「ジュリアおたあ」
昨夜は、診療後ミュージカル「ジュリアおたあ」を見に行きました。
終戦70周年祈念・日韓国交正常化50周年記念のわらび座の公演です。主催はミュージカル「ジュリアおたあ」広島公演実行委員会ですが、特別後援は、駐広島大韓民国総領事館、推薦はカトリック広島司教区です。
「ジュリアおたあ」とは、チラシから。
『1592年、豊臣秀吉による朝鮮出兵(文禄の役)の際、小西行長に助けられ日本で養育された朝鮮の美しい少女。1600年、関ケ原の戦いで小西行長が刑死した後、その美貌と才気を認められて徳川家康の侍女となり、さらに家康の側室になるよう要求されるも拒否し、キリスト教信仰を守り通した。文禄・慶長の役からはじまる激動の時代を凛として生きぬいた女性です。』
上演中は写真は撮れない(本当は撮りたかったけれど)ので、公演の前と、終わった後、フィナーレの時だけ撮らせて頂きました。
その他、日本が朝鮮に対して長年やってきたこと、差別、それらにめげずに強く優しく生き抜いたおたあ。小西行長に教えられ、貧しい人々に薬草の知識で治療をした姿など、さまざま思い知らされたり、学んだりさせられる舞台でしたが。
中でも、後半、クリスチャンとしてのおたあに引き込まれていきました。うんと小さいころ、そう、60年も前、子どもの私は映画を見に行きました。題名も忘れましたが、日本のクリスチャンが迫害され、踏絵を踏まされ、それを拒否した人たちが張り付け、火あぶりの刑に処せられる、子どもの私には本当に恐ろしい映画でした。それがよみがえって、本当にドキドキしながら見ました。
関係者の皆様、いい舞台をありがとうございました。この年になっても、鑑賞した一つ一つが血肉になるのを感じます。
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コメント
ジュリアは、洗礼名でしょうねぇ。昔の事だからイエズス会つまりカトリックの信仰だと確信します。私も名前と存在はしってましたが、詳しくは知りませんでした。真の日韓友好や謝罪や平和のためには大河ドラマで是非ともやっていただきたいですね。本当に江戸時代のクリスチャンは大変だったんだろうなと感じます。
投稿: 愛ちゃん | 2015年11月28日 (土) 10時58分
ご多忙の中、ありがとうございました。公演のあと
関係者でレセプションがあり、挨拶を求められて
「安倍総理・朴大統領に見て欲しかった」と話したら
受けました。人を大切に思う心をテーマにした劇でした。
投稿: 浅井 | 2015年11月28日 (土) 20時01分