すんなり宝塚に行けなかった切符
私があちこち講演に行く時に、クリニック開院以来事務長をしてくれている姉が往復の行路の検討をし、切符も手配してくれています。
今回の宝塚でもそうでした。が、今回はすんなり行くことができませんでした。
まず、広島駅。上の切符を在来線の改札で器械を通して駅の中に入りました。そして、新幹線への改札で下の切符、新幹線用のと一緒に器械を通して入ろうとすると、通せんぼの扉が閉まって、通れませんでした。ええっ?行きと帰りと間違えたかしら、ちゃんと確認しているのだけどと思いながら出てきた切符を取ったら、駅員さんが飛んでこられました。切符を見せて下さい、と。
そして、切符を点検して、これでは行かれません。この切符は、在来線となっています、と。
でも、新大阪までの新幹線の切符は、これですと言ったら、そうではなく、乗車券が違いますと。これでは、ずっと山陽線を通って、尼崎で福知山線に乗り換えて行く切符ですと。新大阪を通って行くのなら、差額を払ってもらわないと、と言われます。
びっくりです。私は、何十回も宝塚には行っています。新幹線で新大阪まで行って、そこで在来線に乗り換えて、大阪、尼崎、そこで宝塚線と言うか福知山線に乗り換えて行きます。今回も当然そのルートで切符を買ってあるはずなのですが。
でも、これは大阪に行って差額を払って下さい、と、器械を通さないで中に入れて下さいました。私、さっぱりわかりません。何がいけないのか。新幹線の中で行き帰りの切符を並べて考えました。でも、わかりません。だって、新大阪までの新幹線の切符はあるのに、なぜ?このままの切符で行くためにはどうすればいいのかしら、神戸で降りて尼崎へといっても、新神戸と神戸三宮は離れているし。
で、新大阪です。清算窓口に行って、これこれと説明をすると、これは途中で清算するとややこしくなるから、宝塚に行って清算して下さい、ここは事情を言って器械ではなく、あそこを通って下さいと言われました。有人の改札口です。改札口でまたこれこれと事情を言ってそこを通してもらって、そして宝塚に急ぎました。宝塚ではお迎えの方が来られていますので、急がなければ。
で、宝塚です。改札を通る時に駅員さんに話すと、これは緑の窓口に行って下さいと言われます。お迎えの方に待っていただいて、緑の窓口に行きました。緑の窓口でまた事情の説明です。そして、行きも帰りも切符を新しくして下さいました。新しい切符はこうです。切符を渡す前に写真を撮らせてもらいました。上が通れなかった切符、下が新しくしてもらった切符です。上のは、経由:山陽・東海道・福知山となっていて、新しいのは経由:広島・新幹線・新大阪・東海道・福知山線となっています。帰りの切符も新しくしてもらいました。そして、差額を払いました。宝塚での緑の窓口の人もびっくりしておられました。こんな売り方は無いですねと。
まあ、なんと。いつも買っているJTBは一体どうしてこんな売り方をしたのでしょう。
翌日。姉に確かめた上で、私はお昼時間にJTBに行きました。「ここで購入した切符のクレームです。どなたか、お話しができる方に」と言って。そしたら、マネージャーと言われる方が出て来られました。そして、すぐに「この度は大変ご迷惑をおかけして、申し訳ございませんでした」と言われるのです。私がなんにも言ってない内から。「昨日、JR宝塚から連絡がありました」と。姉が書いた切符の申し込み用紙もちゃんともっておられます。それには、きちんと新大阪経由と書いてあります。全て分かっていらっしゃいました。でも、それなら、昨日の内か翌日の朝にでも、電話の一本でもすべきだと思いましたが。私が来るまでなんにもしないのではなく。まあ、ともかく謝罪をされ、私が支払った差額640円を出して下さいましたので、一応これで終わりです。でも、プロである旅行社が、なぜこんな売り方をしたのか、何をまちがえたのか、その謎はとけないままです。
それにしても、瞬時にすべてを読み取とってストップさせる改札の器械、あれは大したものですね。その正確さ、賢さ、威力に改めて感じ入りました。
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コメント
間違っているかもしれませんが。
JRの運賃は、確か距離で決まっていたと思います。
大阪周辺は路線が複雑なので、ちょっと変えてみます。
