当事者と学ぶ「性暴力被害と回復、その支援など」⑥
暫く間が開きましたが、6月18日の広島弁護士会館での講演、シンポジウムの続きを。本日は、シンポジストのお一人、島根の弁護岡崎由美子さんのお話のご報告です。
岡崎さんは、しまね性暴力被害者支援センター「さひめ」の理事のお一人でいらっしゃいます。
さひめの活動について語って下さいました。頂いたスライドの原稿は白黒です。カラーの方がきれいだし、良く分かりますので、さひめのホームページから頂きます。まず、一面の写真です。なお、ホームページのアドレスは次のごとくです。
https://sahime.onnanokonotameno-er.com/
ここに詳しく語られていますが、岡崎さんのお話でさらに分かったことなどを。
「性暴力被害者ワンストップ支援センター」。被害に遭った人が電話をすれば、それだけでいろいろに有機的につながった支援を受けられるというもの。全国で発足し始めていますが、島根では、2014年1月から、その活動が続いています。
どのような事業がなされているのか。
現在、週3回夕方6時から10時の4時間の電話相談と、24時間のメール相談で受け付けをなさっています。支援の体制です。
さひめでのカウンセリング費用は無料(6回まで)さひめカウンセラー7名。
初回医療費無料(緊急時)さひめ産婦人科医師3名
法律相談費用無料(3回まで)さひめ弁護士10名
さひめ電話相談員(支援員)
・専門職(弁護士8名、臨床心理士8名、養護教諭3名、助産師5名、医師1名)電話相談経験者が多い
・養成講座を受講後、面接で決定
・無償ボランティアで、41名が2人体制で当番
・支援員のための講習会(ケース検討や相談技法などを学ぶ)
この項。まだ続きます。
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コメント
産婦人科ドクターや助産婦さんたち医療職が関わって下さるのは女性にとってありがたいことです。しかも初回医療費無料なんて素晴らしい。
投稿: 愛ちゃん | 2016年7月 3日 (日) 18時43分