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日本の少子化について。その④共働き世帯・婚外子

 結婚しない人が増えている一方、 結婚しても女性も仕事を続ける家庭も増えています。

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 吉村先生のスライドからです。(太字は私がしました。)

 

子育て保育で大切なこと

○待機児童の減少
病児保育利用時間の延長
○利用時間の延長

 

今後の少子化対策

○未婚の男女が結婚し、家庭形成しやすくなる環境の整備
○結婚後の経済的安定
○家族形成環境の確保

*  結婚・出産後の正規雇用の確保と安定、男女の非正規雇用の減少
** 男性の自立夫の育児支援、社会の育児支援、学童保育の拡充

しかし、ここに行くまでに吉村先生は大切なスライドを出されました。以前から言われていることです。フランスでは、子育て支援に大金を出すと同時にシングルで出産する女性にも大きな支援を行うようにし、そのための出産が増えたと言われてきました。その根拠となるデータです。

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 世界各国の婚外子の割合です。フランスは1980年の婚外子割合は11.4%だったのが、2008年には52.6%となっています。スウェーデンは39.7%と元から婚外子割合が高かったのですが、それも54.2%とさらに高くなっています。日本はと言えば1980年は0.8%、2008年は2.1%なのです。

 子育ては、一人でするより二人でする方が楽なのは当然なのですが。それでも、さまざまな事情で結婚はできない、または破綻してしまった女性が出産はしたいと願っても不思議ではありません。私たちのような産婦人科の現場ではよくあることです。

 それだけでなく、結婚しても女性の家事労働が増えるだけ、ちっとも家事をしない夫も抱え、女性の負担がより増えるだけというのであれば、結婚しないでも子どもだけは欲しいと思う女性が増えても仕方がないことと思います。

 こんなことを言うと、家族の形態を破壊しようというのか、と言われそうですが、このような国際的なデータを見ると、シングルの人が出産しようとするのなら、それはそれで支援がなされなければ、と思います。こんな世界の潮流がある中、日本では、やっとやっと民法の婚外子差別が憲法違反とされる最高裁の判決が決定したばかりです。

 この辺りについて、吉村先生はご自分の体験を話されました。そして、私が質問をし、先生のお答えも誠に興味深いものでした。次回、またお話ししますね。

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私は今日は、竹原市の人権教育推進協議会の総会で記念講演をします。
勤労青少年ホーム3階で。講演は14:40~16:40まで。
どなたでも参加できます。
多くの方にお会いできればうれしいです。

『河野美代子からだの相談室』
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コメント

フランスは、婚外子やみなし婚外子にたいしても様々な支援をされてすごいなあとおもいます。本当にフランスは、極端に出生率が下がったときに国民が一致団結して出生率をあげようとしたのだと感じます。我が家も主人の家事のでき具合が今ひとつでなかなか私も正規雇用に踏み切れません、中高での家庭科の男女教習が行わなれなかった世代で、私は中高家庭科の男女教習一期生納得いきます。また私は、小金井市の様々な選挙には不妊治療の全面保険適用の共産党にいれてます、助成金の使い方を本当に男子の問題にまで使ってほしい、三重県は男子も適用に踏み切りましたが、全都道府県でやるべきです。以外と男子が問題がある方々が年々増加されていくなか、少子化にはたくさんお金を使い、シングルの親子が行き倒れないよう、みなし婚外子が正式に家族になれるようシフトする政策を打ち出した方がベストではないかと常日頃感じます。本当にお金を惜しむなといってやりたいくらいです。

投稿: 愛ちゃん | 2014年6月 8日 (日) 10時20分

子育てをしてみて、初めてこれじゃ子どもは増えないよなぁと思うことがたくさんありました。仕事もしたい、子どももほしい、と思うことが贅沢なのかと仕事を諦めようと悩んだこともありました。今は第二子を妊娠していて産休中です。
いろいろありますが公的な機関にはかなりお世話になりました。もっとこうしてくれたら…。というのはあるのですが、一番心を痛めたのは職場の周りの人の理解がないことです。子育て中の人は残業できないから仕事がやりにくいとか、自分の子どもをほったらかして自分のしたいようにしているとか、妊娠は病気ではないと配慮が全くなかったり、妊娠中の人を配慮すると周りの負担が増えていやだとか…。挙げ句の果てには、産休に入る時期が中途半端だから病気になってくれないかとか?そしていざ、産休に入って、それでも研修に仕事の参加したりマタニティ教室に参加したりしていると、暇でいいわねとか手当もらって遊んでるなんて許せないとか、家で大人しくしてればいいのにとか。そんなことを上司だけでなく、子育てが終わった女性の同僚や若い新人さんに言われるもんですから、独身時代に積み上げてきた仕事へのプライドや積み上げてきたキャリアがガラガラといって崩れていきました。これじゃ、仕事をしている女性は子どもを産む気にはならないですよ。そんな人ばかりではないんですが結構こんなことを言われる方たくさんいらっしゃいますね…。妊娠、出産、子育てに関する理解がほしい!特に若い人たちに!職場に復帰したらこれから妊娠、子育てする同僚や後輩のためになにができるか考えたいと思ってます。

投稿: らら | 2014年6月 8日 (日) 11時24分

やはり、雇用の安定が必須ですよね。
平均年収も、公務員と同等にならなければいけないでしょうね、今の政治や行政の収入基準は、大企業や公務員の収入でしょうから、非正規雇用や小企業に勤める人達は、経済政策の対象がですし、当然に、その人達の子育も対象外でしょうね。
こちらを見て下さいね。→http://feely.jp/1816/
母親の仕事を客観的に表現されています。
あらためて、凄いことだと思います。
これに勤めに出ることを加えると、複数の子供を育てるのは至難の業ですね。

投稿: やんじ | 2014年6月 8日 (日) 15時31分

横からですみませんが、やんじさん、素晴らしいサイトを紹介して下さって有り難う御座います。これをすべての国会議員に見せたいですね。

他の動画も心温まるものが多くて、皆さんにも見て頂きたいです。サクフレッチェ・ユースも頑張っています。

投稿: 高齢者 | 2014年6月 9日 (月) 12時56分

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