広島市立大学広島平和研究所3.
広島市立大広島平和研究所の高橋博子先生が広島を去られたのち、このような講演会が開かれました。
私は講演会に参加することはできませんでしたが、去られる前に何とかできなかったのか、とても残念で。そして、pdfで高橋先生の内部被曝に関しての講演録を読んで、ますますその思いは強くなりました。なぜ?と。はっきりしていることは、2002年から市立大学で被爆者に寄り添いながら研究をしてこられた高橋先生は、この時点で広島からさらなければならなくなったという、その事実です。
そして、広島平和研究所は、今、こんな教官陣となっています。
教官のお名前はカットしています。所長の専門は法学です。そして、教官の4番目にある「戦後広島・長崎両市の復興史」の研究をされている教官、被爆者の聞き取りをなさっていた方が、この3月で雇止めになります。教官たちの研究から、見事に「広島」が消えることになります。
これが、広島市立大学広島平和研究所の状況です。
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コメント
高橋さんについては、日本平和学会や平岡敬・元広島市長の講演会(対談)でもお会いした。
彼女は、「安全保障関連法案に反対する学者の会」に署名(賛同)していたので、「心配」していました。
「頑張ってください」と声をかけたのですが、その後「ヒロシマ」を去ったと聞き、残念に思いました。
中国新聞の記事を読み、私も唖然としました。
私のブログ「黒柴こたろう&ヒロシマ・平和・教育・趣味のブログ」でも言及していますが、
防衛省出身を教授陣に迎えた「平和研究所」に失望しています。
研究所というより、人事権を持つ大学のスタンスが疑われるのではないでしょうか。
広島県が「センター」的な組織を作る構想を持っているようです。
是非「ヒロシマ」に寄り添う研究者・学者を招聘してほしいですね。
紀元節復活奉祝式典に祝辞を述べる市長・知事ですから望むべくもないのでしょうが…。
投稿: 黒柴こたろう | 2016年3月 6日 (日) 23時53分