黒田さんを見習って、いい人になろっ。
昨日は、バレードにも、招待されたから一緒にと、お誘い頂いた優勝報告会にも行かず、ひたすら診療をしておりました。でも、やはり気になって。診察室の片隅に置いたアイパッドの動画でちらちらとパレードの様子を見、お昼時間にスタッフが録画していた優勝報告会の一部を私も見させて頂きました。
そして、沢山のサインボールを黒田さんが場内を一周しながらファンに投げ、インタビューを受け、みんなが胴上げをし、カープの選手一人一人と握手をし、抱き合い、いよいよの最後に、それまで笑顔だった黒田さんが、マウンドのそばでしゃがみこみ、うつむいて泣いた時、みんなの涙腺も一気に崩壊しました。その場面をネットなどで見ては、またウルウル。
そしてまた、今朝の新聞を見て、また涙涙です。
この写真、背景の真っ赤な観客、右にはマウンド、そして一人でうつむいて泣く姿。いい写真と思います。うるうるです。しかし、文章はダメ。
『・・・だが、セレモニーの最後。マウンド手前に一人残ると、右膝をつき、そっと右手を置いた。「最後の最後まで野球の神様はいると思ってやってきた。(現役生活)20年間のお礼」。感謝の気持ちをこめたが、現役時代の苦しい思い出がよみがえり、顔を上げられなくなった。』
まあまあ、かってに『現役時代の苦しい思いでがよみがえり』なんて、決めつけないでよね。
最後には、いろいろな思いがあったでしょう。つらかった思いもあるかもしれないけれど、多くの人への感謝や、これで最後という寂しさや、やり遂げたという達成感や、それはそれはいろいろな思いが最後に一気に押し寄せたのでしょう、と私は思います。
それにしても、黒田さんって、本当にいい人ですねえ。若いカープの選手のみなさん、こんな黒田さんと少しでも一緒にプレーできたことは、一生の宝物になるでしょう。
思い出します。黒田さんがアメリカに行く時、とても寂しかったし、でも、頑張って!!という複雑な思いで送り出したこと。そしてそして、その黒田さんが、カープに戻ってくるという時、本当に、どれだけうれしかったことか。
アンビリーバブを見た時にひとしきり泣いたのに、またまたあの球場でうつむく姿を見て、何度も何度も泣いてしまいます。
黒田さんが言ったという、「新井さんが監督になったら、ピッチングコーチになってもいい」という、それが実現するというなあ。何より若い人たちに慕われている二人です。性格も頭もいいし・・・。
黒田さんを見習って、いい人になろっと秘かに誓った私です。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント
私も新人カープファンですが、黒田さんがいなくなるのは寂しくて残念です。ですが、若い力で来年こそ日本一になれるよう期待します。黒田さん今まで感動をありがとう,第二の青春や人生をお楽しみ下さい。
投稿: 愛ちゃん | 2016年11月 6日 (日) 21時08分