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障がい者施設での殺人事件に思う。

今朝は、ブログを書いて、ちょっと調べ物をして、さあアップを、と思って、パソコンの操作ミスをしてしまいました。アッと思った時には、時すでに遅く、すべて消えてしまいました。また急いで書く気力も時間もなく・・。お昼は休みがほとんどなく・・・。今、やっと診療を終えて、パソコンに向かっております。やれやれです。

大変嫌な事件が起こってしまいました。今回の事件を聞いて、すぐに浮かんだのが「○○人をぶっ殺せ―」というヘイトデモをしている人の姿です。今、その一人がなんと東京都知事選に立候補していて、その方のホームページを見ると沢山のネトウヨの若者たちがコメントを寄せています。読んでいると、とてもつらくなります。この青年たちは、どうしてこのような考えを持つようになったのだろうかと思います。どのような教育を受けて?と。

次に浮かんだのが、ドイツナチスのガス室です。ガス室に送る人をどうやって決めることが出来たのでしょう。そんな残酷なことがなぜできるのでしょう。

「人を殺せ」と言う人は、どのように選別して殺す相手を線引きするのでしょうか。

障がいを持っている人は、今回の犯人にとって、なぜ殺すべき対象になったのでしょうか。

彼自身の生い立ち、だれからどのような教育を受けてきたのか、どうして彼はその施設で働くようになったのか、その施設でどのようなことがあったのか、なんにもわかりません。

わからないけれど、「人」の捉え方が何か違うと思うのです。

私は、今年の初め、障がいのある人の性教育の講演をするために、奈良の生駒に行きました。そこには、障がい児の施設で働く人たちが沢山いらっしゃいました。みんな明るいのです。生き生きと働いていらっしゃるのです。そのスタッフの多くの方たちは、自ら、障がいのある子どもを育てていらっしゃいました。その後もフェイスブックや通信を通じて様々な活動を知らせてもらっています。

この社会には 様々な人たちが生きています。みんなそれぞれの喜びや苦悩を持ちながらも、懸命に生きている、その人生をだれも邪魔することはできないはずです。

私は、だれも、どんな人をも殺してはならないと思っています。だから、死刑もあってはならないと。

これは、ネットに乗っていた記事です。

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ぶっ殺せだの、安楽死だの、決して言ってはならないはずなのに。みんなが生き生きと生きられるような社会にしなければならないと思っています。いくら理想論だと言われても、私の医師としての原点はそこにあると思っています。

今回の犯人の行動の背景に、ヘイトデモだの、出生前診断だのが入っていなかったかと。それが頭から離れず、とても憂鬱な一日でした。

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コメント

『医師としての原点がそこにある』
河野先生のような方がいらっしゃることに安堵を覚えます。
小学校低学年までの純粋無垢な、誰でも受け入れる性格は、なぜ大人になるのに汚れていくのか…
『命』『個性』『性』
考えさせられます

投稿: けいちゃん | 2016年7月27日 (水) 21時19分

私は、この事件の反動反発の先は、どの診療科にいくのかよくわかってますが、本当に介護福祉士として理解できません、産婦人科にかよう当事者としても、反発が当事者にいくのが悔しい、なんで周りに色んなことに迷惑や風評被害がかかると思わないかと心配です、確かに出生前診断や着床前診断は差別の入り口であるのはたしかですが、デフレで両親が健康なうちにきちんと次の子を妊娠したいからこそ必要なんだよねとカウンセラーの助産婦さんに釘を一月前に刺されましたが複雑な気持ちが入り交じってます。介護者としては、利用者の生命と人権をまもるのが職務です。だからこそその根底が揺らいでるのは勤務条件や賃金の問題や施設の経営の問題!おまけに麻薬を乱用していたなんて信じられない。しかも実家とそう遠くない高尾の山を一山越えたところです。本当に極端におかしい候補者が都知事選にでてうんざりしてます。桜井誠に共鳴し、障害者への虐殺や差別がこれからおこるのではないのでは。すごく不快な事件です。

投稿: 愛ちゃん | 2016年7月27日 (水) 21時31分

本当に極端に介護の虐待が施設の中で見受けられますが、絶対的に適正な職員数や勤務条件ではないから是正するとともに、デフレの長期化により不適正な職員が入職しとるのも事実。老人介護の現場しか知らない私の場合、障害者の介助者はプロ意識があり、先生とお呼びしたい方もかなりいます。ですが、府中療育センターで警備員として勤務していた最中にそんな事件があったとはしりませんでした。とにかく桜井誠や今回の容疑者に共鳴し障害者への私的テロが出たら今度こそ大変な事態になりかねませんね。同業者として許すこともできません、職業での介護をしているものへの大変な侮辱行為です。

投稿: 愛ちゃん | 2016年7月27日 (水) 22時49分

被爆71年:「ハラハラ、ドキドキ、なぜ歩くの智恵子さん」:レイライン。智恵子さん71歳、脳性小児麻痺、頚椎症。彼女と知り合って私の人生、変わりました。今日も彼女からメール、「ブログ開設」、パソコンの指導受けています、と。「あきらめない智恵子さん」なんだ坂こんな坂と彼女は生きる。相模原事件?まだまだ序章、現代社会の病巣。形は違えど同じような事件はいままで起きていると思う。週末は智恵子さんと会える、多分、彼女から何らかの思いが・・。

投稿: 小倉っ子 | 2016年7月28日 (木) 18時45分

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