益田小蝝さん・益田遙先生
広島YWCA平和活動部会主催の講演会のご案内です。
助産師益田小蝝さんは、被爆の惨状の中で赤ちゃんを取り上げ続けられました。その生き方に触れることができる講演会になるでしょう。このような、地道に生きて来た方たちのおかげで、今の広島があるのだと思います。
益田小蝝さんは、広島の合唱指導の第一人者、益田遙先生のお母様です。
話がそれるようですが。益田遙先生が指導を続けて来られている、被爆死した広島二中の生徒たちのことを歌った合唱「レクイエム碑」。毎年、観音高校音楽部OB会合唱団によって歌われています。
今年は、東京でも開催されます。
7月10日
早稲田スコットホール(東京都新宿区西早稲田2-3-1)
『いしぶみ―広島二中一年生全滅の記録―』の朗読と「混声合唱のための『レクイエム碑』」のコンサートです。
今年の広島での祈念コンサートは8月7日(日)東区民文化センターにて開催されます。
(いつもは、8月6日の前の日曜日に県民文化センターで開かれていましたが、今年は日時・場所とも異なりますので注意です)
益田小蝝さんと、益田遙先生、お二人に共通する生き方を見習いたいと思います。
このレクイエム第8章「全滅」。観音高校音楽部OB合唱団でどうぞ。指揮はもちろん、益田遙先生です。
『渋江君は
がん木の石段で二日目の朝
涙の顔で
朝日をおがんで死んだ
手を取りあって
励ましあって
逃げた羽白くんは
南くんと道ばたで
並んで息絶えた
お寺の救護所で
坪木君はいじらしく
夢で親にあうから
いいよと
静かに息をひきとった
(略)
日がのぼり 落ち
五日目の朝
最後の一人が
桜美君が死んだ
8月6日が彼の誕生日
13歳と5日を
せいいっぱい生きて
桜美くんは死んだ
父の歌う
好きな軍歌を
ききながら
父を見上げて死んだ
三百二十二の
広島二中の
1年生はみんな
原爆の中に死んだ』
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コメント
東京でひらかれるならぜひいってみたいですね。新たな被災地でも非常事態のさながら、赤ちゃんをとりあげた助産婦さんがたくさんいたとききます。感動しました。
投稿: 愛ちゃん | 2016年5月 1日 (日) 15時44分