料理を巡るエッセイ本。
京都にいます。とても寒いです。寒くて目が覚めました。暖房を強にして温度をアップしても、窓から外気の冷たさが伝わって、震えています。これから福井に行くのですが、もっと寒いでしょうね。
トランプ勝利。ほんとうにびっくりしています。そして、これからどうなるのでしょうか。日本政府、今の政権は、これからトランプ氏にすり寄って行くでしょうね。トランプ氏と安倍氏は、似通っていますもの。さっそく送ったという首相からトランプ氏への歯の浮くような祝辞。笑ってしまいます。
あれだけ日本政府が必死で通そうとしているTPPはどうなる?トランプ氏は反対だと言っているけれど、これから彼が変わるのを待つのでしょうか?
核兵器は?これは日本政府は喜ぶことでしょう。日本も核兵器を持つべきだと後押しされるのでしょうから。
在日米軍への莫大なおもいやり予算。トランプ氏は、まるで一方的にアメリカが日本に奉仕しているような言い方をしていました。きっと増額を要求してくるでしょう。沖縄の基地はどうなるのでしょうね。
しかし、よくもまあ、あんな下品な人。特に女性に対してのあの発言、スキャンダルを見ただけでもうんざりするような人。でも、それはアメリカ人の選択です。アメリカの人々が自ら選らんだ事です。これからを見るしかないですねえ。
そんな今、医学書は別にして、疲れた頭では難しい本は読めません。昨夜新幹線の中で読み終えたのがこれです。
團十郎さんが亡くなって、息子の海老蔵さんのお嫁さんが大変なことになって、さぞしんどいことでしょう。でも、この人が作って、みんなを食べさせ、みずからも楽しんでいる数々の丁寧な料理、そしてそれらにまつわるエピソード、お人柄が伝わってきて、楽しく読みました。
料理を巡るエッセイは楽しいです。
これらの楽しかったこと。池波正太郎さんの名前は、よく料理本に出てくるし、私が今、唯一見ている時代劇の「剣客商売」に出てくる料理にも興味があったので、どこかの古本市で見つけて購入した「肴」です。でもこれは、池波正太郎さんが書いたいたものではなく、池波正太郎さんの「編」でした。沢山の方々が書いた「食」に関するエッセイ。これが楽しいし、時に胸を打ちます。まだ国中がとても貧しい戦後すぐの時、向こうから、枝豆のたばを持って歩いて来る女性がいた。その人の前に行き、お辞儀をし、その苗をどうしたら手に入れられるのか教えて欲しいと頼んだと。その人は黙って二束ある枝豆の一束を下さったと。それを持って、枝豆好きな作家である大家の家に行ったこと・・・。まあ、そんな味のあるエッセイ満載でした。
いたっちさんの「日々これバタバタ」に紹介されていた「安閑園の食卓」は、すぐに買って読みました。あんまりおもしろくて、今、スタッフに次々と回っています。台湾のお金持ちに生まれた作者の料理にまつわる数々。もっとこの方が書いた本を読みたいと思っても、この一冊で亡くなってしまっています。残念。まだまだ教えて欲しいことは沢山あったような気がする本でした。
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コメント
ご紹介ありがとうございます。
いつぞや、この本のことを書いた私のブログにコメント頂いたことを覚えてます。
自分の好きな本を、面白かったと言って頂けるのは、ほんとに嬉しいことです。
皆さまにご愛読いただいてるようで、良かったです。
料理本だけど、時代が人生が家族愛が、映し出されて、何度読んでも、静かな感動と、猛烈に中華料理が食べたくなります。
投稿: itatchi | 2016年11月10日 (木) 12時51分
私もアメリカ人の人権感覚を疑いながら、アメリカは疲弊してますよね、私がもしアメリカ民主党党員なら本来なら若い男性でクリントン女史を追い詰めた方を推薦すべき、それをしなかったことが実は敗因です、セレブ化した白人民主党上層部に国民は投票しなかったことが敗因なんだと感じます!それよりもお互いに尊重しての日米韓の同盟なんだから、核保有のリスクやコストダウンのメリットがあるからこそ核保有しないことすらしらない・知ろうとしない大統領は頭がおかしい、なぜ日米韓の同盟か・なぜ極東1の米空軍が嘉手納あり、都内には米空軍基地があるのか、デメリット・メリットをしらないアメリカ人はおかしい。本当に良識的アメリカ人はどうなったのかと思います。私の主人はトランプに金王朝に高射砲に殺されなければわからないといってます。そんなに大口をたたくんなら日米同盟がいやなら沖縄から撤兵してもらう。と呆れてます。私も池波正太郎大好き、料理が好きなら池波だとおもう。
投稿: 愛ちゃん | 2016年11月10日 (木) 13時35分