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京都の講演の抄録です。

 私は今日は、一日ドッグです。胃カメラもあります。胃カメラでは、麻酔を使ってもらって眠ります。眠りに入る瞬間が気持ちよくって、だからドックが好きなのですね。でも、今年はデブになったので、指導を受けること絶対ですね。仕方ありません。ドックに向けてダイエットをするつもりだったのが、何度も食事会があったり、京都に行って京料理をたらふく頂いたりしたのですから。

 ドックの後は、毎年お昼を頂いた後のんびりするのですが、今年はそうはいきません。修道大学での講演があります。ドッグで麻酔をつかうので、車の運転ができません。さて、どうやって行きましょうか。

 京都でのもう一日のこと、もう少し後にして。今日は、京都での講演の時に提出した抄録を載せます。ぜひ読んで見てくださいませ。

『    京都産婦人科医会主催
 
   第3回京都・性の健康フォーラム

若年者の妊娠~産む選択・産まない選択~

講演Ⅱ「思春期の性の現状とかかわり方
 
    ~診療の現場から見えること~ 

 
   広島市河野産婦人科クリニック
 
             河野美代子

若年者の妊娠~産む選択・産まない選択~
 
私は、それに選択の余地なく産まざるを得なくなった妊娠も加えたい。

 
妊娠が分かっていても、それを誰にも相談できず、病院にいくこともできず、一人抱え込んで悩む。やっと病院に来た時には、中絶できる時期を過ぎてしまい、産まざるを得ない、しかし育てることもできないという例を私は一番恐れる。

日齢
0日の虐待死もその80.6%が望まない妊娠の結果である。

 
演者が開業して10年の間に来院した初診時10代の女性は4537人。うち10代の妊娠が1109例。その75%が人工中絶に終わっている。

 
  しかし、彼女たちは、決して「初めから中絶を望んで」いるわけではない。

若くして妊娠した者の多くは「産みたい」と言う。「赤ちゃんを殺すのはいや」と。しかし、産むというのは育てるということ。子育ては経済的なことも含めて「生活」である。生活の実感がまだ乏しい彼女たちに実感を持たせることを誰かがしなければならない。

また「中絶は殺人」と教える教育は、それによって、若者の性行動を抑えようという目論見が見えるが、それは効を奏しない。「性交は妊娠する行為である」と実感を持って捉えていない所では、中絶は殺人と素直に受け止める。故、いざ妊娠すると産むと言い、それまで殺人だと脅していた大人たちは今度は中絶を迫る。

 
私のデータでは、10代の少女たちの性の相手は60%が、妊娠の相手は64%が社会人である。

社会に出ると誰も教えない。学生の間にどれだけの知識を得、意識を作るか、それが問われる。すべての若者が避妊をしっかり学んで大人になることは私の長年の悲願である。義務教育の間に、ということであるが、今中学では指導要領を逸脱することとなっている。

 
 私が出会った様々な若者の妊娠の症例を上げ、どのような教育が必要であるかを具体的に語りたい。

未だに続く性教育バッシングに負けることなく、実践することをも訴えたい。



京都を案内していただいたことのご報告は、写真だらけになります。まず行った東寺で買ったお土産です。

___1875

バックの黒は、クリアファイルです。東寺のしだれ桜、五重の塔など。右上のは、キーホルダーですが、丸くて小さな万華鏡になっています。覗くととってもきれい。小さな鈴がついています。

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コメント

私も若いうち、自分がそだてられないから避妊する。もしかしたら、中絶する。中絶は殺人に値するからこそ避妊する。でよいと思います。避妊の仕方を教わらない寂しさを感じながら、四十代で治療しても0・8%しか出産までいたらないギャップの重さを感じてます。若いうち、お金ないからこそ教育をうけて妊娠して、結婚がきまったらブライダルチェックして35までに生みたいですね。それがいかに難しいか、避妊の困難さのお話をききながらも感じてます。せめて避妊教育は家庭でできるように指導いきたいですね。

投稿: 愛ちゃん | 2015年9月17日 (木) 03時49分

ある若い娘が、結婚(式)て何ですかと聞いたきました。
私は、「覚悟を持ってのけじめ」だと答えました。
最近は、結婚する前に一緒に住み、そこから結婚式場に一緒に行って、式が終わったら一緒にその家に帰ってくるカップルは少なくないようですね。それとできちゃった結婚も。
否定はしませんが、ちゃんと二人で決めて覚悟をもっていることが大切じゃないのかなって思います。
流れの中で、流れるままに進むのでなく、大切なことは立ち止まってよく考えて覚悟を決めて行うのが良いように思います。
昔に教えて頂いた言葉がります「何かをするときには、二人で一生懸命に考えて知恵を絞り、勇気をもって決断すること。そこに愛情を添える」と
好きな人と性交渉をするときに、よく考えるか、流れのままにするのかで、答えは決まってくるのでしょうね。
「中絶は殺人」、でも産んだ後に赤子を殺す事件が昔に比べて多くなっていると思います。
親にとって都合の良い性教育でなく、子供たちにとって大切な性教育は大事ですね。

投稿: やんじ | 2015年9月17日 (木) 07時51分

本当に日齢ゼロ日でなくなる赤ちゃんを減らしたいからこそ避妊ですよね、中絶はやっぱりどっかで殺人だからこそ減らさないといけない。ですが、今の私の本心は、中絶をしてよかったと結論は時間と自己との対話の関数です。中絶するための助成金や基金などをきちんとつくりながらも避妊教育をしていきながら妊娠可能性の領域もしっかり教育してほしいとかんじています。私は中絶できたのは私の親がお金をだしてくれたから、二度と親が殺人のためのおかねをださないように勤めてきた10年です。親に対する信頼の回復のために介護福祉士を一回でとることを公約し達成し、前進してきました。前進している期間の欠落していたのは、人生をあきらめていた心を捨て去ること不妊に対する知識でした。本当に今あらゆる意味で性教育は必要かと感じてます。

投稿: 愛ちゃん | 2015年9月17日 (木) 13時27分

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