育鵬社の公民の教科書について(4)
育鵬社の公民の教科書について、10月31日まで報告してきました。二日お休みしましたが、今日戻ってもう少し書きますね。
男女共同参画社会について、育鵬社は、とんでもない解釈をしていますが、では、他の社の教科書はどんな記述なのかを見てみます。
東京書籍の見開きと文章の部分の拡大です。
教育出版の見開きと文章の部分の拡大です。
育鵬社の教科書が、いかにくどくどと男女の平等よりも性別役割分担が必要であるか、伝統的生き方が必要であるかなどと記述し、それがいかにいびつなことであるか、分かって頂けたかと思います。
そして、このいびつな教科書を採用した教育委員会は、次のごとくです。東京都や大阪市や横浜市がこうなっているのですね。ただ、都道府県が採用しても、各地方の教育委員会が指定するとは限りません。それが救いではありますが、都道府県の教育委員会が強いところでは、地方が言いなりになることもあります。広島県は、呉市と尾道市が採用しそうでしたが、尾道市は、それを察知した保護者の方々の運動があって、取りやめになったと。でも、呉市はそのまま採用になってしまったそうです。全体としては、6%。目標は10%だったそうですので、まだ救いがあるかもしれません。今後を見守りたいと思います。
育鵬社の公民の教科書については、一旦これで終了します。性教協の例会で私たちに教えて下さった城さんに感謝します。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント
各社の教科書比較すばらしいなとおもいます。団塊Jr.の未婚率や体外授精率は企業の利潤のせいだと言われるのは確かにそうだとおもいます。またそれが国民の分断だといわれるのも納得しますが、それだけではないとおもいます。ネット社会やコミュニケーション能力不足や家庭教育が機能していないのに個人主義にはしっている傾向もみられているのではないかと感じます、男女平等にたいする各社の温度差がすごくよくわかります。コミュニケーション能力は産まれた家庭の教育の中身に相当するのでコミュニケーション能力不足は団塊世代の貧困がみえますよ、団塊世代が大企業、一流大学卒であるならば、団塊Jr.はたいがいに100%結婚して子どもはいます、団塊世代は以外と中小企業率もたかいのでその場合は貧困にならざらえません。だから社会の分断というのは根拠がありますが、だからといって大学卒キャリア思考の女性が増えているのだから、体外授精に関わるすべての知識やジェンダーを重要視する社民党や共産党の考え方とのミスマッチに関するトラブルは今後もでるのではありませんか、男女平等は当然のこと、女性は結婚すると赤ちゃんがほしいからこそ不妊症に克服するスイッチがはいることも忘れないで男女平等になるべくする社会が求められるのではないでしょうか?
投稿: 愛ちゃん | 2015年11月 3日 (火) 10時30分
私は男女差別を促進するために、社民党や共産党とのミスマッチをいったわけではなく、体外授精を土台とした妊娠出産では、女性を分断すると言われてもしかたないけど、雇用やキャリア形成がかなり不十分だからこそ体外が必要になってくるからこそ、体外授精の知識も必要だからこそ共産党の議員にいつもつたえているのですが、党議拘束があるらしく労働者保護が重要視のようで両輪がないと出席率は低下してしまいますよと伝えてはいます。妊娠可能な女性労働者保護と体外授精に関する知識は高いお金を払って長期間でゴールインするよりも、短時間でゴールインして二人生んだほうが目標値を達成できるからこそ、 労働者保護や労組改革などを本当にのそんでます。今の労組改革の必要性や社民党や共産党議員の高齢化には危惧を感じます。数年後には社民党はいなくなってしまいます。
投稿: 愛ちゃん | 2015年11月 3日 (火) 11時17分