先生たちと学ぶLGBT②
中島さんの、高校の先生との研修の実践の報告の続きです。中島さんが配布されたスライドから。(私があれこれ説明するよりも、中島さんがまとめて下さっているのが一番です)
文科省の通知から。
LGBTについての講義は、これまで何度かお話しているので、ここでは省きますね。
平成25年、厚生労働省委託事業無料電話相談の報告があります。「よりそいほっとライン・性的マイノリティに関する相談の専用電話・性自認、性的指向に関する相談」では、なんと一日平均受話件数1726件、年間架電件数63万件であったそうです。
次は岡山大学中塚先生のデータです。(MtFは体は男性、心は女性、FtMはその逆です)小学校の内に多くの方が自覚しているのですね。
その悩みについて、「絶対に伝えまいと思った」という人が75%。ル一人で抱え込んで悩んでいる姿が分かります。
さらに、学校で困っていることの提示、どんな支援が必要か、こんな時にどうするか等、みんなで意見を出し合いながら考えました。子どもたち同士でこんな会話をしていた時、同僚の先生が不適切なことを言った時・・・。
生徒からカミングアウトを受ける時、子どもの"人生を変えた"先生の言葉のいろいろも教えて頂きました。
LGBTの子どもたちが生きやすい学校・社会になるには、まだまだ課題は山積しています。
様々な情報を提示し、素晴らしい研修をして下さった中島さんに感謝します。ここでは、今回の研修のほんの一部しかお伝えしていません。まだ今後もこれらの情報については、機会をみてはお伝えしますね。
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コメント
先生の対応のしかたによりいじめは拡大してしまいますから、こういう教師の研修はあり得るし、必要。福島県の疎開児童のいじめを伝え聞くと最低だから、他人と違う生き方を選択するお子さまに対するサポートは必要と思います。
投稿: 愛ちゃん | 2016年11月22日 (火) 08時34分
昨日胚移植だったのですが、河野先生のインフルエンザの情報を見ながら主人と相談しながら胚移植直後に地元の民医連の病院でインフルエンザの注射をしましたが、わたくしめの母が今、インフルエンザ注射したら奇形児がうまれるから心配というから悩みますがどうなのでしょうか、私は時間が取れずとりあえず今いるベビーだけの注射をその時はしてきましたが。前回も妊娠中に注射したので問題がないと思いますが。インフルエンザ注射をしなければならない理由をベビーの祖父母にも注意喚起をしなくてはいけないのではとかんじています。
投稿: 愛ちゃん | 2016年11月22日 (火) 10時10分
違うかもしれませんが、小学生の低学年のころ、自分は頭が悪いのだと運動が下手なんだと思っていた時があります。それはずいぶん後になって知ったことですが小学生の低学年では4月生まれと3月生まれでは成長が違うから同じではなと。人と同じようなことができない、人と違うのではという悩みは、そう簡単に家族にさえにも言えないことだろうと思います。
人と違うのは当たり前だと知るのは、大人になっても理解しにくいことかもしれませんね。
こういうことを理解できている人が周りにいれば、救われる子供も多いことでようね。でも、実際は、同じであれと、ましてや人より優秀になれと学び育てられる。
だから、人と違えばいじめられる。
いじめを見て、それを大人が本気で咎めないのを見れば、自分は人と違うと思っている子は救われないかもしれませんね。
原発事故の被害者が、いじめられていれも本気で対応しなかった教師や学校もあります。
いじめという言葉で、ほとんどの罪が軽減化されています。
教育関係者は、マスコミも公的な立場の人は、「いじめ」という言葉を使ってはいけないとすべきです。
原発事故の被害者は、いじめという言葉でなく、差別や恐喝や物を隠すという窃盗に会っていたのです。
差別の被害者だとすべきです。
そうしないと、いじめだからと軽々と扱われてしまい、自分のことで悩んでいる子は自分もそういう目にあうと、ならば、生きているのが辛いとなるでしょうね。
子供達の行為をいじめだとするのでなく、罪のある行動発言だと教えないといけない。
もしかしたら、その結果として高学歴の大学生の犯罪にも繋がっているのでは思います。
違うが当たり前の世の中なんですから、小学校の運動会などで、皆が同じ結果になるようなこともやめないと。
投稿: やんじ | 2016年11月23日 (水) 11時42分