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「8.6ヒロシマ平和の夕べ」水戸喜世子さん

 水戸喜世子さんは亡き夫水戸巌さんの著書を作り上げられました。水戸先生が生前、早くから原発の危険性を訴え、講義し、行動し、あちらこちらで話され書かれたものをまとめたものです。もう40年以上前のそれらには、今の福島の現状が予言するがの如く書かれています。

___193 その行動力もすばらしかったもので。水戸さんが今回の講演で話して下さいました。あさま山荘事件が起こった時、とりわけ坂口君がそれに加わっているとわかった時、現地、あさま山荘まで行ったのだと。そして、「殺すな!殺すと死刑になる!」と説得をしたと。

 何でもする人だったと。解決するために乗り込んで行く人だったと。彼に頼めば、とにかく何とかしてくれる、そんな信頼のある人だったと。だから、福島原発が起こった時。喜世子さんは、本当に心から夫いにいて欲しかったと思ったと。彼がいてくれたなら。官邸に乗り込んで、怒鳴り込んででも、何とかしただろうと。私もそう思います。次に起こることを見通せる方でしたから。原発の研究をし尽くしている方でしたから。

 彼がいてくれたら、と、三人が亡くなってからも、茫然として生きていて、泣くこともなかったのが、この原発事故で初めて号泣したと言われました。

 私は、この本の後ろにある後藤政志さんによる「後書き」、武谷三男さん、久米三四郎さん、高木仁三郎さん、菅井益郎さん、小泉好延さん、中山千夏さん、槌田淳さんらによる「水戸巌に捧ぐ」。

 そして、最後の特別寄稿水戸喜世子さんの『「原発は滅びゆく恐竜である」発刊によせて――水戸巌と息子たち――』がもう、涙なしには読めなくって。

 一度に夫と息子たち、いろいろと迫害に遭いながらも、原発の危険性を訴え続け、原発裁判で証言し続けていた夫、その父を助けようと、双子の息子さんたちも原子力の道を歩んでいたと、その三人を一度に亡くされた、そのお気持ちを考えると、もう、たまりません。

 喜世子さんが言っていらっしゃるように、今、水戸が生きていてくれたら・・・。これは小出裕章先生もおっしゃっていることです。「恩師水戸先生がいて下さったら」と。

 何でも解決してくれる人だったと。これがとても感動的で。全共闘運動の中で、逮捕された学生たちの党派に関係なく、全ての学生たちを救援するという「救援連絡センター」を立ち上げ、事務局長としてできたのは、やはり水戸先生しかなかったなあと思います。

 私、つい、家に帰って言いましたよ。夫に。「あなたも、あなたに頼めばなんでも何とかしてくける、そんな夫になってね」と。きょとんとしておりました。

会が終わった後の交流会です。

___431 ___430
___432 落合恵子さんは、そのブログの中に、「広島に行って、秋田明大さんに会いました!」と書かれています。交流会の舞台の後ろには、直前に亡くなった呼びかけ人、長崎の被爆者の原伸幸さんの写真のパネルを張りました。

 以上、いったん、8.6ヒロシマ平和の夕べのご報告は終わります。また、時々お知らせしますね。なんども言いますが、皆様、ほんとうにありがとうございました。

 ああ、やれやれ、台風がどんどん近づいています。今夜、大分に向かって走るの、どうなるのだろうと思いながら、でも、出発せざるを得ません。徳山・竹田津のフェリーは欠航。陸路を行くしかありませんが。高速が閉鎖になったら下を走ります。とにかく、朝までに何とか大分に辿りつくように、頑張ってみます。

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コメント

今日、朝のウェークアップで広島観音高校の卒業生の方で語り部をしている方が特集されてました。 すごい有名な高校だと改めてしりました。水戸さんは浅間山山荘事件の時に説得を試みられた正義の方だと初めてしりました。とにかく原発のことを河野先生からのお話を伺っても大変な人格者だと感じ、ご贔屓の本屋さんで例の本を予約してみたいです!

投稿: 愛ちゃん | 2014年8月 9日 (土) 10時56分

愛ちゃんさま
語りべ、どなただったのでしょう。観音高校は旧二中で沢山の生徒が学徒動員で亡くなったのです。生き延びた生徒さんの中のどなたなのかもしれませんね。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2014年8月13日 (水) 21時54分

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