松江です。
お早うございます。松江、玉造国際ホテルの朝です。
宍道湖には鴨がのんびり泳いでいます。昨日セミナーを終えて、このホテルに来ました。セミナーが終わるころ、娘が広島から高速バスで松江にやってきました。北村先生や杉村さん等家族計画協会の方たちも一緒にこのホテルに来ました。
昨日は、くにびきメッセで朝から夕まで一日中セミナーに参加しました。北村先生、私、そして江夏先生の三人が講演をし、その後三人でのシンポジウム。有料のセミナーで、参加者が少ないのではと、北村先生は心配なさっていましたが、150人の定員・会場一杯の参加の方々でした。
会場のロビーから向こうに雪を被った大山が見えました。ラッキーです。
北村先生からは、出たばかりの2015年の日本の人工中絶数の報告、その年齢別、各都道府県別等のデータ、分析が示されました。人工中絶数は、どんどんと減って、昨年は18万件を切りました。さらに、出生数も減っています。普通、望まない妊娠が減って中絶が減ると、出生が増えてもいいようなものですが、両方が減るというのは、要するに妊娠が減っているということ。
さらに北村先生は、セックスレスの話に行きます。現在、妊娠可能年齢の結婚している人たちの一月でまったくセックスをしなかったカップルは40%を越えていると。北村先生の話は、いつもさまざまなデータの提示があってとっても勉強になります。それから、都道府県別のOC・LEPの販売数も。会場のある島根県は、中絶数は少なく、ピルの販売数も少ないというデータを、なぜ?と参加した方々への問いかけがありました。
江夏先生はスポーツドクターとして、オリンピックの女性選手の健康管理等に携わってきた経験から、女性アスリートの月経などについての貴重な話がありました。激しいスポーツ、大量のカロリー消費、体重の減少等により、無月経になる選手、指導者のあり方等は、まったく、納得がいく、説得力のあるお話でした。
まだ、もう少し島根での報告は続きます。
今日は、娘と二人、出雲の両親のお墓参りに行きます。
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コメント
中絶率が下がるのは、セックスをさける、恋愛をさける行為が存在します、また育てにくい環境や育てるために協力してくれる職場がない、セクハラは刑事処罰すべき。
投稿: 愛ちゃん | 2016年11月27日 (日) 09時49分