法然院・続きです。
法然院の建物に横から入らせて頂きました。そしたら、そこは品物が一杯でした。東北支援のバザーだと。つい先日、ここで東北支援のコンサートなどのイベントをなさったのだと。
沢山の品、ほしいものもあるけれど、なにせ旅の身。持って帰るわけにはいかなくって。
勝手知ったる・・・と、中へどんどん行く斉藤さんについて行くと、本殿に出ました。真っ暗な中で座ってしばし拝ませて頂きました。仏さんの像は暗くてよく見えませんでしたが、その下に25のお花が飾ってあるのはよく見えました。毎日、25のお花を活けられるのだそうです。静かです。
中には、本当に沢山の蔵書がありました。どなたでも自由に来て、本を読んだり借りたりもできるのだと。中には、原発の本も沢山ありました。小出先生の講演会も何度もこのお寺で開いていると。びっくりしたのは、先代の住職は、京都大学の社会学の教授で、かつ住職を務められたのだと。
住職の奥様にお会いしました。斉藤さんが私を、広島から、カープファンですと紹介すると、「まあ、広島、残念でしたねえ」と。「CSは広島が行くと思ってたのだけれど」と。金本さんや新井さんの話もどんどん出ます。奥様は、強力な阪神ファンだと。そして、住職は、サッカーファンで、サンフレッチェとがんば大阪の試合を必死で見られていたのだと。そんな話が沢山出ました。
いいなあ、今の社会にしっかりつながって、そんなお寺、近ければ、通うのになあと思いましたよ。
極め付けは。「ぼくはジョナサン、エイズなの」のジョナサン君家族が日本に来られた時、マスコミもずっと追って、疲れている一家を、このお寺に案内して、ここで一日、ゆっくり休んで頂いたのだと。まあ、そうなのですか。斉藤さんも、お寺のご夫婦も、素晴らしい。実は、その後に行った山形で、小学校の先生が教材を展示されたその時に「エイズの授業はこれを使っています」と見せられたのが、ジョナサン君の絵本でした。繋がってる!!のですね。故山本直英先生がこの絵本を翻訳され、ジョナサン君たちを招かれたのですね。このジョナサン君、いまは結婚して、父親になっていると。素晴らしい。
そんなことをいろいろと学んだ、そして感動一杯の京都でした。斉藤さん、お寺の皆様、本当にありがとうございました。またお伺いさせて下さいませ。
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コメント
配送というもので対応してお土産としての記念になったのではと感じます。お花やお寺の赴きが良いですね。住職がカープファンで話が膨らむって中々ない機会なのでつながるって素敵です。黒田選手が残ってくれたのはありがたい話だと思います。
投稿: 愛ちゃん | 2015年12月 9日 (水) 09時03分
色々なところに繋がらない御寺は今少子高齢化でお寺の経営につながらず、存続が危うい御寺がたくさん地方にはあるそうです、地方の大学が経営支援する代わりに大学の看板教授のセミナーなどをしないといけなくなってるそうです、大学全体で支援をしてるお寺も仏教系ではなくてもするケースがあると、NHKラジオの毎朝ラジオという番組でいってました。
投稿: 愛ちゃん | 2015年12月 9日 (水) 22時55分