あれから4年。福島の避難している人たちの事。
あれからもう4年。未だに沢22万9千人の東北の方たちが避難生活を送っています。
このうち、朝日新聞「データを歩く」から。
福島県内・外に避難している12万人のうち、2014年度復興庁調査で元の市町村に「戻る」と回答した避難指示区域の住民は何人でしょうというのがありました。昨年12月までに結果を公表した5町1万6261世帯のうち「戻る」と回答した人は約2割。戻らないと回答した人は約5割に上ったそうです。
それでも、世帯の誰もが住民票を移していない人が77.4%。また、半分近くの世帯が、震災当時同居していた家族と離れて暮らしています。
また、朝日デジタルの別の記事によると、
『東京電力福島第一原発事故後の影響が続く福島県では昨年、田村市と川内村の一部で国の避難指示が解除されたが、田村市で4割、川内村で1割しか戻っていない。原発周辺市町村では、帰還をあきらめた移住の動きが広がる。』
これまで公表してこなかった汚染水の問題が明らかになるなど、漁業の復興は大変に困難な状況が続きます。
第一次検査では異常なしとされた子どもの甲状腺がんが判明したとも伝えられています。
私たちに何ができるのか、これを今後も考え続けなければと思います。
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コメント
「戻らない人」「戻れない人」
を「死んではいない人」からと、
22万人/1.2億人の問題として、無視してしまうというのは怖ろしいことですね。
投稿: 宇品灯台 | 2015年3月11日 (水) 11時23分
子どもの成長と子どもの甲状腺の問題はずっとついてまわります。外遊びは子どもの成長を促しますが、子どもの成長を促すホルモンの順調な分泌ができなくなるからこそ外遊びができないからこそ問題で、成長ホルモンを分泌できなくなる物質であり、建築物である放射線や原発は重要な問題だと思います。反原発は重要だと思いますが、被災地の親御さんの子供の甲状腺の機能にたいして様々な甲状腺疾患があり、子どもの甲状腺の機能への理解もあまりすすんでないのでは。本当に重要だと思いますが、なかなか難しいのではないのでしょうか?立場上河野先生と全く違いますが、子どもの甲状腺機能について今の日本のほとんどの親御さんがきちんと理解されてるとは思いません。
投稿: 愛ちゃん | 2015年3月11日 (水) 11時32分
このような記事もあります。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141214-00010000-takaraj-soci
英訳ができないので、真実かどうかは判断できませんが。
子供の甲状腺がんは、当初言われていた、チェルノブイリとおなじような時期に出始めてはいますよね。
投稿: やんじ | 2015年3月11日 (水) 19時01分
こんな状態が続き、廃炉にすると言ったところで30年も40年もかかると言います。本当は100年、200年経っても元には戻らないと思います。
除洗廃棄物の処理さえ出来ないのに・・・。
それは見て見ない振りして、再稼働を叫ぶのですから呆れてしまいます。
それでも原発立地自治体は「原発迷惑交付金」を求めて、早く再稼働してくれと言います。
あの人の「最後は金でしょ」は叩かれましたが、本音だと思います。
こんな人たちを選んではいけません。
投稿: ちょっと辛口 | 2015年3月12日 (木) 06時34分
東北だけでなく、東日本、特に首都圏の子供の被爆も気になりますね。
もはや、東京は人の住めるところではないのかもしれません。
311以降、関東在住で、これまで元気だった友の体調不良をよく耳にします。
命よりお金(原発)、この風潮をなくしていかなければならないと思います。
投稿: もも太 | 2015年3月16日 (月) 13時41分