がんの治療について
ビル開業の産婦人科医が二か月に一回集まって、いろいろと情報交換などの話をしています。先日の会で、がんの専門医の方にいろいろと話を聞きました。
先日の四国がんセンターの婦人科の先生の話でもありましたが、今、遺伝子が検査できるようになって、がんの分野でもいろいろと分かってきていることがあります。
アンジェリーナ・ジョリーさんが、予防的に両乳房を切除したとして、話題になりました。卵巣と乳房と両方にがんができる遺伝子があると。身内に次々とがんができる人たちがあるということは、以前から臨床の場でも話題にはなっていました。それが、証明されているということですね。
遺伝子乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)と言って、日本でも、四国でも、そして広島でもそういう患者さんが出ていると。そういう方たちにどうアドバイスをし、どんな医療が必要とされているかということですね。
そして、その場でも言われたのですが、乳がんでもそうなのですが、卵巣がんを発症してしまっている場合など特に、手術と抗がん剤の組み合わせで治療が行われます。その抗がん剤、化学療法を拒否する方たちが多くて、とても困るということでした。それは、私が診ている患者さんでもそうなのですね。
その方たちが民間療法を行っていると。民間療法は精神的に安定を求めるためにはいいけれど、やはり医療者としては、まっとうな治療を受けてほしいと思っています。
川島なお美さんが、最後まで女優であり続けたと、そんな報道を見て、私も涙を流しました。でも、その彼女が抗がん剤を拒んで、民間の治療を受け続けたと。それは心のよりどころだったかもしれません。でも、私から見ると、まで詐欺のようだと思ってしまうでのです。
それらについてはまたお話しますね。
その会は、広島チサンホテルで行いました。そのお料理です。これらに沢山の種類の飲み放題がついて5000円でした。私はお酒は飲まず、ノンアルコールのビールと梅酒で過ごしました。これにパンとコーヒーです。
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コメント
わたしも川島なおみさん、なんとか命を伸ばせる可能性があると思いながらも、女性が抗がん剤をつかうとなると、しかも女優さんになると、髪が大事、髪は女性の命だからからということになりますよね。髪を大切にしなければならないですがやっぱり命も大事だから、検診と抗がん剤だとおもいます。
投稿: 愛ちゃん | 2015年10月 6日 (火) 17時14分