広島市寺町のお墓
昨日は「8.6ヒロシマ平和の夕べ」の実行委員会でした。
会議の会場には広島市寺町にある会社の研修室を使わせて頂きました。会議の後、そのビルの屋上からの見晴しがいいからと言うことで、上がらせて頂きました。ずっと向こうまで見渡せましたが。足元を見て息をのみました。お墓、お墓、お墓あっちもこっちもぎっしりのお墓でした。
ここは寺町。よく行き来するところではあります。さまざまな宗派のお寺をならんでいる所。でも、道路を歩く時には、お寺しか見えません。そして、当然ではありますが、お寺と言うと、お墓です。それはふつう歩いているのには見えません。
広島では、どのお寺に行っても、昭和二十年八月六日という日付と亡くなった人の名前が刻まれた墓石が並んでいます。
以前、広島市西区の小学校で、校区内のお寺巡りをして、墓石を見て回り、その日付けの多さに驚いたという児童の作文を読んだことがあります。
八月六日は、この寺町全体が、灯篭とお線香の香で一杯になります。
広島は浄土真宗、安芸門徒の多い所。安芸門徒は、お墓に灯篭を飾ります。初盆の人は白い灯篭、その後の人は色とりどりの灯篭を。今度は、灯篭があふれる8月6日やお盆のころ、ここからまた見てみたいと思いました。
上の写真の左端にある三角の屋根の建物。これが浄土真宗本願寺派広島別院です。
この別院の中に本殿とは別に安芸門徒会館があります。
安芸門徒会館は、昨年6月21日に、「被爆70周年 被爆ピアノ 平和コンサート&平和を語る会」で使わせて頂きました。とても素晴らしいホールでした。
8.6ヒロシマ平和の夕べ、今年もまた例年と同じように、胸を張ってお伝えできるとてもいい企画ができました。毎年参加して下さる方々、ぜひ今年もご参加くださいますように。また、詳細が決まり次第、皆様にお伝えしますね。
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コメント
小学校の授業でお寺巡りをするなんて渋い。中国地方の沿岸地域だがら密教のお寺が多いのかと感じてましたが、浄土真宗が多いんですね、関東の片田舎だと真言宗智山派が多いです。お寺巡りを郷土史の授業、つまり地図の見方をやる小学校三年でやるのはけっこうびっくりです、日野市だと、農家巡りと新撰組です。
投稿: 愛ちゃん | 2016年2月22日 (月) 08時51分
平和公園の平和大通り辺りにも
昔はお寺があったそうですね。
資料館の東側の建設工事では、たくさんの墓石が出てましたね。
8月6日は、御墓参りの人は多いでしょうが、始まる頃には少なくなっているでしょうから、周りのコインパーキングは空いているでしょうね。
お寺の駐車場は、当てにしてはいけないでしょうね。
楽しみにしています。
投稿: やんじ | 2016年2月22日 (月) 20時49分
愛ちゃんさま
ご案内した小学校では、郷土史ではなく、平和教育としてお寺巡りをしています。墓石を読むこと、亡くなった日を知ること、原爆でどれだけ沢山の方が亡くなったかを実感を持って知ることが、平和教育の一つであるのです。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2016年2月25日 (木) 12時02分
やんじさま
ありがとうございます。別院でも、さまざまな行事はほとんど午前中で終わるそうです。皆様に来て頂いて、会をしたのち、懇親会を私が写真を撮ったあのビルでしようと思っています。懇親会の前に、屋上から、ものすごい数のお寺とお墓を見て頂こうと。ぜひ参加して下さいね。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2016年2月25日 (木) 12時04分