年を取るということ。
昨夜、広島に帰って来ました。今回は、夫と娘と三人で、特に娘とあれこれ話をしながらでしたので、ほとんど苦もなく眠くなることもなく運転できました。
帰る前、母の病院で主治医と会い、お話を伺うこともできました。
肺の水も大分引いてきて、改善しつつあると話して戴きました。病棟を変わって、担当のナースの方とも詳しく家庭の事情などを話すこともできました。母は、前回の入院後、介護認定で要支援1とされていたのですが、何にも使わないということで、それも取り消されています。とてもプライドが高い人で、福祉の世話になるのはいやだと言っていたのですが、もうそれではどうにもならないとさすがに分かりつつあります。買い物も不自由な所に住んでいるので、せめてそれだけでも手伝って戴けると、ありがたいし、週二回でも入浴ができるデイサービスにでも行けると安心なのですが。
全体が、とても優しい病院です。ありがたいことです。
母は、自分が心臓が悪くなるなんて、思いももしなかった、一体どうしてか、と尋ねます。「それが老化ですよ」なんて言えないし。
「お母さん、随分無理して頑張ってきたから、心臓もくたびれたのでしょうよ。」
というと、納得されていました。とても頑張りやさんで、90歳までお店をして来た人です。これからも頑張ろうとしているのですが・・・。少し人の手を借りることも受け入れて欲しいのです。
さて、帰りは福岡の兄の所によって、積る話をしました。陶芸やオカリナの演奏などをしている兄です。もう少し年を取ったら、陶芸の工房も全部閉めて、妻の実家のそばの海辺に住んで、(過疎で空き家がいっぱいあるそうです。)庭に畑を作り、海で毎日魚釣りをするのだと。そういう計画をしていると。みんなそれぞれ考えないと、ですね。
美東のSPで晩御飯に瓦そばを食べました。娘は何十年振りと大喜びでした。
さあ、今日から診療開始です。休みの間、何人もの人から電話を戴き、今日受診するように話しています。多いでしょうね。娘は今日東京に帰ります。
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コメント
確かに老化ですねという言葉はご高齢のご婦人にはきつい言葉です。私もしみじみ老化を感じる体になった結果を受け止めてます。本当に戦争を生き延びてきたご高齢のご婦人には介護保険には抵抗したい制度ですが、いつ使い捨てが当たり前の安い労働力でサービスを提供していただけるのだから、各週二回のホームヘルパーとデイサービスを使ってみたらいかがでしょうか?本当に介護保険は使い捨て人材が安さの取り柄のはずだから問題があるけど使わないといけないと思います。また、不妊治療をしないと授かれない制度はまさに介護保険を支えてます。それを重々サービス提供する各事業所は感じていますか?介護保険制度下を使い捨て雇用だけでなく、今どれだけの人が介護保険を支え、これから支えていくには、本当は将来の二十歳の人口を増やさなければささえきれないのではないでしょうか?本当にお母様を説得すべきだと感じます。
投稿: 愛ちゃん | 2017年1月 6日 (金) 08時55分