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都議会議員の差別発言について。

 この間の都議会のヤジ、石原環境大臣の「金目」発言、本当に不愉快。怒りを持ってウォッチングしています。

 そもそも、この両者、女性をどう見ているか、福島の人たちをどう見ているかその人権意識の希薄さがもろに透けて見えます。

 まあ、しかし、あの自分ではないと嘘ばっかり言っていた都議。嘘を言ってますという表情がありありでした。しかも、追いつめられて、逃げ切れなくて、とうとう白状したあの謝罪会見。

「塩村議員を誹謗するつもりはなかった。ただ、少子化、晩婚化が問題になっているとき、早く結婚して戴きたいという思いから」

だそう。「早く結婚して戴きたかった」なんて、貴方に言われたくないわ、と私だってそんな気持ちになります。

 そうではないでしょう。基本的に彼や他の笑い声を立てていた議員たちの底にあるのは、若い女性に対しての馬鹿にした気持ちと態度でしょう。それが日頃から根底にあるのですね。

 私は先日、産婦人科医の集まりで発言された若い女医さんのことを「この子」と言われて、私が即座に指摘したことを書きました。(ここに あります)

 それこそがまさに「セクハラ」なのです。

 もうずいぶん前のこと。野田聖子さんのことについて男性の議員が語っていたことがあります。以前、議員の仲間うちで野田議員のことを「聖子ちゃん」と呼んでいたと。そしたら、自民党の重鎮から「先生と呼びなさい」と注意されたと。「それからは、野田先生と呼ぶようにしています」と言っていました。今、そのようなことを指導する自民党の重鎮もいなくなったということなのでしょうか。

 発言が「結婚したくてもできない人」への配慮が足りなかったというのも、大きなお世話です。今、独身でいることたちがみんな「したくてもできない」わけではありません。今のような女性が働きながら子育てもするのが困難な状況の中で、結婚したくない人だっているでしょう。

 今回の発言は、そういう人をも傷つけているということが分からない人なのですね。

 表面だけの謝罪会見。

 「産まないのか」か「産めないのか」というのを言った人はいないかのような、自民党都議団の吉原幹事長の発言を聞くと、まさかこれで終わりにするのではないでしょね、という不信感を持ちます。

 塩村議員は、広島の被爆二世。被爆二世が子どもを産むことについていろいろと悩んだりつらかったりしている事実はどなたでも知っていることでしょう。その彼女に向かって「産めないのか」などという発言は、まったく許せません。

 全く、都議会という場はとんでもない場だと思います。今、民間企業でも、大学という学問の場でも、「ハラスメント」「人権」「男女共同参画」についての研修は広く行われていて、まさに今回の発言は民間企業であれば、アウトなのです。

 法務省でも厚生労働省でも、沢山のハラスメントや性差別についての研修の指導を行っています。この際、都議会議員全員出席の研修をしなさい、と、強力に指導を行うべきでしょう。性差別、それも性教育の大切な部分なのです。

 腹立たしし、情けないし、言い足りない気持ちで一杯です。また機会を見て、この問題についてはお話ししたいと思います。

 

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コメント

今私は病院のベッドの上、採卵おわりました。11個とれました。本当に今子どもを育てるのは大学卒業して専門職で安定した将来性のある仕事じゃないと虐待し殺人になるから三十代や四十代になってしまいます、生理がかなり独身時代極端な場合女性の上司からかなりいろんな意味で心配されてしまいました、その時はかなりムカつきましたが、ムカついた結果なんですよね、雇用が安定してなかったから病院いくの怖いんです、病院いくのまで勧められて反感もってました、結局避妊とおなじですよ。痛い思いしないとわからない。セクハラを処罰するだけ犯人するだけじゃなくて、うまく生理休暇とれないジレンマつまり雇用だとおもいます。生理休暇は同性同僚から圧力。高度生殖をうける女性は比較的専門職に就いていたり医療職や介護職や大学をでていたりします、女性が長く働けるのは医療介護の職業や大卒、逆にそういう報告じゃないと生めないと思ってます。またそういう立場にいる女性への逆差別も感ずる。セクハラを処罰していくと同時に生殖医療うけた議員以外は、産婦人科にきて勉強すべき。非常に河野美代子先生と立場違いますが、納得生きません。男性がいってしまうとセクハラを感じます。生理が重

