで、不快でした。

本気で節電なら、もっと他にすることがあるでしょうにと。暗くなってからの帰りに寄った吉備SAに貼ってあった物です。確かに、トイレは薄暗く、駐車場はほとんど真っ暗でした。でも、温水は出ましたよ。

以下、NEXCOのホームページからです。立派ですけど・・。

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プリンスホテルで無料のディナー!!

 昨日は、兵庫県の北にある念仏宗無量壽寺に行ってきました。ものすごい広大な敷地と沢山の建物、その迫力に圧倒されましたが、まだ写真も私の心の中も整理しきれていませんので、また改めてご報告しますね。

その前、2月4日の夜、プリンスホテルに行ったご報告を。

昨年のクリスマスイブ、谷龍介さんのクリスマスコンサートに行きました。その時の大抽選会。私は敷毛布が当たりました。ところが、同じテーブルの県外から来られた方に「プリンスホテルディナー二人分の招待」が当たったのですね。有効期限が今年になってから、3月31日まで。その方は、このディナーを戴くためだけに遠方から来ることはできないと困っていらっしゃいました。そして、私が座っていたテーブルは、私以外すべて県外の方だったのです。中のお一人が、私に代わりに行ってあげたらと言われ、ご本人も私が当たった敷毛布と交換してと言われたのですね。双方、大喜びでした。その招待券を使って、姉と二人、食事に行ったのです。

ステーキか中華のお店を選ぶようになっていて私たちは中華にしました。

相変わらず、美しいホテル。待合室から見る夜景も素晴らしくて。でも、お昼だったら、海がもっと美しいでしょうね。

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招待のディナーは、こんなコースでした。

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スープとチャーハンの写真は端折りました。大変おいしく戴きました。無料だなんて、ありがたいことです。

ただ・・・。今、ここでは北京ダック食べ放題をやっていて、沢山のお客さんたちは、それを戴いていました。それが気になって。

今、プリンスホテルでは、イチゴフェアもしているのですね。で、姉と話しました。私の夢。ここで北京ダック食べ放題を食べて一泊する。翌朝、海を見ながら温泉にゆっくり入って、イチゴのバイキングを食べて帰る・・・。いつか、そうしようよ、と。かなわない夢ですが・・・。

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昨日の続きです。医局でのこと。

ちょっと外れるかもしれないけれど、昨日の続きです。

スポーツ界ではなく、私の若い頃の思い出です。

大学の産科婦人科学教室に入局して。医局では、週一回の医局会議の後、時々食事会(飲み会?)が催されていました。医局員の送別会だとか、お祝いだとか。外の料理屋さんに出かけるのは、忘年会などの特別な時です。ほとんどが医局の中でありました。鍋のこともありましたが、多くはすき焼きでした。

準備は、医局の事務のために雇用している女性がして下さっていました。問題は、終わった後の片づけでした。多くのお茶碗、お皿、鍋などの洗い物。医局会議の後からの食事ですから、終わるのは遅くなります。それからの片づけです。

入局してすぐ、初めての時、まだよく事態が分からない頃。そのままで帰りました。そしたら、雇用している女性に怒られました。「医局には、女はいないんか」と。以来、私は、必ず洗い物、片づけをして帰るようになりました。何十人分という大量です。当時は使い捨ての紙皿やコップなどありませんでした。遅くまでかかって、すべて片づけて帰ります。時には、食事会が憂鬱になることもありました。

そうして何年も経って。あるとき、当直の泊まりの時、後輩の新人のドクターも一緒に泊まります。その後輩には、先輩が食事をおごるのが慣例となっていました。で、後輩の男性のドクターと一緒にごはんを食べました。そしたら、彼は、食べた後をそのままにして部屋を出て行きました。私が後輩の跡も片づけです。

