被爆70年24時間チャリティー・コンサート
被爆70年24時間チャリティーコンサートは、昨日から開かれています。
公演中は、撮影禁止ですので、これは開演前の写真です。
私は、ボランティアて動きながらいろいろな方の公演を見せていただきました。それはそれはどなたのも、素晴らしいものでした。日本古来の伝統芸能、アフリカ、韓国の芸能などの世界中の公演、東京や仙台や沖縄など日本中の方々も。クラシックから歌謡曲、子どものマリンバからお年寄りまで、本当にさまざまな方たちの熱演が繰り広げられました。扇ひろ子さんや喜納昌吉さんなどは、年輪を重ねるというのは、こんなことなのかと、すごみがあって感動しましたし、最後の藤田真弓さんのソプラノも鳥肌が立つ思いでした。
今日の公演は同時進行でYoutubeで見ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=C1JgXbHk1Ys
プログラムに寄せられた呼びかけ人の方々の素晴らしい文章を転載させていただきます。
『わしらあは、そう信じる。 画家・絵本作家 安野 光雅
人間が平和に生きるということが美しいこたあ、世界のどこの国にも通じる、自然のきまりだと思うていい。
このきまりに従うちゅうこたあ、つまり自分の国の主権(主権在民)をまもり他の国と同じ立場に立とうとするものの大きい責任なんじゃけー。
以上はわたしの故郷の津和野弁(広島語圏)で書いた、日本国憲法、前文の一部です。
美しいということは、地球に住む世界中の人々にとって、どんなに大切なことでしょう。
コンサートに集まったみなさんは、どうかこのことを心のすみにしまっておいてください。
田舎弁の憲法前文は次のように続いて終わります。
わしらあ、信じる。
国の名誉にかけ、国の力の全力をあげて、この尊い、誇りある、目的に向かって進むことを誓う。』
『広島初演演奏曲“最後の手紙”について 作曲家 三枝成彰
この作品は、戦争で命を落とした兵士たちの切ない希望や絶望と、現実の声を伝えることにより、残酷な戦争によって愛する家族や恋人、友人との絆が割かれることが二度と起こらないようにとの願いで作りました。
ドイツの編集者、ハンス・ワルター・ベア氏が第二次世界大戦で戦死した兵士の声を世界に伝えるため、彼らが残した手紙を送ってほしいと遺族に呼びかけました。その結果1939年から1945年に書かれた2万通以上の手紙が寄せられ、31か国、202人の兵士の手紙が「人間の声」として1961年に出版されました。
膨大な手紙の中から、2009年に他界した私の親友でありコピーライターの眞木準氏によって、12か国の13通の手紙が選ばれ、それを歌詞とし、男性合唱と管弦楽のための「最後の手紙~The Last Message」として生まれました。
彼らの本当の声を私の作品で後に続く世代に残したいと願い、私が「人間の声」に出会った東京芸術大学作曲家の学生だった頃から50年あまりを経て、今もなおこの作品に取り組んでいます。
戦争で命を落とした兵士たち、そしてその悲しみに耐えた家族の思いが、この作品を通じて、すべての人々に平和と救いをもたらすことを願ってやみません。』
この三枝成彰さんの「六本木男性合唱団倶楽部」の75人もの方々は午後5時ころからの公演です。Youtubeでもご覧になれます。
『河野美代子からだの相談室』
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ぜひ覗いてみて下さい。
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コメント
本当に有名アーティストや作曲家がくるコンサートを企画する河野先生はびっくりです。それを福島県の復興につなげるチャリティーコンサートならすてきですね。有名アーティストとの出演折衝までやるのはすごい人だと思います。普通はできませんよね。
投稿: 愛ちゃん | 2015年8月12日 (水) 11時31分