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私たちは『買われた』展2.

私が滋賀の展示会に行こうと思ったのは、一つには、季刊「セクシュアリティ」で村瀬先生とColaboの仁藤夢乃さんの対談を読んだこと。その中に東京で行われた「私たちは『買われた』展」について話されていました。私もその展示を見なければと思いました。

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以前東京の避妊教育ネットワークで仁藤夢乃さんの講演を聞いたことがあります。仁藤さんの対談でのお話は、その時からさらに進化していました。より具体的に今少女たちが置かれている状況、社会としてどんな支援が必要なのかが書かれていました。

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頂いたチラシから。今回の企画展をしている、

■一般社団法人Colaboとは
「すべての少女たちに衣食住と関係性を。困っている少女が暴力や搾取に行きつかなくてよい社会に』を合言葉に、虐待や性暴力にあうなどした女子を支える活動を行っています。

■Tsubomiとは
Colaboとつながる少女たちのグループです。中高生世代を中心に、10代~20代の女子が活動しています。
企画展では、「売春=気軽に、遊ぶ金欲しさ」という世間のイメージに一石を投じるとともに、そこにある暴力や、その影響を受けて生きる当事者の姿を伝えることで、子どものSOSに気付ける人、背景に目を向ける人を増やしたい。

「行くところがないとき、声をかけてくれるのは男の人だけだった。頼れるのが、そういう人しかいなかった。何日も何も食べていなかったから、仕方なかった(15歳・中学生)

展示されている少女たちの叫びは、それはすさまじいものでした。親からの虐待、暴力、性暴力、貧困、SOSを求めた教師や自相や施設の職員によるさらなる無視、虐待。居場所がいなくなった彼女たちの行きついた所。

私たちは、いったい何という社会を作っているのか、一人の大人として私は何をしているのかを突き付けられました。まだ続きます。今日は、診療後東京に行きます。寒い様ですね。

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コメント

いつも先生の行動力には関心をしていて、主人がセクハラを受けていた録音テープをまとめてくれて印刷も、それを地域の共産党の事務所にもってゆきました。夫婦で泣いてばかりいられないし、生まれるはずだった命のためにも労働争議になってもよいから仇をとろう。とった暁には、今度は100%自費になりますが、チャレンジしたいと思い、労働争議のための状況証拠だけをそろえて診断書を書いてもらうことにしました。また貯金している間、労働争議をしている間AIHでもよいからチャレンジさせてくださいとこれから申し出をしに行きます。本当に河野先生の行動力を見習いたいです。

投稿: 愛ちゃん | 2017年1月11日 (水) 09時33分

先生は、診断書は書いてもらえませんでしたが、メンタル面の影響はあるようでした。先生によって考え方が違うなとおもいます、社会派の産婦人科医とはまた違うなとおもいながらも、絶対的ブラック企業許さない覚悟で闘いたいです。河野先生のブログは素晴らしいです。

投稿: 愛ちゃん | 2017年1月11日 (水) 12時36分

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