県民公開講座のご案内です。
来る7月26日、広島において日本産婦人科医会「性教育指導セミナー全国大会」が開かれます。広島での開催は、平成2年8月に開かれた「十代妊娠にみる諸問題」以来25年ぶりです。
その25年前、私は広島代表で、同タイトルで講演をしました。勤務医時代の十代の妊娠1000例あまりを分析して発表したものです。その中には、小学生の分娩や身内の男性による妊娠など様々なケース、それに若くとも頑張って子育てをしている高校生の分娩の統計などを提示し、性教育界に一石を投じることができたと思います。
25年ぶりの今回。素晴らしいプログラムができたと思っています。本番の御案内は明日にして、今日はその前日、7月25日に行われる「県民公開講座」のご案内です。
性教育に携わっている産婦人科医の集まり「避妊教育ネットワーク」のメンバーが、ドラマを演じます。当日は広島の花火大会。その花火大会に現れた教師たちと生徒たちが繰り広げる子どもたちと大人たちのてんてこまい。
バーチャルな恋愛、援助交際、デートDV、性同一性障害、高校生活の思い出のはずだったのに思いがけない妊娠、そしてそこに踊り出た、カープ女子!!
台本も演出も演じるのも全て全国の産婦人科医。広島弁で演じます。(3月に東京で一回だけ練習をしました。私は妊娠した高校生の母親役。産むと言う高校生に、あんたの人生はどうなるんねと大声で怒ったら、高校生役の先生が、怖かったと涙を流しましたよ)
そして、その再現ドラマを見て、北村邦夫先生と福島の野口まゆみ先生の司会の元に富山の種部先生、岡山の上村先生、そして私がさまざま話し合います。乞うご期待!!
入場は無料。どなたでも参加できます。参加希望の方、以下をプリントして、FAXで申し込んで下さいね。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント
本当に、身内の男性による性暴力による妊娠や出産そして小学生の妊娠と出産なんて驚きです。本当にそんなことがあるなんて、色々な立場の女性がいて、色々に大変な境遇に陥ってる女性がいることに改めて気がつきます。性教育も家庭の中の絆作りも必要ですが、お互い様・全ての子どもたちが生まれてきてありがとうと言われる世の中にしなくてはいけないなと思います。また全ての子どもたちが自分たちが生まれてきてよかったんだという人間関係を作らないと十代の望まない妊娠減りませんよね。ただ、先生が八十年代前半に出版された名著の記述のなかで子宮外妊娠した女性の話と妊娠6ヶ月で中絶した女性の話は本当に印象にのこっており、かわいそうだとおもってました。本当にこう言う話はなくならないといけないと思います。
投稿: 愛ちゃん | 2015年5月19日 (火) 12時58分
参加予定ですが、FAXがない場合はどうしたら良いですか?
投稿: やんじ | 2015年5月20日 (水) 15時15分