例えば、広島駅から本郷駅に在来線でいくと、直接にいきますからその距離の運賃ですね。
そこで新幹線の東広島駅と西条駅の間が、JRで繋がっていたとして、広島から新幹線を利用して本郷にいくとすれば、広島駅から新幹線の東広島駅に行き、東広島駅から西条駅間のJRを利用して、西条駅から本郷駅に向かいます。この時の切符の普通乗車券は、広島駅〜東広島駅〜西条駅〜本郷駅の距離の運賃です。
ですが、普通乗車券が、広島駅〜西条駅〜本郷駅の距離の運賃となっていると、東広島駅〜西条駅の区間の運賃が抜けてます。
今回のミスは、山陽本線〜東海道線の尼崎〜宝塚の距離の運賃で、新大阪駅から尼崎駅への距離分の運賃が抜けていたことになったからだとおもいます。
投稿: やんじ | 2015年2月 7日 (土) 09時33分
JTBさんっていつも混んでいるけどミスもあるんですね、駅の方からJTBにクレームが来たのはびっくりするなぁ。私は子宮けいがん検診をうけたいけれど、妊婦検診がかぶるなら、一部分個人情報を自治体と医療機関の中で連動させるシステムを作ってほしいと感じます。だって子宮けいがん検診はしてないなら妊婦検診にいれますと言われて素直にうけいれましたが、なぜ妊婦検診と子宮けいがんを自治体は区別するのか、女性の体を女性の行事と歴史連動させないで一つの検診だけでみようとするのかなと思って河野先生に質問しました。一人の女性として生きてきた証拠として妊婦検診の中に組み込まれた検査項目として子宮けいがん検査を見て欲しいなあ、なんであくまで行政の都合が上位で女性の利便性が下位なのだと感じて先生に質問しました。河野先生に突然へんな質問して丁寧にお答えしていただきまして感謝してます。
投稿: 愛ちゃん | 2015年2月 7日 (土) 09時44分
追加で、実際の力方法は知りませんが、
出発が広島駅、行き先が宝塚で、経由地として新大阪の入力を忘れてしまったのではないでしょうか。
投稿: やんじ | 2015年2月 7日 (土) 09時51分
全国への講演の旅ご苦労様です。大変でしたね。切符の事、難しくていくら読んでも私には理解できません。30年程前、先生がこの活動を始められたばかりの時、訪ね訪ねて先生に辿り着き仲間でお話を聞き感動・納得・目からウロコだったことをつい最近の様に感じます。今では大木の様に日本中に葉を広げられているのですね。どれだけ多くの子供や若い親が助けられていることでしょう。私も助けられ子育てした親です。その子が今親になりやはり助けられています。宝塚の中学での講演はこれから順次して行かれるのでしょうか。今孫が宝梅中2年です。近いうちに孫が先生のお話を聞く機会に恵まれるのだと思うととても嬉しいです。診療しながらの講演活動は大変でしょうが、どうぞこれからもお元気で続けて下さい。
投稿: ふじやま | 2015年2月 7日 (土) 14時23分
今回は大変なご迷惑を蒙られましたね。
まず結果から言いますとJTBの発行間違い(知識不足)から始まった騒動だと思います。
JRの運賃制度は大変複雑でプロでも間違うことがあるのは事実です。
しかし、今回のようにお客様に迷惑を掛けるようなことはあってはならないことですので、JTBの窓口社員には再度しっかり勉強していただかなくてはなりませんね。
それに、そもそも問題を先送りにするようなことはあってはなりません(乗客は不安を持ったまま旅行しなければならないから)
広島駅の対応は、本来であればその場で発行をし直す事になるわけですが、もしお急ぎのようであれば広島駅係員は「新幹線の乗務員や、乗り換えの新大阪駅とか、目的駅の宝塚駅なりに連絡しておきます」と案内して乗車していただくようにすべきです。
で、先送りされたお客様は広島駅で言われたように新大阪で申し出られたわけですが、新大阪駅の対応ははっきり言って最低です。
先送りされて持ち込まれた問題を更に先送りしてしまっています。
「途中駅で清算するとややこしくなる」なんて言い訳以外の何物でもなく、間違った乗車券を正しい乗車券に変える術を知らないなんて言語道断です。
最終的に宝塚駅での問題解決になるわけですが、区間の変更ではなく、間違って発行された乗車券を正しい乗車券に交換しているという点についてはまず合格でしょう。
出口でも出来なくはありませんが、みどりの窓口のほうが早くできると判断したのだと思います。
