大濱紘三先生祝賀会
昨日は、大濱紘三先生の叙勲のお祝いでした。先生は、元広島大学産科婦人科の教授、広島大学副学長、県立広島病院長、広島県病院事業管理者などなどの経歴がありますが、昨日集まった者は、みんな広島大学産科婦人科の染色体研究室の弟子たちです。
お祝いの会の幹事は中電病院や国立呉医療センターや県立広島病院などの産婦人科部長をしているそうそうたるメンバーです。そして、大濱先生の意向で、ホテルなどでなく、みんなが顔を突き合わせて親しく話ができる居酒屋「菜づけ百屋」で行われました。
弟子たちが、全国から駆け付けました。愛媛、大阪、遠く千葉からも。すごく久しぶりの懐かしい先生たちにもお会いできました。
行ってみると、あれ、女性の医師は私一人でした。研究室のテクニシャンの仁井さんと紅二点。そうか、あの時代、まだまだ女の産婦人科医は少ない時代です。それに、私は高原先生、千葉からの久住先生の次の高齢の医者でした。私は、大濱先生の不肖の弟子でしたが・・。
大濱先生との昔話、一人一人話をしましたが。中には、話しながら、言葉に詰まって泣いた人も。そういえば、厳しかったよね。泣いた彼なんて、大濱先生の怒りを買って、研究室に出入り禁止になったりしたもの。
それに、貧しい時代だった。当時、お連れ合いがABCCに勤めていて、そこではとっくに使い捨てしていた器材を、私たちは洗って紙に包んで滅菌に出して、何度も使っていたもの。研究室も、滅菌室なんて物ではなく、だからよく培養していたものが感染してだめになったり・・。
昔話は、楽しい物です。そんな歳になりました。仁井さんが花束を、私が記念品をお渡ししたのですが、その写真がなくって残念。
お料理も素敵で沢山で、とても美味でした。前菜だけアップしますね。カブのスープ、明太子の卵焼き、タコのぬた、牡蠣の照り焼きなどです。
楽しく美味しい会をありがとうございました。私は失礼しましたが、この後の二次会も、きっと話が弾んだことでしょう。大濱先生、集まった皆様もどうぞこれからもお元気で、ご活躍くださいませ。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント
河野先生を指導なさった教授ってすごく高齢なんじゃないですか?90の声を聞こえる人が産婦人科の現場に未だにいるのは、少子化を反映してますね、染色体の研究というのは、やっぱり産婦人科の裏の顔なんですよね。命を生み出し育てる現場だけど、命を判別し、差別し排除する現場もありますよね。だからこそ女性の権利もお医者さんの義務と権利も両方守らないといけないから性教育必要ですよね。命を判別し、差別し排除する仕事として決めつける必要なし、先生たちは、今どれだけ少ない時間と体力を削ってるかを考えれば女性も知恵をつけないと、厳しい判定を女性につきつける医者の気持ちを河野ブログをみてわかりました。医者も余計な言葉をいってしまう可能性があるかもしれませんがきちんと言わないとみんなが辛くなる、だからこそ日本の産婦人科医は今大変なんですよね。社会に負けないでください、本当に差別の現場としてとらえられても仕方ないけど先生たちはギリギリのとこで辛いんだと思ってます。障害者への性教育必要だし、親へのフォロー必要だからこそ河野先生は偉い。介護者として療育センターで働いてきたひとからきいたけど絶句するものを聞きました、本当に障害者を育ててきた親をねぎらい、フォローする性教育ができたらなんといいだろう。そして障害者の親御さんは自分たちが死ぬときこの子と一緒に死にたいという言動も少なくしたいですね。
投稿: 愛ちゃん | 2016年1月23日 (土) 12時03分
河野先生の所属した研究室の教授の奥様も産婦人科や小児科もしくは内分泌のお医者さんでアメリカの代弁者みたいなところで働いている優秀なドクターなら、お弟子さんたちはもう勉強されたのでしょう。そんな大昔から、男社会の中でドクターで働けるのは素晴らしい。本当に産婦人科医は様々バッシングにたたされますが、本当は産婦人科医は感謝されないといけないし、産婦人科医の人権を守ってこそ少子化も改善されます。染色体研究室なんてすごい重い研究室だと思いますが全国津々浦々の産婦人科医は命に配慮してると思うからこそ、遺伝子にまつわること高度生殖を含めて頑張っているからこそ女性に厳しい告知を時にはしなければならないと思います。本当に河野先生が障害者の性のケアをなされるならまっとうなことです。頑張ってください。日本の産婦人科医は、もっと本音を言うべきです。かわいそう。
投稿: 愛ちゃん | 2016年1月24日 (日) 00時08分
はじめまして。大濱紘三先生を調べていたら、偶然、河野先生のブログにたどり着きました。私は高校生の時に、家庭科と保健体育の授業で先生が書かれた女子高校生の話を読み、その後、「さらば悲しみの性」を買って読みました。そして産婦人科医になりたいと思いました。産婦人科医になって21年目になり、現在は名古屋大学で働いています。どこかでお目にかかれる機会がないかなと期待していましたが、このブログにたどり着いて、とてもうれしく思っています。
投稿: 山本 | 2017年6月20日 (火) 14時19分