椎葉さんに話して戴きました。
昨日の性教協の例会で、椎葉さんのお話しをうかがいました。今まで、私たちには見えなかった部分、学校現場を見ていただけではわからない所。それに、私のような場では、親に連れられて来る少女たちはまだ幸せなのだとも思いました。
学校からはじきだされ、親にも養育を拒否された子どもたちが、この社会の中で、どうやって生きているのか、胸がつまるお話しばかりでした。
特に、15歳から18歳までの、まだ大人になりきれていない少年、少女たち。それでも、自力で生きて行かざるを得ない彼ら。
そして、そんな彼らと向き合い、走りまわっている椎葉さんの奮闘ぶりには、ただ頭が下がるばかりです。しかし、それを個人の、一民間人の働きにおぶさっている社会ってなんなの?とも思いました。もっと、社会的な仕組みを作らなければ。行政も彼におんぶしているような状況ではいけません。
これから、私たちは、どのような形で彼の活動を支援するべきか、私たちにも課題を戴きました。
あまりにお話しが重くって。寝ていてもうなされて、4時に目が覚めてしまいました。そして、どうしようと頭の中をぐるぐると回っているばかりです。
まず、知ること。今回、その闇の部分を教えて戴き、知ることができました。私たち一人ひとりが持っている物を椎葉さんとリンクさせていけば、少し椎葉さんの苦労を分けることができるのではないかとも思っています。
私のブログで知って来て下さった方々、ありがとうございました。心強かったです。これからも情報を発信しますので、どうぞよろしくお願いします。
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コメント
私も親につれられて産婦人科にきたことが一度だけありますが、やっぱりそれは必要なことだったのだと謙虚にうけとめてますがそれは希なはなしかもしれません。ただ今の養育をされない十代の少女たちと柳原白蓮さんの十代から25才までの人生を自分なり比較をしましたが、柳原白蓮さんの十代と今の十代で親から養育を放棄された少女たちとさしてかわらないですが、相当親兄弟に傷つけられたからこそ社会運動家と人生をやり直したのだけれど、心の中の凝りや傷つけられた傷のふかさがひどいのでしょう、戦後少したってから彼女の行動は兄上同様に公家華族の威光を散らすように聖心女子大学に犯罪めいた嫌がらせをしたエピソードを伺い養育を放棄されるって人生を揺るがし人生をめちゃくちゃにするものなのだなと感じます。また現代の少女もやっぱり多少なりとも犯罪にまきこまれる可能性だってありうるなとか、自分を安く売って体をボロくしてしまうのだど自分なりに感じます。
投稿: 愛ちゃん | 2014年5月12日 (月) 10時29分
重くって、娘にもしっかり話しました。が、この話を
聞くと、誰もがただ黙り込むんですね(当然私も)
重いし、かかわるのに、実際怖さも感じます。
椎葉さんのところの子が2人メガネを作ってくれました
その時、すっごく喋るんですね彼女達。なにもしては
あげられないのですが(値引き以外)最後まで聞いて
沢山は話ました。聞いてくれただけでありがとうって
素直ないい子なんです。個人は。
投稿: ⑦パパ | 2014年5月12日 (月) 15時43分
河野先生、ありがとうございました。大切な例会の席で時間をとっていただき、申し訳ありませんでした。しかし、多くの力を頂いた様に感じています。感謝いたします。
投稿: しいば | 2014年5月12日 (月) 21時08分
お話伺ってないので想像するだけですが…
中学卒業後は学籍がないと基本子どもとしての支援は
受けにくいのが実情。。。
今の社会で中学卒業したばかりの子どもが
どうやって生きていけるというのでしょう。
過酷な状況は少し想像力を働かせればわかると思います。
見たくないもの・見ようとしないものは見えない。
少子化対策というのなら産まれてきた命を立派に育て上げることが一番効果的なんじゃないかと思います。
負の連鎖だけは避けないと。
投稿: ぶどう | 2014年5月13日 (火) 06時50分