講演、何とかしゃべりました。
まだひどい声です。でも、体はすっかり楽になりました。黙っていると、まったく元気です。
昨日は、朝早めに出て、かかりつけの貞岡耳鼻科に行きました。以前ひどい咽頭炎を起こした時のお薬がとても良かったのです。それで、「今日の午後岡山で講演します。すぐに声が出るようにして下さい」と頼みました。やってみないと分からないと苦笑されながら、手際よく処置して下さいました。そして、ステロイド吸入、それに同じくステロイドのお薬の処方。すぐに内服しました。やっぱりステロイドは即効性があります。
それはいいのですが、日頃の薬は、私のクリニックの薬局で処方してもらうのですが、今回は、時間がないので耳鼻科のそばの薬局です。沢山の患者さんたちです。一種類の、4粒の薬だけなのですが、待ち時間は長いし、久しぶりだからとまた問診票を書かされるし、ジェネリックでは如何ですかと聞かれるし、やっとできた薬を渡す時に、これはステロイドです、ステロイドと言うのは、と説明しようとされましたので、あの、私、分かっていますのでと言いました。そしたら、「難聴でいらっしゃいますか?」と聞かれるし。「はあ?難聴?どうしてですか?」と聞いてしまいました。もしかして、呼ばれたのに聞こえなかったのかと思いました。そしたら「どうしてステロイドを使われるのかと知りたかったのです」と言われました。喉です、とだけ答えておきました。
私、ジェネリックについて少し疑問をもっているのです。確かに安いので、患者さんにも助かるし、医療費の抑制にもなるのではありますが。ジェネリックの中には、輸入品も多いし、それも中国製が多いと知って、なんだかねえ、という思いもあるのですね。私たちは、どこのなんという会社で作られたものなのか(販売の会社でなく、作った会社です)調べた上で、処方したいのですが、なかなかわからない物がほとんどなのですね。私は、いえ、ジェネリックでないのにして下さいと言いました。
講演が始まる時には、ひどい声ですが、何とかでるようになっていました。二時間、必死でした。何とか、お話しを終えることができました。もう30年近く、二千回以上の講演をしてきましたが、こんな声でお話ししたのは、初めてです。さぞ生徒さんたちは聞きにくかったことと思います。本当に申し訳ないことです。
おかやま山陽高校、私のもっとも好きな学校の一つです。生徒さんたちが生き生きしてて、目が輝いています。
ことしも生徒さんたちの活躍の垂れ幕が迎えてくれました。校長先生から、今年も楽しいお話しをうかがいました。また、明日お話ししますね。
今日は頑張って診療です。患者さんたちに「お大事に」と言われない様に、声が出るといいのですが。
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コメント
先生、お体大事になさってください。それにしてもその処方箋薬局、患者に配慮がないですね。というか失言だとかんじます。難聴ですか?はないとおもう。今朝私も、先日の受診のとき、不明瞭な排卵確認だったため、移植ができるかどうかわからないため、基礎体温をチェックしてくれ、その都度報告をと主治医からいわれていたので、今日ばっちり下がってるので忙しい最中、病院に電話したらそういうことは私はわからないから受付に相談するっていわれました。本当に主治医に伝言するという事なきをえましたが、移植日確定が月曜日だというのに週末に病院に連絡できなかったらどうするのか、人の一生どうするのかとかんじます。先生がおっしゃるとうり最近病院関係の若い薬剤師や電話交換係は失言が多いなあと思います。失言があるというのはよくいえば若さがある証拠なんでしょうが、ちょっと違うとかんじます。
投稿: 愛ちゃん | 2014年4月18日 (金) 11時20分
先生、風邪で声が出ないのに、頑張ってご講演されたのですね。本当にご立派で敬服いたします。
このブログを拝見して、私も頑張らなくてはと元気が出ました。
でもどうぞお身体お大切に。
投稿: のぞみ | 2014年4月18日 (金) 12時26分
お疲れ様でした。
その薬局さん。
釈迦に説法とは正にこのことですね(笑)
投稿: もみじ日記 | 2014年4月18日 (金) 14時00分