投稿: 愛ちゃん | 2014年6月24日 (火) 10時26分

塩村議員は社会的マイノリティだったんですね。知りませんでした、やっぱり色々な面で諦めてきた過去があるのかなとニュースをきいたら少し感じます。同年ですが色んな意味で結婚や妊娠を諦めざる得ない方たくさんいる世代の中、ある意味被爆者への差別もあるのではないでしょうか?河野先生から言われるまで、塩村議員のことを恥ずかしいくらいしりませんでしたことご承知ください。団塊Jr.はいろんな意味でいろんな立場がいるんだなと本当にかんじます団塊Jr.は本当に、望まない妊娠をしてしまう女性、雇用をはじめとして様々な理由で結婚できない女性、そしてIVFやICSIでしか挙児ができない女性。自分の視野だけでは狭くなりますが、私の立場からもっといろんな立場を尊重しながら話してみたいです、本当にでも赤ちゃんがほしいから頑張ってゆきたいです。

投稿: 愛ちゃん | 2014年6月24日 (火) 10時53分

 初めてコメントさせていただきます。いつも先生のブログを拝読させて頂き、大変感銘を受けておりました。私の職場は、昔、キリマンジャロがあった側にあります。何年も前になりますが、一度、先生をお見かけしたことがあります。
 今にして思えば、その頃から急激に、なんだかなぁ…という思いをすることが増え始め、今ではもう諦めの気持ちの方がともすれば先行してしまうこの頃ですが…。
 先生のブログを拝読し、このままではいけないという強い気持ちと自分自身も声を上げなければならないという思いがわきあがりました。今回の「セクハラ」発言は、その経過も含めて悔しさと腹立たしさで煮えくりかえります。同時に、本当に身近な問題で、私の職場でも、このようなことは起きかねません。そして、そのような風潮がどのようなことをもたらしていくのか…。ジェンダーバッシング、あらゆる人権問題を封じ込めようとする権力を思う時、心から怒りがわきます。
 「落合恵子さん」は少女の頃からの愛読書でした。この夏は落合さんと先生にぜひお会いして、勇気と闘う力を分けていただきたいと考えております。

投稿: キリマンジャロ | 2014年6月25日 (水) 00時33分

河野先生、はじめまして!少しばかりですがいろんな記事を読ませていただきました。
今回の女性差別発言、本当に許せませんよね。
私の主人をはじめ、多くの日本人男性は女性のことを家庭にとどまるべきだと思っていることと思っています。さらにその上、女は性処理道具と思っています。日本が他国と比べものがないくらい性風俗が盛んな事が何よりの証拠です(慰安婦問題で某国にたたかれてますが、ある意味仕方ないんじゃと思います)。
私の主人ももれなく風俗に通っていました。発覚してびっくりですよ(10年以上前から通っていたのが、2年前に発覚した)。即座に性病検査に行ってもらいました。結果は陰性でよかったです。主人に限らず風俗に通う男性は「病気のことなんて全然考えてなかった。俺は病気は移らない。」と思っていると思います。そのせいでどれだけ多くの被害者が出てることか・・・。本当に成人男性にこそ性教育をしてほしいと思いました。まあ、我が家は私が性病の恐ろしさをパソコンを使ってプレゼンしたので、もう二度と風俗には行かないと主人が青い顔して答えてました(笑)
プレゼンついでに我が家には中学生の娘がいますが、父親が風俗に行ったことも踏まえつつ、主に性病や妊娠のリスクについてですが、性教育をしました。かしこい娘は笑顔で理解してくれ、今でもパパっ子ですが、かなりクールに育ちました。それでよかったと思っています。
それ以来、我が家は性に関することもオープンです。

河野先生が男性産婦人科医による女性産婦人科医への態度を書いた記事を読みましたが、患者に対してもおそろしく女性蔑視の産婦人科医がいますよ。
16年程前の話(私、当時20代後半既婚)ですが、急性虫垂炎にかかりまして近くの総合病院に行ったのですが、場所が場所だから(下腹部痛)と産婦人科に回されました。熱が40度近くもあるのに一時間以上待たされた挙句、いざ診察台に乗ると、いきなり指だか器具を入れられた(ゼリーなし)ので「痛い!」と言ったら、「処女じゃあるまいし。」と言われました。びっくりですよ。しかも病人ですよ。この病院では絶対出産しない!と心に誓いました。
それから10年後、今度はカンジダになってしまい、近いこともあってまたその病院へ行ってしまったのです。今度は違う先生(男)でした。最初はよかったのですが、最後らへんで頼んでもいないのに指を奥の方に入れて、採れたおりものを「ほらカンジダになるとこれだから。」と指についたまま見せてきました。セクハラですよね?ここの病院の先生の教育はどうなってるんだ?と思いました。次の週に洗浄に来るように言われましたが行きませんでした。もう二度と何が何でもこの病院の産婦人科には行かないと決めて行っていません。

まあ、これが日本の男性の現状ですね。
今回都議の件で世界が大騒ぎしてくれてますので、この機会に日本人男性も心を入れ替えたらいいと思います。
あと女性も女性であることにあぐらをかかないことだと思います。

長々と失礼いたしました。
また引き続きいろいろな記事を読ませていただきます!

