「四國五郎追悼・回顧展」
今、県民文化センターで、「四國五郎の原爆 弟の被爆死」の展示が行われています。
四國五郎さん。絵本「おこりじぞう」の絵を描いた人。峠三吉の碑のデザインをした人。峠三吉の『原爆詩集』の絵を描いた人。その他、絵を通して沢山の平和活動をした方。
この左の絵は、『ヒロシマの母子 8月6日午前8時00分 「行ってまいります」 息子は出かけた。それっきり・・・』
とパンフレットに書かれています。
四国さんは、戦後間もなく、私の恩師の増田勉先生、柿手春三先生たちと一緒に「広島平和美術展」を創立されました。その仲間たちと、いつも五月のフラワーフェスティバルでは、障がい者のブースで「似顔絵かき」のボランティアをなさっていました。
ある年、 私は、四國五郎さんに似顔絵を書いて欲しくて、並んでいましたが、順番が来ると、他の方に当たってしまったのです。そして、それは情けない似顔絵でした。四國五郎さんに書いてもらった方は、みなさん、とてもかわいくて、それに特徴をよく捕まえていらっして、みなさん、ニコニコなさっていたのです。もう、うらやましくて。いつか、絶対に四國五郎さんに書いてもらおう、毎年、毎年、そう思いながら、結局その機会はなくって。描いてもらえないままに、四国さんは亡くなってしまいました。今も、残念で。
高橋昭博さんの原爆の絵も描かれて、高橋さんは、晩年、その絵を紙芝居にしてお話をされていました。
四國五郎さんのことについては、話しても話し切れないエピソードがあります。今日の午後二時から、元NHK記者、現在大学教授の永田浩三さんたちのトークがあります。行きたいけど・・・。
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コメント
私もあの四国さんの画風が好きで、素晴らしいし展覧会があれば行きたいです。
投稿: 愛ちゃん | 2016年10月 8日 (土) 17時43分