性暴力救援センターSACHICO
昨日は、広島県の男女共同参画をすすめる会企画、広島県男女共同参画財団・広島市男女共同参画推進センター共催の講演会に行きました。県内各地から、行政の方たちも含めて、約100人の方たちが集まりました。広島県にもワンストップセンターをつくろう、つくらなければ、という意気込みが感じられました。
講演は「24時間ワンストップセンター 性暴力救援センター・大阪SACHICOの活動から」
代表の加藤治子先生です。SACHICO=Sexual Assault Crisis Healing Intervention Center Osaka(性暴力危機治療介入センター大阪) 加藤先生は、大阪阪南中央病院産婦人科のドクターです。
以下、わかりやすくまとめてあるチラシから。
☆SACHICOは2010年4月に、日本で初めて、24時間体制・病院拠点型の性暴力被害のワンストップセンターとして開設されました。
☆SACHICOでは、被害直後からの総合支援(産婦人科医療や、カウンセリング、法的支援、警察などと連携)を行っています。
☆SACHICOでは、警察に行くか行かないかなど、あくまでも被害者が、自分で決めるということを大切にしています。性暴力のない社会にしていく、社会を支えていく運動にも取り組んでいます。
国連では、2009年7月、国連経済社会局女性の地位向上部著「女性に対する暴力に関する立法ハンドブック」を出して、「女性20万人に1箇所のレイプ・クライシスセンターを設置する」よう勧告をしています。
国連の定義では、性暴力とは「身体の統合性(私の体は私のもの、私の心は私のもの)と性的自己決定を侵害するもの」としています。
さらに国連の勧告では、レイプ・クライシスセンターとは「法は、・性暴力の被害者が、国の費用により、妊娠検査、緊急避妊、人工中絶、性感染症の治療、負傷の治療、被害後の予防およびカウンセリングを含む包括的かつ総合的なサービスに速やかにアクセスできるよう規定すべきである。および、・このようなサービスへのアクセスは、被害者への警察への被害の申告の有無を条件とするものではないことを規定すべきである」としています。
SACHICOの定義では、性暴力とは「同意のない・対等でない・強要された性的行為はすべて性暴力 1.レイプ・強制ワイセツなどの性暴力 2.子どもへの性虐待 3.DVとしての性暴力 4.その他(これには行き場のない少女たちをホテルと食べ物を提供することにより売春をさせる組織の被害に遭った人たちが含まれます)」
以下、わかりやすくまとめてあるチラシから。
☆SACHICOは2010年4月に、日本で初めて、24時間体制・病院拠点型の性暴力被害のワンストップセンターとして開設されました。
☆SACHICOでは、被害直後からの総合支援(産婦人科医療や、カウンセリング、法的支援、警察などと連携)を行っています。
☆SACHICOでは、警察に行くか行かないかなど、あくまでも被害者が、自分で決めるということを大切にしています。性暴力のない社会にしていく、社会を支えていく運動にも取り組んでいます。
国連では、2009年7月、国連経済社会局女性の地位向上部著「女性に対する暴力に関する立法ハンドブック」を出して、「女性20万人に1箇所のレイプ・クライシスセンターを設置する」よう勧告をしています。
国連の定義では、性暴力とは「身体の統合性(私の体は私のもの、私の心は私のもの)と性的自己決定を侵害するもの」としています。
さらに国連の勧告では、レイプ・クライシスセンターとは「法は、・性暴力の被害者が、国の費用により、妊娠検査、緊急避妊、人工中絶、性感染症の治療、負傷の治療、被害後の予防およびカウンセリングを含む包括的かつ総合的なサービスに速やかにアクセスできるよう規定すべきである。および、・このようなサービスへのアクセスは、被害者への警察への被害の申告の有無を条件とするものではないことを規定すべきである」としています。
SACHICOの定義では、性暴力とは「同意のない・対等でない・強要された性的行為はすべて性暴力 1.レイプ・強制ワイセツなどの性暴力 2.子どもへの性虐待 3.DVとしての性暴力 4.その他(これには行き場のない少女たちをホテルと食べ物を提供することにより売春をさせる組織の被害に遭った人たちが含まれます)」
◎現在の刑法では犯罪化できない性暴力が非常に多い(日本の刑法におけるレイプ・強制わいせつは、暴行または脅迫を以て13才以上の婦女を姦淫したる者、13才に満たさる婦女を姦淫したる者、また13才以上の男女に対し暴行または脅迫を持って猥褻の行為をしたるもの、13歳に満たさる男女に対し猥褻の行為を為したるものと定義されています。)
SACHICO開設5年間の概要です。
電話件数 23039件
来所延べ件数 3202件
初診人数(実人数) 983件
983人のうち、年齢別には未成年が610人(62.2%) 。
レイプ・強制ワイセツの被害者に限ると、被害者577人中 316人、54.8%が未成年です。
0~4才が8人 、5~9才が21人、10~14才が97人、15~才19才が190人。
子どもへの性虐待の被害者は計213人。その加害者は義父37%、実父24%、実兄16%、義兄弟10%、祖父3%、伯父・叔父3%などとなっています。
この項、明日にも続きますね。
SACHICO開設5年間の概要です。
電話件数 23039件
来所延べ件数 3202件
初診人数(実人数) 983件
983人のうち、年齢別には未成年が610人(62.2%) 。
レイプ・強制ワイセツの被害者に限ると、被害者577人中 316人、54.8%が未成年です。
0~4才が8人 、5~9才が21人、10~14才が97人、15~才19才が190人。
子どもへの性虐待の被害者は計213人。その加害者は義父37%、実父24%、実兄16%、義兄弟10%、祖父3%、伯父・叔父3%などとなっています。
この項、明日にも続きますね。
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コメント
さち子というから人の名前かと思ってました。家庭内の性暴力ってかなり多いんですね。初めてしりました。辛さんってサンデージャポンに時々でてくる人ですね。そういう方々とお知り合いなのはびっくりです、今日は1ヶ月検診でしたが。もう月末の余剰胚の管理以外産婦人科にいかなくてよいのはびっくりです。あと性暴力での妊娠の中絶費用を助成するか0えんの公費負担をすべきだと思ってます。性暴力での中絶こそお金がかからないかたちにした方が女性のためでは。
投稿: 愛ちゃん | 2015年6月 1日 (月) 22時42分