スクール・セクシュアル・ハラスメント②
スクール・セクハラはどうすれば防ぐことが出来るか、これがなかなか難しいことなのですが。
何より、子どもを性的対象にするような人を教師に採用しないで欲しいのですが。教育委員会の採用試験ですね。でも、これを見分けることはとても難しいと思います。結婚して子どももいて、その上で小学生をレイプするような教師もいるわけです。
でも、私は何よりも教師になろうとする人には、性をちゃんと学んでほしいと思います。性教育は、大学の教育学部の学生には、必須にすべきだと思います。性教育は、人権教育とも繋がります。良き人間関係の中でこそ、良き性的な関係はできるのだと。これを学んでほしいのです。一方的な力関係の中での性は人権を蹂躙する物であると。
それから、秘密主義はいけません。教師に殺された少女の場合、その関係が噂になり、子どもや保護者の知ることになり、そして、地域の教育委員会が教師に事情聴取をすることまでしていました。それでも、そのことを被害者の少女の両親には伝えていませんでした。教師が彼女を連れだすために家に行った時、少女は、母親の職場に電話をしています。先生が迎えにきたと。母親は、そんな被害を知っていたら、絶対について行かせなかったと言います。少女は、先生の車に乗り、そして殺害されました。
気づいた同僚がどこに訴えて行けばいいのか、そのシステム作り。子どもが被害に遭った時、または友達の被害を気づいた子どもが訴えて行くシステム作り、または人の用意。以下、私が使用したスライドです。
加害者は、必ず、あらゆることを言って、誰にも言わないようにと脅迫をします。沢山の小学生をレイプした教師は、少女の写真を撮って、だれかに言ったら、この写真をばらまくからなということまで言っています。その「だれにもいうな」という約束は、守ってはいけないと。だれにも言ってはいけないことは、「よくないことだから」言ってはいけないと言うのだと。そういわれたら、早くそのことを言いましょうと、これは小学校の低学年から教えたいことです。
もう少し、この会について、ご報告があります。
私は、風邪、咳がひどくて、昨日の会議、喧々諤々の言い合いになったのですが、声が出ないので、何とももどかしいことになってしまいました。その後の懇親会は「カーフ゜鳥」で。カープがリードするのを見ながら気勢を挙げました。その後、クリニックに行き、木曜日の講演の準備をしました。次々と講演が続きます。それも、あらたなテーマが多いので、準備が大変です。
講演までに声を治さなけば、ですね。
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コメント
教育学部は教育専門ですが、文学部学科なら専門の先生だからあまり性教育は学ばない、せいぜい医学一般だからこそ格差があります。教育学部は教育専門教師であること、文学部は文学専門教師なので問題です。教職免許というのはすごい疑問点がありますね。
投稿: 愛ちゃん | 2016年8月22日 (月) 12時06分