久留米市男女平等推進センター・続
私は今日は、大阪で障がい者施設の職員の方たちに「障がいのある人の性と人権」の話をしに行きます。みなさん、とても積極的に働き、日常生活を送られているようですので、どんな出会いがあるのか、楽しみです。
さて、もう少し昨日の続きです。久留米市男女平等推進センター、ブルーとピンクの相談室です。
優しく、緊張が癒されるように作られています。そもそも、こういうセンターを作る時、設計や内装を決める段階から、相談員の方たちがかかわり、その意見をしっかり取り入れて作られたという、それが素晴らしいと思います。
また、これもびっくり。女性や家族に関する図書室です。ものすごい蔵書。
きちんと分類されています。ここに来れば、何でも見つけられそう。
それから、前回来た時に、その活躍に感動したことがあります。ここでDVの被害者であるということになれば、その人が市役所に行き、一室に通されると、その関係する係りの人が次々とやってきて、対応してくれると。住むところ、子どもの学校関係、医療、福祉、役所が支援できることは沢山あります。それをたらい回しでなく、行政の方から、積極的にして下さるということ。
それに、医療者向けにこんなパンフレットを作られていました。相談員の方や医師会の方たちと共に作られたそうです。とても決め細かく、これを守ってやっていけば、病院拠点型のワンストップセンターでなくとも、すべての医療機関で対応できることだと、改めてそう思いました。
鍵は相談員ですね。とても熱心で、身軽に動くこともできる、しっかりした相談員さんたちがそろっていて、交代で対応されています。そのシステムも出来上がっており、医療機関、警察、民間シェルター、弁護士さん、カウンセラーたちと連携しながら支援しています。
相談員の方たち、どうやって、集めたの?と思わず聞いてしまいました。
これからシステム作りをしようとしている広島も、見習うことが沢山あると思いました。皆様、ほんとうにお世話になりました。勉強になりました。
同時に見せて頂いた人権啓発センターについては、またご報告しますね。
『河野美代子からだの相談室』
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ぜひ覗いてみて下さい。
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コメント
女性に関する社会福祉は、人材が命だと私もおもいます。すごい図書館があり立派ですのう。色々な方向性をもった社会福祉ではないと人材育成はそだたないからこそ、色々な立場に対してのパンフレットが作成されているんだなと感じます、特に医療者向けにかかれているのは立派ですのう。医療者が実はDV被害者を苦しめてる気がいたしました。
投稿: 愛ちゃん | 2016年3月17日 (木) 16時37分