その時、やっぱりこれではいけないと思いました。

その後の医局の食事会の後、私は、「一年生、集まれ~」と言いました。そして「はい、みんなで片づけです。洗い物をします」と。一年生の男性が言いました。「どうして一年生なんですか。差別じゃないですか」と。

「じゃ、誰がすればいいの?女の医者に片づけろと?それは、女性の差別でしょうよ」と。

本来なら、それらをシステムとして医局長が指示すべきことなのでしょうが。当時は、そんなこと、考えられもしないことだったのでしょう。

もう、ずっと前の話です。今の医局ではどうなっているのか知りません。でも、男女の平等の意識は、スポーツ界に次いで分かっていないのが医者の世界だと私は思います。

千葉大学の医学部の学生たちによる集団レイプ事件、これは学生ですけれども、その場に彼らの指導役のドクターがいたと。集団のレイプは犯罪であると、こんなことも分からない医師や医学生がいるということが、本当に情けないことです。

男女が共に生きることの基本、これを学ぶのも大切な性教育なのです。

今、多くの進学校で全く性教育がなされないような状況で、千葉大医学部だけでなく、東大や慶応などのエリート校でも集団レイプの事件が起こっていることと、医者が平気で同僚の女性に跡片付をさせて来たこと、それらがすべて繋がっていると思えるのです。


00 私は、今日、これに行きます。患者さんからのお誘いです。

以前は熱心にお寺に行っていたのですが、もう長い間行っていません。いろいろと思うこともあって、久しぶりのお寺です。宗派は異なりますし、この宗派のことは全然知らないのですが。

朝早く駅に集合して、バスで行きます。ちゃんと起きられるか緊張していたら、なんと三時半に目覚めてしまいました。それっきり寝られません。バスの中で寝られたらいいのですが。

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高校野球女子マネージャーについての続きです。

 昨日のブログの続きです。もちろん、女子生徒がしていることは男子生徒の「パンツ」の洗濯の問題だけではありません。何十キロもの沢山のお米をといでいる女性に「冷たくないですか?」とアナウンサーが尋ね、「男子がグラウンドで頑張っているから、私たちも頑張らなければ」と答えました。

私は、ある光景を思い出しました。ある夜、夫の実家に向かっている時、美東SAてごはんを食べようとしている時。ユニホーム姿の一団が入って来ました。まだ幼い顔で、たぶん小学生か中学生か、混ざっていたのかも。子どもたちはみんなで食券を買って、食事を受け取るために固まっていました。

そんな中、一人の大人の男性が、どっかりと腕を組んで難しい顔をして座っていたのです。そこに、一人の女性が食事を持ってきました。男性は、腕を組んだまま、黙って首を縦に振りました。今度は別の女性が、お茶を持ってきました。また男性は、顎をしゃくりました。相変わらず無言です。

見ているとその女性たちは、子どもたちのお母さんたちでした。お母さんたちが、監督?指導者の食事を運んでいるのですね。

何気ない光景ではありましたが、私はいやあな気持ちになりました。その人は、自分の飯は自分では持ってこない。誰かが持って来るもの。それが当然で、だから、ありがとうも言わない。子どもたちだけではなく、そのお母さんたちまで自分の指導の下にあり、自分のこともその人たちにさせる、スポーツの指導者としてそれは当然のような振る舞い。

スポーツだけでなく、子どもたちの部活やクラブに親がどこまで出るのか、その姿にうんざりしていたこともあって、ことさら私の記憶に残ったことです。

そして、この「男は部活、女はそれを支える・洗濯、食事作り」という構図は、これまでもいろいろと論議されていることではあったようです。

女子マネージャーが自分の進路を「進学コース」をやめて、普通コースに変わり、男子生徒におにぎりを作り続け、合計二万個作って、その女子生徒も甲子園のベンチ入りを許されたという記事にいろいろと論議されたこともあったようです。彼女は「女神」だったと。

