甲状腺がん・障がいのある子どもたちの思春期と性
昨日のブログに書いた福島の子どもの甲状腺がんの検査の縮小について。
「子どもたちの健康と未来を守るプロジェクトこどけん」の方たちが福島県を訪れ、要望書を提出したとの報告がありました。「こどけん」の呼びかけで、一週間で国内119団体、海外5団体の賛同が集まったそうです。「こどけん」のホームページに詳しく書かれています。こどけんのホームページのアドレスはここです。
http://kodomo-kenkotomirai.blogspot.jp/
要望書は素晴らしい。ぜひお読みくださいね。
広島で手術を受けた大学生の、私の呼びかけについて、ツイッターで疑問を持たれた記述があります。本人のお父様から教えて頂きました。
ツイッターに書かれていた「情報が分からない」と言うこと。彼は、福島県の「県民健康調査・甲状腺検査」を二度受け、二度とも、異常なしとされていたのです。そして、呼びかけ文にもありますように、その半年後に他県で「甲状腺がん」の診断を受けています。
それだけは言って置きますね。
でも、私は個人の情報について、これ以上述べるつもりはありません。それは、今、何より彼が特定されることから守らなければならないからです。詳しく話すには、家族構成等に触れないわけにいかず、それは彼が特定されることに繋がります。ツイッターを読んでお父様は心を痛めておられます。あいまいにしなければならないことだってある、それは分かってほしいと思います。
さて、一週間後、11日日曜日、性教協広島サークルの9月例会があります。
私は、今日一日、この資料作りをします。少しでも、皆様のお役に立ちますように。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント
私はこれからの日本には、小児甲状腺科が絶対に必要だと思っていますので、一昨日手術をうけたお子様の立場やお父上のお気持ちはよくわかります。医療感のちがいや政治感の違いを受けやすい診療の特質を受けながら私はいきてきましたからこそ、河野先生がブログの中でご紹介された、この病児に対しての圧力がなくなりますよう願わざるえません。元々研究する者が極めて少ない日本の小児甲状腺科に対しての更なる改善を求めてゆきたいです。
投稿: 愛ちゃん | 2016年9月 4日 (日) 22時33分