NHKの報道・「東寺」の言葉

　昨日のドック、修道大学での講演、無事終了しました。そして、修道大からの帰り、NHKラジオで安保法案が参院特別委員会で可決と知りました。虚脱感いっぱいで、家に帰って、夜遅くにニュースをテレビで見ました。びっくりです。

NHKラジオでは、普通に可決されたように言ったし、法案成立に賛成する人たちがどこかに集まって賛成を訴えたということを長々とやったし。

　でも、民放のニュースを見ると、これは強硬採決以外の何ものでもありません。いえ、採決されたと分かりもしない、騒ぎだけではないですか。そもそも、委員長の解任動議の後、どうしてあのひげの佐藤氏が何の権限で、委員長の代理をするのか、そして何をしゃべったのかなんて何もわかりません。国会前で頑張っている人たちのことも、民放でないと分かりません。

　本当にNHKの報道は、露骨にひどくなってきました。NHKだけを見ていたら、世の中のことが分かりません。あれこれニュースを見た方がいい。でも、民放のニュースの時間は遅いのですね。それが難点ですが。

　先日、京都で山中さんに案内して頂いた時、東寺にありました。



『お大師さまのおことば   

珠を持てば善念生じ
剣を把れば殺心の器

　人は数珠を持てば善い心を生じ、
  武器をつかめば殺意をもった器となる。

持ち物や服装で、人の心は決まっていきます。
あなたが何を身に着けようかと考えることは、
どんな人物になろうかと考えることと同じです。・・・』

「戦争をしないために、戦争できる国にする」
これほどおかしな言いぐさはありません。戦争できる国にすれば、戦争するようになる、これが自然のことです。

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