その記事は、自分の進路を犠牲にしてという美談調であり、それに対してそれでいいのかという論議だったのですが。でも、実は、決して犠牲ではなく、その彼女は大学のAO入試に圧倒的に有利になった、将来の就職活動でもこぞって彼女は採用されるであろう、すなわち、それは今の社会では、自分を犠牲にすることではなく、とても有利になることだったのだという、オチまでついていました。こんな本も出ていました。

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今の社会、男は仕事、女は家事という、まだまだ染みついていてなかなか変わらない社会でもありますから、会社の採用を決める人などには、やはり美談として受け止められることなのでした。その出来事から、こんな本も出ていました。

合宿では、洗濯やごはん作りは一年生の仕事としている所もあるようですが。交代ですればいい事。女子生徒にすべてをさせている指導者には、生きて行くのに欠かせないことは自分たちでもできるようにという教育的配慮はないようです。

こんな環境で野球だけをしている高校生たちが、将来、どんな家庭を築くのか、目に見えている様です。あの、腕組みをしてじっと座っている、運んでくれた人にも顎をしゃくるだけの男の姿がダブってしまいます。

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高校野球女子マネージャーはパンツも洗うの?

先日、初めて甲子園に行く高校野球部のルポをやっているのをテレビで見ました。初出場、おめでとう。私もうれしそうな選手の姿を見て、いいなあと思いながら見ていたのです。

しかし。ええっと目を疑ったのです。

選手たちは、廃業したビジネスホテルを合宿所にして、そこで生活していました。そこでの生活も楽しそうでした。

が、その合宿所に二人の女子生徒が学校を終えて自転車でやって来ました。女子マネージャーだとの事。そして、彼女たちは、まず大量の洗濯をしていました。何十キロだったか、記憶にありません。何台もの洗濯機を同時に使って。洗濯器に放り込むと、前にした洗濯ものを畳んでいます。それは、ユニホームやシャツやそして。下着のパンツも。これは、だれだれ君のと言いながら。一人ずつのを丁寧に畳んでいます。

アナウンサーが、「下着の洗濯に抵抗はありませんか?」と尋ね、「何週間かしたら、抵抗はなくなりました」と彼女たちは答えました。

 その後、今度は大量のお米を研いで、これも沢山並んでいる炊飯器にかけました。選手のごはんを炊いているのですね。

それがすんだらグランドに行き、選手の練習した後の道具を片付けています。

もう、本当にびっくり。マネージャーがすることってこんなことなの?と。逆に、男子高校生は、同級の女子生徒に下着のパンツまで洗ってもらって平気なのでしょうか。

私は、保護者の方たちに性教育のお話をする時に、「小学校の高学年にもなったら、お風呂に入った時に自分でパンツと靴下を洗わせて」と言っています。下着は、プライバシーです。家族にも見られたくないこともあるでしょう。人によっては、さっと自分で洗った後、洗濯機に入れておいてという風にしている方もあると聞きました。

高校と言う教育の場においての、部活のマネージャーをいろいろと調べてみました。マネージャーでなく、「女子マネージャー」となっているのはなぜ?岡山の高校の野球部では、男子のマネージャーがいて、スコアブックをつけたり、選手一人ずつの気付いたことを監督に伝えたり、やはりいわゆる「マネージメント」をしていました。

でも「女子マネージャー」は、洗濯をしたり、ごはんを作ったりすることなの?選手が合宿所で生活をするのであれば、みんなで生活に必要なことをするなり、その時間がないというのであれば、それらの仕事をする人をお金を出して雇うべきではありませんか?

