« 「性say生」続きです。 | トップページ | FM廿日市で話しました。 »

「障がいのある子どもたちの思春期と性」

昨日は、無事講演を終えました。「障がいのある子どもたちの思春期と性」。私にとっても難しいテーマでした。これまでも多くの障がいのある患者さんに接してきました。障がいと言っても人さまざまです。耳の不自由な人、目の不自由な人。そして、知的障がいのある人、発達障がい人、精神障がいの人。その程度もいろいろだし。

だから、ひとまとめにして論じるのはとても難しくて。ただ、基本は一緒。ホルモンの発達に障がいがある人以外、ほとんどの人が必ず体は成長するし、二次性徴も迎えます。でも、心の発達を伴わないとき、そのアンバランスが起こります。そして、一番しんどいのは、本人なのですね。

さらに。保護者の方にとって、子どもはいつまでも子どもであって、性的な存在になることは、なかなか認めがたい傾向にあります。でも、いつかは子ども自身は親の手を離れて、自立して生きて行かなければなりません。いつまでも、親がいるわけではないのですから。どうやって子ども離れするか、それも大切なことであります。

子どもの成熟を喜んであげ、発育のお手伝いをすること。それを中心にお話したつもりです。写真は私の講演前に後ろに行って、急いで写したものです。

Fullsizerender_128_2


生駒だけでなく、奈良県下全域、和歌山、大阪、三重、滋賀などからも来られて恐縮しました。障がいのあるお子さんをお持ちの方、養護学校(生駒はまだ特別支援学校ではなく、養護学校なのですね)、特別支援学校、特別支援学級などの先生方、さまざまな支援の組織の方なども。

それに。今回の講演を企画してくださった「無限」の皆様の精力的なにお仕事ぶりにも感嘆しました。スタッフの多くの方が障がいのあるお子様たちをお持ちの方で、みなさん根っから明るく協力し合っていらっしゃる様子がよくわかりました。

  私の講演で戸惑われた方もあるかと思います。でも、現実を見て、前向きになって頂きたいと考えての講演をしました。

以下、一般社団法人無限さんのフェイスブックの文章を転載させていただきます。ほんとうに皆様ありがとうございました。皆様に感謝申し上げます。

今朝は疲れてしまったのか、寝過ごしてしまって、朝ブログを書くことができませんでした。で、今はお昼休みに書きました。

今日は、午後7時から、FM廿日市でお話します。廿日市の方、お時間があれば聞いて下さいね。

以下、一般社団法人無限のフェイスプックからです。

河野美代子先生の講演会
「障がいのある子どもたちの思春期と性」
200人を超えるお客様をお迎えし、無事に終了致しました。

まず、先生は障がいがない人にも、きちんとした性教育ができていない、という現状を産婦人科を訪ねてくる少女たちの事例をご紹介して下さいました。

...

「知らない」ことが悲しみを生む現状。無知の怖さです。

そして、先生が出会われた、障がい者の
方の性トラブルや病気など。

先生は、医師でありながら、患者さんの病気だけを見るのではなく、様々な生活の問題をトータルで見て行かれる先生です。いくつもの性を取り巻くシビアなドラマをお聞かせ頂きました。

先生は、性の問題を隠したり、誤魔化したり、刺激が強いからと、遮断することは絶対にダメだと仰います。

放っておいても、性の情報が溢れている現代だからこそ、正しい性教育をするべきだと。性教育は、`子育て’の大事な仕事だとも。

あとは、障がいの特性に合わせて、どういう方法で伝えていくのかです。

いくつかの本をご紹介して頂き、障がいのある方々へ伝え方の具体例も示して頂きました。

しっかり、具体的に、リアルに、性教育の必要性を訴えて下さいました。

隠さない。誤魔化さない。遮断しない。しっかりと伝えていく。

という確かな方向性を頂きました。本当に有難い2時間でした。私たちは、これから、しっかり実践に繋げていかなければなりません。

この日までに、大変なスケジュールの中、骨を折ってご準備頂きました河野先生に、心から感謝申し上げます。
本当に本当にありがとうございました!』  

こちらこそ、大変ありがとうございました。

『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。

広島ブログに参加しています。このバナーをクリックすると、
私のポイントになります。ご協力よろしくお願いします。
広島ブログ

|

« 「性say生」続きです。 | トップページ | FM廿日市で話しました。 »

コメント

いろんな障害をお持ちのお子さまをお母様やお父様の心配は健常児以上に大変だとおもいます。ましてや、健常児でも、大きくなったら、どっかのお嬢様に傷をつけたりはしないかと思うと、心配はつきまといます。主人から、うちの娘を傷つけと怒鳴り困れたら、誠心誠意謝りたいよねと思うと、障害児が、健常児でさえ困難な事が多い風俗業界に入職してしまったら、足元を経営から見られてしまいますよね。一見、健常者と同じ職場にいても経営からみればうざいだけだからこそ障害者いじめであり虐待だとおもいます。とにかく軽度な障害をお持ちのお子さまで就職するのはいかに大変か深々考えてしまいました。

投稿: 愛ちゃん | 2016年2月 2日 (火) 10時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/205567/63151335

この記事へのトラックバック一覧です: 「障がいのある子どもたちの思春期と性」:

« 「性say生」続きです。 | トップページ | FM廿日市で話しました。 »