投稿: みっくす | 2014年6月25日 (水) 14時38分

子どもには「人の話は最後まで黙って聞きましょう」「人の気持ちを考えて言っていいことと悪いことを判断しなさい」と教えるのに大人がこれじゃ子どもが聴くわけないと思います。なのに子どもにゼロトレを重視する人も多く…。矛盾しまくりだなと思います。
今、縮小を余儀無くされている人権教育、性教育、平和教育はやはり必要ですよ。大人は変わらないかもしれないけどせめて次世代の子どもには同じような思いをさせたくないなと切に願います。

投稿: らら | 2014年6月25日 (水) 15時42分

河野先生こんばんは。私は首都圏で正社員で働く独身です。
私もそうですが、パートナーがいても結婚にいろいろあって踏み切れない人沢山いますよ。今の日本だといろんな事、既婚女性はハンディを負う必要があります。でもそんな自分を卑下することはなく、私は堂々と生きてます。
独身女性がみんな結婚したくても出来ないなんて、凄い偏見です。
でもこれって日本に限りませんよね。
私のアメリカの友人は男性ですが絶対に友達に年齢は教えないそうです。この友人は独身ですが、年齢を言うとなぜ結婚しないのかと言われるのが苦痛だからと打ち明けてくれました。
独身でも既婚でも人間性には関係ないですよね。
そんな生き方を尊重出来る世の中になって欲しいです。

投稿: かのこ | 2014年6月25日 (水) 22時16分

 再び、上でコメントしたものです。
 この事件の影響で、上層部から、「セクハラ・パワハラ」について、見聞きしたことがあれば、書いて出すようにとの指示で、紙を渡されました。それが、記名もするようにとのこと。
 あそこまでひどい発言は、表だっては聞いたことはありませんが、ある中年男性上司による女性(主として若い)や、自分より目下の人間に対する暴言、度を超した感情的な叱責、罵倒には許せないものがあります。何人もの女性がそのことで泣いたし、怒りの声を聞いたりしました。その都度、共感して、許せないという怒りがわきあがります。
 しかし、彼女たちは、今回、「書いたら、呼び出されていろいろ聞かれて面倒なことになるだけ」「あれもパワハラかな?」と思って書かなかったと言います。
 確かに、その調査自体が、上から指示されて、形だけ行ったものであり、上層部も本腰を入れて取り組むつもりなどさらさら感じられない態度なので、声を上げた人間が問題視されかなねい雰囲気です。
 女性も多いのに、圧倒的な男(の判断で動く)社会で、男目線での価値観の中で、とにかくその場の雰囲気、空気を壊さないように気を遣いながら、蔭では、そのストレスを女性たちはこぼしています。でも、闘う人はいない。この事件で、最初、ヤジを受けた議員さんも、あいまいな笑顔を浮かべ、その場では闘わなかった。あの雰囲気が、まさに日本の一般的な職場そのものだと感じます。あれが決して特別なわけではありません。だからこそ、ツィッターでの彼女のつぶやきに、名もない多くの女性は共感し、怒りました。でも、自分の職場では闘わない。と言うより、闘えない。海外のメディアでは、もし、こんなことが自分の国で起こったら、その場で、即座に女性が大挙して抗議に押しかけたはずとのコメントを目にしました。
 私たちの職場も近年、急激に、意図的に、個々の人権は守らなければならないという声がものすごい圧力でもって押しつぶされてきました。その災禍は、私たちの身に降りかかるのみならず、必然的に、さらに恐ろしいことを、2次的に引き起こしていっています。
 私自身、声を上げることで、職場での孤立、人事での左遷など、さまざまなことが頭をよぎります。でも河野先生、先輩諸姉、そして、今回の事件に対する多くの怒りの声が、背中を後押ししてくれるような気がします。まずは、自分自身が血を流してでも闘う覚悟を持たなければ、世の中は変わらないのですね…。

投稿: キリマンジャロ | 2014年6月27日 (金) 03時28分

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