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久しぶりのお客様

先日、クリスマスイブの日のお昼にお客様がありました。何十年振りでしょうか、NHKの記者の青木紀美子さん。そして「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」(HIP)の小倉桂子さんです。三人でランチをご一緒しました。

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青木紀美子さんは、1985年NHKに入局して一年目、広島支局に赴任してすぐ、私が勤務する土谷病院に三か月詰め、ひたすら取材。東大を卒業してすぐ、まだ少女といってもいいほどのかわいい記者さんでした。看護学校に通う看護助手と同じピンクのワンピ―スを着て私たちに密着していました。その成果としてNHK特集「少女たちの産婦人科診察室」が放映されました。

当時私は、「さらば悲しみ性」を出版し、増え続ける少女の診療に、殺到する講演依頼に走り回っていました。その上の「NHK特集」の放映です。大反響を呼びました。

当時、母が切り抜きを作ってくれていました。

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沢山の取材と講演依頼がさらに殺到しました。以来、青木さんとは、時々の交流が続いていました。

彼女はその後、ロンドン支局長を経て、ニューヨークでは3.11の取材など主に海外で大活躍。今は、タイ、バンコクに在住です。

少しの間日本に帰省しているその合間に訪ねて来て下さいました。かつての少女が、いまは本当にベテラン記者です。

青木さんは、HIPの小倉さんとも長い付き合いで、私は私で小倉さんとも古くからのお付き合いです。三人は、完全に意識が一致して話が弾みました。

中でも、今の日本の性教育が置かれていることには、「どうして?」と、お二人ともびっくりなさって、認識を新たにしていただきました。

たとえば、いまだに中学生には避妊を教えてはいけないこと、性感染症を教えるにも、「セックス」や「性交」という言葉は使ってはいけないことなど。世界から見ると、まことに陳腐な状況が続いていることなど。

今の政治、福島が置かれている状況等々・・・。お昼時間だけしかお会いできなかったのが、とても残念でした。

考えてみると、私も本人にとってはアッという間ですが、長い間には貴重な人たちとの交流ありました。それは、私の大切な財産となっています。同時に、またまた一年が終わりそうな今、振り返ってみると、数々の人との別れもありました。人と人とのお付き合い、これからますます大切にしなければと思います。

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コメント

すごい、NHK記者さんってアナウンサーと同等でしょ。そんな優秀な方とお付き合いされてるなんて素晴らしい。頑張ってください。本当に先生の診療活動を支えてくださるNHKアナウンサーがいらっしゃるなんて驚きです、なお先生のお母様は河野先生を愛されていたのですね。誇り高く思っているからこそ切り抜きが保存していたのだと感じます。

投稿: 愛ちゃん | 2016年12月28日 (水) 10時34分

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