比治山大学での講演
昨日は、夕方6時から8時過ぎまで、比治山大学で講演をしました。現代文化学部子ども発達教育学科の一年生全員です。幼稚園や小学校の教師になることを目指す人たちです。昨年、この学科のすべての学年に話をしました。今年からは、一年生に話します。
ありがたいことです。学校現場で性教育に理解のある、そして実践に取り組んで下さる教師が増えること、そのために教師になろうとする学生たちに性教育を学んで戴くことは、私の夢でもあります。
私の話の前に学科主任の緒方先生の挨拶がありました。聞いていて、ふと泣きそうになりましたので、その手に持っていらっした挨拶文を戴いて帰りました。以下、先生の挨拶の転載です。
『みなさんこんにちは。今日は、子ども学科学生1年生全員が夕方6時という時刻に集まっての勉強会です。
「性」をテーマに取り上げた、講和を聞かせて戴き、多くのことを学びたいと思います。
すべての子どもたちの幸せの実現をめざし、子どもたちの明るい未来を切り拓く。子ども発達教育学科のめざすところはそこにあると思います。そして、その出発点は「命の誕生」、もっとたどれば「性」の問題に行き着きます。つまり、本日のテーマ「性教育」は、子ども発達教育学の根幹ともいえるものです。本日は、この「性」の問題に全員で真剣に向き合いたいと考え設定されたものです。教師・保育者が身につけるべき正しい知識と考え方を今から学びたいと思います。さらに、学生として、どうとらえどう行動すべきか、についても学びたいと思います。
本日、ご講演をしていただく先生は、河野産婦人科クリニック院長河野美代子先生です。全国各地で性教育に関するご講演をされながら、正しい性教育の在り方について推進、普及を何十年も続けてこられました。実は、わたしが新米の教師だった頃、新任研修でご講話を聞いたことがあります。特に、子どもの命の大切さ、母体の健康の重要性、言うなれば弱者の悲劇を未然に防ぐ教育の大切さを訴えられていたことが今も心に残っています。
本日も、みなさんの心に刻みこまれるお話しをしていただけるものと思います。しっかり、学ばせて戴きましょう。では、先生よろしくお願い致します。』
関係者の皆さま、遅くまで話を真剣に聞いて下さった学生さんたち、ありがとうございました。
2時間余り、ぶっ通しで話をしながら、自分では写真を撮れませんので、今日は講演の写真はありません。
ベランダで咲いたアマリリス。開業まなしに頂いたアマリリスです。以来、20年近く咲き続けます。4輪ではなく、2輪ですが。何にもしていない、ただベランダに置いているだけなのですが、この季節になると、咲いてくれます。
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コメント
先生の蒔いた種が、色々ところで育ち花が咲き、その咲いた花からまた種が広がりつつあるようですね。
凄いことですね。
投稿: やんじ | 2015年5月29日 (金) 12時25分
今の幼児教育学科ってこども学科というんですね、幼児教育学科というとどうしても私の高校の付属短大のことが思い出してしまい、色眼鏡でみてしまいがちですが、きちんと勉強してる方がおられるのはびっくりです、性教育や幼児期や胎生期を実際講義なされるなら、教授になられてはいかがですか?内科の教授が医学一般などをやるよりもおもしろいです。
投稿: 愛ちゃん | 2015年5月29日 (金) 13時06分
比治山大学子ども発達教育学科の一年生です。先日はお忙しい中講演に来ていただきありがとうございました。高校や中学で聞く話とは全く違うもので考えさせられるものがありました。なかなか聞くことのできない症例もとても詳しい説明があり大変分かりやすかったです。また機会があれば先生のお話を聞いてみたいと思いました。
投稿: | 2015年5月30日 (土) 15時43分