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女性のヘルスケアアドバイザー養成プログラム

 東京での講演、無事終える事ができました。

 日本産科婦人科学会が、全国都道府県の学会の一人から二人を推薦して戴いて、「女性のヘルスケアアドバイザー養成プログラム」を一年かけて行っています。とても厳しいもので、さまざまな分野からびっしりの講座を計六回。休んだ人は録画したCDで勉強しなければなりませんし、毎回テストもあります。

 その最終日朝から夕までびっしりの講座の一つが私の担当でした。朝、会場に行ったときは上村の講義中でした。みなさんとても熱心です。

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 私の講義を何とか無事終えて、お昼も30分でその会場でサンドイッチを食べて、それから。午後一番にはワークショップです。

10のテーマが与えられて、その中の一つのテーマを選んで、性教育で使う一枚のスライドを作るというものでした。

1.避妊を教えるスライドを作って下さい
2.男女交際について伝えたいことを1枚のスライドにして下さい。
3.中高生は性交をしてもよいかどうかと聞かれた場合、それぞれの選択肢と理由や配慮すべき点をスライドに。
4.なぜネットには注意が必要なのかを説明するスライドを作って下さい。
5.ピルを性教育でどう語るかを、中学生、高校生に分けて考えて下さい。
6.中学生に性別違和(性同一性障害)をどのように教えるか、クラスの中に性別違和を感じている生徒がいることを前提にスライドを。
7.妊娠期間や予定日、中絶可能な時期があることなどを教えるスライドを。
8.HPVワクチンの必要性を訴えるスライドを、副反応の問題も含めて。
9.性感染症の広がりを分かりやすく説明するスライドを。特に特定のパートナーのみでも感染リスクはあることなどを盛り込んで。

 各テーブルで一枚。みなさん熱心に話し合って、カラーのインクで書いたのを蓮尾先生が写真を撮ってその場で写してかつプレゼンするというものでした。

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 発表された一部のスライドです。面白くって。

このワークショップの後、まだ大川先生の講義が続きました。。こんなにきたえられた若い人たちはこれから性教育を担うとても大きな力になるであろうことを確信しました。私は大きな仕事を終えて、ちょっと虚脱状態です。

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コメント

女性のヘルスケア講座の講師を要請する講習会ってあるんですね。はじめてしりました。女性のヘルスケア講座に産婦人科にいってお金の心配なく診察や分娩が受けれるような事を伝えるコースがあれば安心なのですが、様々な助成金つまり税金がでるのはありがたいのですが、病院にいってからの様々な費用がどうしても出てしまうからやっぱり多額の現金を持ち込むなと言われても、その女性によって生活スタイルなど違うのだから難しいのでは。未払いの人もいるからこそ貧困も問題だと感じますが、どうしても病院側は患者が気持ちよく入院できるシステムなどを構築してほしいなあって感じます。産婦人科は未払いが多いからこそヘルケア講座は必要かとぞんじあげます。なんかもっと本当に患者が主体になれる産婦人科医療があれば未払いや避妊や感染症や子宮けいがんの問題を克服ができるのではないでしょうか?すごく患者が置いてきぼりで冷たいと感じます。

投稿: 愛ちゃん | 2015年3月16日 (月) 09時05分

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