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むなしいけれど、すべきことを。

 昨日の安保関連法案委員会採決、今日の本会議採決、むなしい思いでいます。あらゆる世論調査で反対が多く、安倍内閣支持率もさがっていても、それでも、安倍氏に国民は「時が経てば忘れるでしょう」と言わしめているこの自信は何なのでしょう。

 もうずっと前、PKOのころから、今日は着々と作られて来たのだし、そのために衆議院小選挙区制も(民意が反映されないと反対すると、守旧派と言われたものです)作られたのだし。教育の世界も。そしてなにより労働組合の再編も。中曽根・山岸の目論見が今、ここに来て成果がはっきり見えますね。せっかく民主党が第一党をとったのに、あの内閣が何をしたのか。とくに最後の消費税を上げることしかしなかった野田内閣。

 NHKもひどいし。この大切な時に昨日も今日も国会中継はしないというし、沢山の人が国会を取り巻いても、まったくと言っていいほどニュースには流さないし、地上波を五つも持っているのに、完全に国営放送に成り下がってしまって。

 ・・・頭の中でぐるぐるとずっとずっとこれまでの流れが巡っています。でも、そのような中で、今のように自民公明に大多数の議席を与えるという一票を選択した国民の責任が一番重い、そこに行きつくから、だから空しくなるのですね。

 私の子どもや孫が戦争に巻き込まれて行くのは、意外と近いかもしれないと思っています。この歴史的転換を心に刻み込んでおきます。そして、何をするのかですね。

 私は私で目の前に次々と行事があります。それらを一つ一つこなしていくことが今私に課せられていること・・・。私の中では、性教育と政治はしっかり結びついております。「いのち」だもの。

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 この日曜日、山口のセミナーです。これから性教育に取り組もうとしている教師の方たちに焦点を当てての講演をします。

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 その一週間後はもうご案内している性教育指導セミナー全国大会in広島です。私は、24日から、前泊する先生たちをご案内したり、25日の県民公開講座は、産婦人科医の劇で妊娠した高校生の母親役をして、その後座談会。その後、全国から来られた方たちの懇親会。これには「子ども神楽団あおぞら」の子どもたちが、かぐら「やまたのおろち」をしてくれますし、私はその懇親会の司会を引き受けています。深夜まで二次会があるし、もしかして三次会の案内もすることになるだろうと覚悟しています。いろいろと大変です。きっと終るとがっくり来るでしょう。この後まだまだ続きます。明日に続きますね。

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コメント

私は、最近、反戦自衛官といわれる方の著作物と 革共同政治局の失敗を買っています、実はすごく団塊の世代の方への疑問があるのですが、先生に怒られてしまいそうですが、ハイジャックしてまで、拉致事件をおこしてそして内ケバ連続殺人までおこした事への市民への謝罪が一切ありませんから、廃案にできなかったと感じます。安保を廃案に持っていきたかった人々が団塊の世代はたくさんいますが、すごく疑問であることを感じています。本当は安保闘争をセクトの利益に変えて行き市民の声を無視したことこそ左派の政治的敗北につながっていかなかったことこそ、テレビ報道への敗北だとおもってます。本当に強硬採決は悲しいと思いますが疑問を感じます。

投稿: 愛ちゃん | 2015年7月16日 (木) 10時34分

でも、韓国には徴兵制までありますよね。
平和のために必要なものは何なのか、考えさせられます。。

投稿: 平和を愛する広島市民 | 2015年7月16日 (木) 21時02分

わたしは、最近街頭演説で「安倍さんはイスラエルが大好きだから、イランとイスラエル・サウジアラビアが戦争になれば存立危機事態なんちゃらと言ってイスラエル側に立って戦争に参加する。日本はシーア派過激派により原発に報復テロを食らう。日本は滅亡するであろう。だから安保法案は廃案、安倍はやめさせないといけない」と訴えてます。実際、イランの和平合意、サウジアラビアとイスラエルだけが強烈に反対しています。イスラエルとサウジアラビアが、「アメリカはイランに甘すぎる」と焦れば、イスラエル軍はイーグルF15をサウジアラビア経由でイランに送り、施設を破壊します。イスラエル空軍、サウジアラビア空軍、空自はよく装備が似ているから戦闘協力に技術的支障はない。おそらく空中給油機でイスラエル、サウジアラビアに協力するでしょう。そもそも日本はイランともサウジアラビア、イスラエルとも仲がいいから、両者の信頼醸成に尽力するのが、爆心地出身の岸田外相の役目なのに正反対をしています。一刻も早く安倍退陣させないと、日本は滅亡でしょう。

投稿: さとうしゅういち | 2015年7月17日 (金) 01時53分

自らの保身のために、疑問を持ちながら法案賛成の自民・公明の議員達には失望しています。

私たちは安保法が違憲だからと言うだけでなく、良くないン法律だから止めさせる人を次の選挙で選ばなくてはなりません。
現政権は次の選挙前にはきっと甘く口当たりの良い政策で人心コントロールを図ります。
そのアメに惑わされないためにも今回の強行採決を忘れてはいけないと思います。
総理は「戦争をさせないための法律だ」と言いますが、そのために軍隊をつくり、海外へ派兵するのは全くの屁理屈だと思います。

投稿: ちょっと辛口 | 2015年7月17日 (金) 06時55分

安保に関するいろんな悲しいお話ばかり親からきいたし、自分でもいろんなお話しの本を読んだりしているけど台風の中国会前で活動している人々は偉いと感じながらも、安保闘争したために就職や結婚や大学卒業できなかったはなしを聞いたら差別を感じながらも今の若者にリスクをおしえながら運動に参加させるのができたらとおもいます。怒られる考え方かもしれないけど、渋谷暴動事件のお話しを伺う限りいろんな事を考えます。親としてはだれよりも幸せになってほしいから色々と心配をします。思想犯で長期に逮捕・収監されるから、就職や結婚をあきらめるのではなく、安保闘争に無理がなかったか、権力側の横暴など検証する優しさがほしいとおもいます。だからこそ 強硬採決する側や安保闘争する側にも責任があります。親は安保闘争してまで不幸になってほしくない、危険だからこそ運動にあえて参加しない意見もあるとおもいます。

投稿: 愛ちゃん | 2015年7月17日 (金) 12時00分

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