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受験と生理のコントロール」

 今日は、10時半から性教協広島サークルの例会です。

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小学4年生での初経教育をはじめとして、学校教育の中では、何度か月経の教育がされているはずです。

自分の体を自分でコントロールしていくという女性の自立に向けて、花田さんが取り組んでいます。

花田さんが現在勤務しているのは、県立の進学校。受験教育一辺倒の中で、体についての取り組みをするのは、なかなか困難でもあります。

その中で、受験にも実力を発揮することを目標としての取り組です。

試験と月経がぶつかったら、生理痛のつらさはお薬で何とかなっても、問題はトイレです。休憩時間は女性のトイレは長蛇の列になります。間に合うかしら、ナプキンを替えなければ、そのストレスは無視できません。

それを、うまくコントロールする、試験と月経がぶつからないように調整していく、それだけでなく、部活の試合や修学旅行なども。

体の基本を学び、そのコントロールの方法を学ぶ。この花田さんの取り組みを聞くのを楽しみにしています。

女性の生理について。以前、女子だけ集めて、ひそひそとされていた初潮教育は、男性たちにはなにも知らされないままにされていました。その弊害が、今回の熊本の大地震で何度も訴えられました。

全国から送られてくる支援の物資。その物品を配布する役には地域の力を持った男性のことが多く、

①その中の生理用品を「不謹慎だ」と言って、しまい込んだという話。
②トイレに行くまで我慢できないのかと言ったという話。
③生理用品の袋を開けて、並んだ女性に一つずつを配ったという話。一回一個だけ渡されるものだから、何回も並ばなければならなかったということ。

一体何をやってるの!!

ちゃんと男にも学んでもらわなければ。

私は、中学生には女性の月経痛などについてはもちろん、男性も一緒に学んでもらいます。

明日は、花田さんの報告と共に、それらについてもお話したいと思います。もちろん、先週の土曜日の性暴力についてのお話もまたしますね。お話したいことが一杯です。

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コメント

河野先生、こんにちは。

避難所での生理用品の話、とても辛いと思いました。
私は40代前半ですが、私の小学生の時は、まだ、女子だけがこそこそに近かったと思います。
何だか30年ぐらい前のことを色々思い出しました。生理用品も今ほど便利なものではなかったし、今みたいにおおっぴらにコマーシャルなんてなかったように思います。

投稿: 迷い人@広島っ子 | 2016年6月26日 (日) 15時09分

生理用品の配給の仕方は女性の暮らしや体がわかってないそのままですね。私も、小金井市に哺乳びんと乳首のかずが防災倉庫に保管してるかずがあってないことやミルトンや洗浄ブラシや飲料水など自治体が思っている以上必要だとわからないんですかと市役所の防災担当者に電話でつたえましたが、個別の事はわからないといわれました、生理用品って月経がきちんとあるひとや出産退院後に必要なのに毎日一個ずつ配給はないよ。女性の体の仕組みはわからないということ以上に不必要なことだから考えない、お上がなんとかしてくれると完璧に思っているんだと思ってます。乳首と哺乳瓶のかずが一対になってない、おしめも各月齢にあわせてサイズがあるのだからサイズごとに何枚と書いてないいっしょくたに何枚としかかかれてないようです。

投稿: 愛ちゃん | 2016年6月26日 (日) 22時58分

生理用品、哺乳瓶、ミルクやミルトン等女性の暮らしに必要な物品は毎日どれくらい必要かを把握していと、小金井市の防災用品棚卸しリストを把握しながら熊本の話をきくと絶対に小金井市においても大変な事態になりかねないと思ってます。また赤ちゃんは毎日お風呂にいれなきゃいけないし沐浴用たらいがないのは不便ではと非常に残念。

投稿: 愛ちゃん | 2016年6月27日 (月) 09時37分

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