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漢方講習会

 ゴールデンウィークが終わって、診療はとても忙しくなっています。昨日は、二回も救急車をお願いし、二人の患者さんを大学病院で受け入れて戴きました。緊急の治療、緊急の手術が必要な方たちです。二度目、同じ救急隊員の方で、恐縮しました。大学病院でも、金曜日の夜なのに、沢山のドクターたちが待ち構えて下さっていて、これも恐縮しました。でも、救急の受け入れのお願いに、文句も言わずに即了承して下さるというのは、本当にありがたいことです。

 すっかり疲れ果てて、今朝目覚めるまで、緊急の事態となってあたふたする夢ばかり見ていました。

 今日は土曜日。昨日以上に忙しくなる予想です。頑張らなければ。

 さて、一昨日の夜、「診療に役立つ漢方セミナー~西洋医学と漢方医学の融合~」『こんな風に漢方を初めてみよう~漢方入門のための学習法と消化器領域の漢方~』の講習に行きました。

 講師は大阪の千福貞博先生。千福先生の講義はいつも面白くて、実践に役に立つことばかりです。今回もそうでした。時間一杯、ぎっしりお話し戴いて、目からうろこポロポロでした。

 私もこれまでいろいろと漢方を使ってきましたが、その副作用に気をつけなければならないこと、特に、低カリウム、低血糖など。効果が見られない時には、どう考えたらよいかなど改めて知識の整理もできました。

 中でも、面白かったこと。

 漢方の歴史、出典を見る事。出典が古い物は、ブレンドも少なく、即効性があり良く効くが、やがて耐性ができる、新しいものは沢山の漢方が混ぜてあり、慢性の疾患用。漢方の歴史が書かれたノートも戴きました。

 その中にいくつの漢方薬がブレンドされているかを診ること。7つが境であること。少ない物ほど即効性があってよく効くと。

 ~孔子家語(こうしけご)~「良薬は口に苦くして、病に利あり。忠言は耳に逆いて、行いに利あり」これを、千福先生は、「孔子先生、ごめんなさい 前半は逆だと思います。後半は、今後も肝に銘じます」と言われます。

 孔子の「良薬は口に苦し」は間違い。「良薬は美味にて」だと。口に甘い、その人に良い薬は、要するに飲みやすいこと。患者さんがまずいと嫌がるものは効かない。もしどちらを使おうかと迷った時には、両方患者さんに飲んでもらって、自分で飲みやすい方を選んでもらうこと。

 漢方は子どもにも使える。甘くて飲みやすい物が沢山ある。ここで、実際の患者さんである子どもに飲んでもらう写真が次々と出ました。「漢方なんて、飲めるわけないやん」「ちょっと飲んでみてよ。これは人参湯」「あれ?飲めるな」「これは小建中湯」「小建中湯は、もうひとつやな」そして、「私は、人参湯を選びました」子どもの表情がなんともかわいらしくって。

 甘いのは、膠飴、水あめが入っているから。水あめは、主成分は麦芽糖であり、オリゴ糖の仲間であること。オリゴ糖は、ビフィズス菌など腸内細菌の餌であることなど、説明が一つ一つ納得できるのですね。

 そして実際にお腹の触り方、舌の診方、薬の選び方、合方の仕方、西洋薬との合剤の仕方などを学びました。

 最後に先生がおっしゃいました。『この薬を用いることによって、苦痛を和らげ、病気を治癒せしめることがわかっているのに、その薬の成分や薬理がわからないから使用しない、わかるまで待つという態度は、(略)、「人間不在」の医学のそしりをまぬがれないであろう。大塚敬節(1900-1980):漢方医学(創元社)』

 書ききれないほど、沢山のことを学びました。テンポよく、ギューギュー詰めに習ったことをこれから何度も復習して、自分のものにしたいと思います。

 

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コメント

私も漢方薬は日頃お世話になってますが、やっぱり効果はあります。人により蹴りでしょうが産婦人科と漢方薬はこれからもっと必要になるなって感じます。本当に後数日で結果がでますがやっぱり漢方薬と西洋医療の組み合わせこそベストですよね。漢方薬を飲んでることは主治医にいってませんがいつか言えることができるよう願ってます。

投稿: 愛ちゃん | 2014年5月10日 (土) 10時53分

漢方・・・。某会社のものは添加物が多く、身体が受け付けませんでした(しかも妊婦さんがよく飲むもので)。
しかも乳糖が含まれているものが多く、シビアなアレルギーがある私にはかなり厳しいハードルでした。
飲みやすかったのは「オースギ」の錠剤の漢方薬です。なかなか取り扱っている薬局がないので入手するのがむつかしいですが。

投稿: ちらかし摩 | 2014年5月12日 (月) 05時41分

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