偶然に生かされている。
昨日、無事に広島に帰って来ました。
帰る準備をしていたら、テレビで何度も熊本の「震度4」の情報が流れます。一体、どうしてこんなに続くのだろう、日本だけでなく、地球全体で変動が起こっている、等と夫と話していたら、いきなり「ドーン」ときました。ガタガタ、ギシギシという家の音も不気味で。これはかなわん、こんなのが何度も起こるのでは、神経も参ってしまうし、家や家族をなくした方たちは先行きも不安でしょうし。本当に大変だと痛感します。
自然相手の災害は如何ともしがたいこともあるけれど、でも、これが原発となるとそうはいきません。92歳の母でさえも、川内原発、伊方原発の心配をしています。断層の真上にあって、ここに何かあると、この家ももう住めなくなると。もう、原発がなくても電気はやっていけると分かったんだから、早く原発をやめたらいいのにと。
これだけ熊本・大分の地震が続くことを受けて、原発についての世論は変わってきているか、ぜひ憲法や戦争法案だけでなく、原発についても世論調査をしてみて欲しいものです。
家に帰って、連休中の交通事故について、改めて新聞を読みました。また起こった、渋滞中の車の列にトラックが突っ込んだという、悲惨な事故。いつも大分に帰る時には、診療を終えて出発して、下松のインターでごはんを食べて、ちょうどこの時間の頃、事故があった現場を通ります。もしかすると、今回の事故にあったのは、私だったかもしれません。
それから、島根の邑南で、乗用車に上から1メートルもある石が落ちてきて、助手席の安佐南の女子大学生が亡くなったという報道。強い雨が降って、地盤が緩んでいたのでしょう。いくら「落石注意」と言ったって、どうやって注意したらいいものか。
ちょうどその時に下の道を通っていたという、何ともかわいそうな事故です。これも、もう少し、何秒かずれていたら、亡くならなくって済んだことなのに。
そんなことを考えたら、私が今、この歳まで生きていられるのは、まったく、偶然が重なってのことだと思えます。偶然、生かされている。そう思います。
連休の前半、出雲に墓参りに行った時に寄った、私の好きな高野の道の駅。平日の雨なので隙いていました。
レストランでは、薪ストーブの準備がすっかりできていました。炊いたら、温かいでしょうね。私が食べた「たかの御膳?」。地産地消でうれしいです。
昨夜帰ってから2時までかかって、レセプト点検終了。今日からまた診療です。
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コメント
本当に偶然生かされていますね。この瞬間の後もしかしたら、警戒警報が全国的に鳴り響き、大混乱になるからこそ原発は止める覚悟をしなければ。大分に休暇で帰られている間にも現地では、警戒警報が鳴り響き、エコノミークラス症候群で苦しむ、乳児やお年よりは避難所では迷惑になってしまってるのを考えるといたたまりません。連休中はたくさん事故があったようなので悔いなく一瞬も生きていたいですね。
投稿: 愛ちゃん | 2016年5月 6日 (金) 11時05分
河野先生
ライブズにオリジナル曲はありません。
1曲目は忌野清志郎の「善良な市民」、
2曲目は佐渡山豊の「変わりゆく時代の中で」、3曲目は横井久美子の「にんげんをかえせ」に私が福島のことをアレンジしました。4曲に目は加川良の「教訓Ⅰ」以上です。
投稿: ライブズ | 2016年5月 6日 (金) 20時09分