2014年「ヒロシマ平和の夕べ」⑩今年の語り部は朴南珠さん
サムルノリ本郷の広島公演会場では、いろいろな方にお会いしました。その中のお一人が朴南珠さんです。朴さんには、今年の8.6.ヒロシマ平和の夕べでお話しして戴くことになっています。
以前、ここに書いています「チョゴリを着た被爆者」の公演に言った時、一人芝居の後で、会場の方が発言をされました。その中のお一人が朴南珠さんです。
その被爆時とその後の思い、そして、今、修学旅行生たちにその体験を語り部としてお話しなさっていることなどをお聞きして「この方のお話しを聞きたい!」と思いました。
知り合いの方を通じて、朴さんに連絡をとり、そして、とてもお忙しい8.6.当日なのですが、それでも、私たちのお願いを受け入れて下さいました。
会場で一緒に写真を撮って戴きました。その後知ったのですが、朴さんの妹さんが、私の中学、高校時代にご一緒だったのです。びっくりしました。
13歳の時、爆心地から1.3キロの時点で電車に乗っていて被爆されました。あまりに悲惨な体験は、戦後ずっと封印していました。以下、昨年夏に毎日新聞で連載された「ヒバクシャ」で、朴さんのことが書かれた、その一部を引用します。
体験を話すようになったきっかけは11年前、広島市の平和記念公園で、大阪から修学旅行で来た小学生に「被爆者ですか。体験したことを教えてください」と尋ねられた。子どもの真剣なまなざしに、長年の封印を解いた。数カ月後、担任教諭から手紙が届き、子どもたちが朴さんの被爆体験を授業参観で発表し、母親たちが涙を流したと書かれていた。
「私の話にこんな力があるのかと驚いた。大やけどをした被爆者たちに、水の一滴もあげられなかった私だけど、何かできるかもしれない」。今では年に40回以上、被爆体験を語る。韓国の若者に話すことも多い。
朴さんのお話し、楽しみです。皆様も、ぜひ聞いて下さいませ。お待ちしますね。
『河野美代子からだの相談室』
ここをクリックすると私の体の相談室と著書の販売があります。
ぜひ覗いてみて下さい。
| 固定リンク
コメント
韓国とのトラブルが多くなるなか、韓国人の被爆者のお話しを伺う中、昨日のお遍路の掲示板でのトラブルっていけないなっておもいます。お遍路の事件は犯罪だと思うなか、日本と韓国の間の過去のトラブルは、だいたい日本がおこしているなか、小さな事からかたずけながら、今の問題も解決できればとおもいます。
投稿: 愛ちゃん | 2014年4月11日 (金) 09時14分