被爆ピアノ 平和コンサート&平和を語る会・続
中断しましたが、沖縄読谷での被爆ピアノ平和コンサート、平和を語る・沖縄からの金城實さんの話の後、いよいよコンサートでした。
まず、広島から行った森須奏絵さんのピアノ、大島久美子さんのソプラノで、語りと歌。何と、今回の被爆ピアノは、広島の被爆者岩田さんが矢川さんに託されたものなのですが、そのピアノのプロフィールを朗読し、そして創作したそのピアノの歌を「私はピアノ」と歌われました。それは美しく悲しく、圧巻でした。
続いて沖縄から沢山の方が「被爆ピアノに思いをよせて」演奏を待ち構えていらっしゃいました。
まず小学3年生の伊佐水玖さんの「乾杯の歌」「交響曲第40番」から。
そして、小4の上地心さんの「愛のオルゴール」。山内徹夜さんの「沖縄の戦争・平和の歌メドレー」。中曽根愛梨さん&山内哲也さんの連弾「故郷(唱歌)・糸(中島みゆき)」
そして、ベニー津波さんなどによるバンドによる「未開紅」「TODAY」「サトウキビばたけ」「ダニーボーイ」などなど。
元読谷中学の校長先生川崎盛徳さん弾き語りは峠三吉の「人間をかえせ」と「原爆許すまじ」を組み合わせた、素晴らしい熱唱で、背中がゾクゾクしました。
さらに続いて石川文子さんの『ベートーベンピアノソナタ14番」。富美鈴さんによる「アベェ・マリア」。そして最後にみんなでBEGINの「島人ぬ宝」を歌いました。
「僕が生まれたこの島の空を
ぼくはどれくらい知っているんだろう
・・・
教科書に書いてある事だけじゃわからない
大切なものがきっとここにあるはずさ
・・・
汚れてくサンゴも減って行く魚も
どうしたらいいのかわからない
・・・ 」
という歌は、この会場てみんなで歌うのにもっとも適した歌だと思いました。
閉会した後、参加者の皆さん、傷だらけででも素晴らしい音を奏でてくれたこの被爆ピアノの回りに集まって、いとおしそうに、眺めたり、なでたりしていました。
皆様、ほんとうにお世話になりました。また、この沖縄行きのこぼれ話などを話せたら、と思っています。
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コメント
小さなピアニストや無名の音楽家や作曲家も平和をつくるんですね。素晴らしい。有名な曲しかしらないけど無名な作曲家の書いた作品が有名になるのは今ブログを私たちが死んだ後かもしれません。これからの日本の歴史や政治をうごかす作品こそ尊い革命でだれも犯罪者にならないし血を流しませんね。素晴らしい。
投稿: 愛ちゃん | 2015年1月31日 (土) 10時32分
みんなで作った平和コンサートなんですね、被爆ピアノへの愛情、沖縄からみた平和、集団的自衛権をふくめた日米安保について考え方などを考えるとなんともいえない結果になりましたね。ただ、戦争に巻き込まれる危険性や人質をいそいで救出できないなど痛ましいです。おそらく不信感がつのっているかとおもいますが、パイロットの方もあまり期待できないと感じます。年老いた親御さんたちの振り乱したお姿をみると日米安保のあり方は考えかたを真剣に考えないといけないけど、失ってしまった命を考えるとなにかできないかと感じます。本当に平和は大事にしたいです。
投稿: 愛ちゃん | 2015年2月 1日 (日) 10時55分