テレビでそれらのの姿を見て以来、このザラザラした思いが消えません。「本人がしたいことなのだから、それでいいじゃないか」と言う人がいるかもしれません。それなら、「マネージャー」等と言わないで、「洗濯係り、ごはんを炊く係り」と名前を変えるべきだと、そう思います。


昨日もクリニックで大切な会議をしました。先日作っておいしかったので、お鍋一杯の豚汁を作りました。持ち寄りでみんなで食べながらの会議です。そこでも、この高校生の話をしました。皆さんびっくり。これはまさにDVだと言われました。

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この件、明日に続きます。

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カープグッズ狂騒曲

昨日、プロ野球のキャンプ入り。なんと、一番になるということはこういうことなのかと改めて感じ入りました。どこのテレビ局も、まずカープからキャンプの報道をしたのですねえ。おかげで、我らの新井さんが坂道を走る姿を何度も見ましたよ。しばらく冬眠していましたが、いよいよ楽しみな時がやって来ますねえ。

しかし、驚いたことが一つ。キャンプ入りに合わせて、昨日からカープグッズの売り出しでした。

ニュースで見てびっくり。球場のグッズ売り場はものすごい、何千人という長蛇の列。そして、何よりびっくりしたのは、グッズを買うために並んだ人、一番前の人は先週の金曜日、五日前から並んでいたと。この寒いのに、五日も野宿をするなんて。東京からわざわざ来たという人、仕事を休んで福山から来たと言う人も。この人は、ベルトが欲しかったのに、自分の番になったらもう売り切れていたと。すごく残念そうでした。

私は、カープから送って頂いたカタログで、さて、今年は何を買いたいかなあとなんてのんびりと見ていました。そしたら、とんでもない。夕方のニュースを見て、あわててサイトを見ると、欲しいかな?と思った物はすべて売り切れておりました。

カタログです。
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目次です。
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一番欲しかったのはこれ。この扇風機を診察室の机に置いて診療をしたかった!!もっと沢山作ってくれたらいいのに。

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それにしても、グッズの販売でこんなに大騒ぎになるなんて、これでは公式戦のチケットの販売なんて、一体どうなるのでしょう。昨年以上に、チケットチケット、買いたい、買えないの連続になるのでしょうか。でも、本当に球場に行きたい人が買えるように、大量に買って、オークションに出して儲けようという人を締め出す方法はないものでしょうか。

ファンはこうなのだから、選手のみなさん頑張ってねと言うまでもなく、みんな笑顔で明るく鍛えている姿を見て、わくわくしました。ああ、楽しみ!!

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中村周六さん・続

全身をがんに侵されながらも福島のフィールドワークに行った中村周六さんに「死ぬのは怖くないか」と尋ねたのは、宗教者の方々が、自らの死をどのように受け止めるのかを知りたかったからです。先日お伝えした中川健作さんは、末期の大腸がんと分かってから、キリスト教の洗礼を受けられました。仏教者の中村さんはどうなのでしょうか。中村さんは、

「まったく怖くない。もう、楽しみで楽しみで。あの仏に会うことが出来ると思うと、本当に楽しみなんよ」と言い切ったのです。

周六さんは、学生時代から、人を受け入れる方でした。どんな人の言うことでも「それはいいのう」と。まず受け入れて、話を聞く。その姿勢は大人になってからも、まったく変わらないままでした。そんな方ですから、お坊さんになられたことは必然だったのかもしれません。

広島大学に入学して寮に入って。そしたら、毎日毎日ラジオで「今日、被爆者の○○さんが亡くなりました」と放送するんよ。参ってのう。寮のすぐそばに原爆病院がありました。その頃は、被爆者がそこで亡くなる度に放送されていたのですね。そこに周六さんの原点があると言われていました。

私たち、8.6ヒロシマ平和の夕べの実行委員会では、周六さんは私たちの要でありました。

2013年には、沖縄から知花さんをお迎えしてお二人の対談を行いました。

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そのイベントの前後のブログはここにあります。

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2013/05/post-dc4c.html

http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2013/06/post-8469.html

おそらく死を覚悟して、福島にフィールドワークに行った時、案内をして下さった地元のお坊さまとの写真です。ひとしお穏やかなお顔です。

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周六さんを失っても、私たちはなお進まなければなりません。私たちの模索は続いています。

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