最後にJTBの対応ですがここの対応も「×」ですね。
宝塚駅は
「あなたの営業所で間違った乗車券発行してますよ」
とJTB紙屋町支店に連絡しているのですから、その場で申込用紙を確認して、連絡先の記入があれば謝罪の電話なりを入れるべきでしょう。来店されるまで待っているようでは放置していると解釈されても仕方ありません。
JRの営業制度で言うと新幹線と在来線は同じ路線とみなされています。
なので基本的に新幹線の駅と在来線の駅は同じ場所にあります。
但し(この「但し」がクセモノなのですが)新幹線だけにしかない駅も幾つかあります。広島周辺では、広島と三原の間に「東広島」、広島と徳山の間に「新岩国」などです。西明石と新大阪の間には「新神戸」があります。
これらの区間については、新幹線と在来線は別々の線ですよ、とされています。(「別線区間」といいます)
今回はこの「西明石」-「新大阪」間の新幹線、在来線の別線区間が絡んでいたので話がややこしくなりました。
尼崎より西の方から宝塚方向に向かう場合は在来線経由であれば今回JTBが発行した乗車券で利用できます。
しかし新幹線で行く場合は新大阪を経由されるのであれば新大阪を通る運賃ルートで計算しなければなりません。(「尼崎」はこの別線区間の中にある駅なので)
と言うことで今回の「誤発行」でJTBも勉強になったと思います。
もし次回同じ誤りを繰り返すようであればJTBの他店に行くか、または直接広島駅で購入されることをお勧めします。
話が長く複雑になって大変申し訳ございませんでした。できるだけ噛み砕いて説明したつもりですが、お分かりいただけましたでしょうか。
本当はもっときちんと最後まで説明しなければならないのですが、長くなりますのでここまでにしますね。
投稿: ゆうくん | 2015年2月 8日 (日) 10時15分
やんじさま
ありがとうございます。良く分かります。でも、こちらとしては、新幹線で新大阪経由として切符を購入しているのだから。そのまま行けると思ってしまいます。旅のプロの会社でもこういうミスをするのだということが分かりました。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2015年2月 9日 (月) 08時29分
愛ちゃんさま
広島では、妊婦健診にがん検診が組み込まれています。だから、県内どこでも使えます。県外でも、当院などは契約して山口県岩国市とか柳井市とか、妊婦健診のチケットが使えるようなになっています。自治体によって違うのですね。東京の行政の人は不親切ですね。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2015年2月 9日 (月) 08時32分
ふじやまさま
きっとあの藤山様ですね。もうお孫さんは中2ですか。早いですねえ。こっちが年を取るはずです。宝塚は、以前は全中学にいきましたが、今は希望する学校だけです。今年度は2校でけでした。宝梅は、しばらく行っていませんね。保護者の方が希望すれば行けるかも!コメントありがとうございました。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2015年2月 9日 (月) 08時38分
ゆうくんさま
ご丁寧にありがとうございました。良く分かります。要するに、新幹線を使って遠回りで行くのだから、その遠回り分、乗車券は多く払いなさいということですね。そうなのですが、なぜ旅のプロであるJTBがこんなミスをするのかが分からないのです。それに、発行した個人の責任にしたくないので、書きませんでしたが、切符を渡す時に「宝塚線へは新大阪から乗って下さい、大阪駅からは乗れません」と念を押されたと。???です。新大阪であろうと、大阪であろうと、在来線の改札にいったんはいれば同じなのに。ますますわからないことを言われていると思います。プロではない人が発行したのでは?と思っています。JTBに、改札の器械なみの器械がセットされていれば、誤発行はなくなりますね。ちなみ職場の近くだからそこにいっているのであって、わざわざ遠くのJTBには行けません。ありがとうございました。こうのみよこ
投稿: こうのみよこ | 2015年2月 9日 (月) 08時46分