ワクチンの自己負担金、自治体によって異なります。
昨日、インフルエンザのワクチン接種について、65歳以上の方は市の助成があるので、1000円で受けられます、と書きました。でも、それは正確ではありませんでした。ごめんなさい。
広島県内でも、自治体によって異なりました。ほとんどの所、広島市、東広島市、江田島市、呉市、尾道市、福山市、三次市、竹原市、安芸高田市、府中町、海田町、熊野町、坂町、北広島町、大崎上島町などは、自己負担金は1000円です。
でも、大竹市は自己負担金が1100円、廿日市市と三原市は1500円です。府中市は2000円です。
それから、神石高原町は自己負担金は0円なのですね。世羅町は、各医療機関が設定した金額から2670円を引いた金額を払えばよろしいのです。例えば、私のところでは2800円ですので、130円だけを払えば良いということなのですね。
これらの接種は、広島県内の広域化がなされていますので、住んでいる自治体でないところでうっても、自己負担金をその医療機関に払えばよいのです。
ただし、安芸太田町は、広域化していません。各医療機関が設定した金額を全額自己負担で支払って置いて、後で役場から1000円を引いた金額を支払ってもらいます。
自治体によっては、今居住している自治体以外の医療機関で接種する時には、接種券が必要になるところもありますので、各自治体に問合わせていた方がよろしいと思います。このように、各自治体によって随分と対応が異なります。
どこに住んでいても、同じような福祉が受けられるということではないのですね。
私は先日知ってびっくりしたのですが、子宮頚がんの検診のクーポン、20歳から40歳まで、5歳刻みの人たちに無料で受けられるように配布されている、これは厚生労働省の方針は、全国どこでもなされていることだと思っていたのです。でも、広島県でも、これが全くなされなかった市があったということを知って、本当にびっくりしました。
また、この事業がほとんど終了して、これまでクーポンの配布をしても受診しなかった人と20歳になった人だけにクーポンが配られるようになったのですが、でも、国の方針としてこうなっても、自治体によっては、独自の予算で引き続きこれまで通りのクーポンが配布されているところもあるのですね。そんなところは、住民の健康にしっかり目が向いているのだなあと感心しています。
それは、その自治体の首長と議会の人たち、行政の人たちの意識と、町民が選挙などによってそのような行政を選んでいるということでもあるのだと思います。
先日の「産婦人科医のための女性保健医療セミナー」の後の意見交換会で。北村邦夫先生が「保健文化賞」を受賞された、そのお祝いもしました。花束を持っているのが、北村先生です。全国の避妊教育に携わっている産婦人科医たちの集まり、それも若い人たちがとっても元気に取り組んでいるのを頼もしく思っています。
そして、この会の牽引車でもある北村先生の受賞に拍手です。もっと正式な受賞祝賀会は後に行われるのですが、土曜日なので、私は参加できません。残念ですが、診療です・・・。
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コメント
産婦人科で妊婦がインフルエンザの予防接種を受ける場合は、医療券で補助をだしてほしい。子宮けいがんの医療券だって都道府県単位でどこの医療期間でもつかえるようにしてほしいと感じてます。女性の体調などによっては地域の医療機関では賄いきれない女性がいるはずなのですが、東京都なら東京都のどの医療機関でもうけれらるなら文句はないです。健康な女性ならどの医療機関でもいいのです、持病があり特殊な配慮が必要な場合は、難しいのでは。官僚や地方つまり、住み慣れた地域の女性政治家が仕事してないのと一緒だとおもいます。また地域の医師会から献金をもらって住み慣れた地域の女性政治家が仕事してないのではないかと感じてます。
投稿: 愛ちゃん | 2014年10月30日 (木) 10時58分
会社によっては、領収書があれば一部を負担してくれるようですね。
このような会社が増えれば良いですね。
組合は、このようなことを会社に要求すべきですね。
投稿: やんじ | 2014年10月30日 (木) 12時45分