「あの日 生まれた命」
今、東北大震災から3周年を迎えようとして、NHKでは様々な番組が放送されています。どれを見ても、力作で感動します。その中の一つの番組をご案内しますね。
3月11日(火)夜 8:00~8:43
NHKスペシャル「あの日 生まれた命」
《概要》
多くの命が失われた日、被災地で100を超える新しい命が誕生していた。不安に押しつぶされそうになりながら、津波で水没しそうな病院で、命がけで子どもを産み、守り切った母親。
大切な人を亡くした深い悲しみの中で、自分だけが子どもを授かったことに罪悪感さえ感じてしまう、という母親。
それでも「わが子を守りたい」という思いで、家族は様々な混乱を乗りこえ、一歩、一歩、強くなっていった。
子どもたちは、絶望の淵から立ち上がろうとする被災地の人たちに見守られ、まもなく3歳の誕生日を迎える。
未曾有の大災害の中で、生まれた命を守り抜いてきた家族たちの3年間、そして未来への希望を見つめる。
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この番組を作ったのは、NHK政経国際番組部ディレクター 吉楽禄さん。
以前広島にいた女性のディレクターです。福島原発の後、広島で原発の是非を問う大人数が論議する番組を作った人。それ以外にも、地域に生きる人々に密着した数々の番組を作ってこられました。
彼女は、この番組を作ったのは、広島にいた時の栗原貞子さんの詩「うましめんかな」が原点にあると言いました。
こわれたビルデングの地下室の夜だった。 |
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コメント
うましめんかなは、中2の時の国語教科書にのってました。赤ちゃんの誕生は大変なときでも訪れ、昨日のNHKドラマでも空襲の中でもうまれて感動しました。うましめんかなにでてくる助産婦さんの勇気は素晴らしいです、口語自由詩のようですが原爆の悲惨さの中でうまれた赤ちゃんのそのあとも知りたいです。原爆投下直後なら母と同じ昭和20年うまれの69才。お元気でしょうか?私も頑張って赤ちゃん生みたいです。
投稿: 愛ちゃん | 2014年3月 5日 (水) 13時30分
新しい「いのち」が生まれてくることの尊さを
私はこの詩に教えられました。
初めて読んだ時,
体がふるえるような感動を覚えました。
絶望のどん底の中で,
新しい命のために,まさに死力を尽くした産婆さん,
そしてまわりの女性たちは
それぞれが傷つきながらも
自分にできるかぎりの手伝いをして
お産を助けたことだろうと思います。
そうして生まれてきた命は
どれだけみんなに勇気を与えたことでしょう。
命をつなぐ。
命のリレー。
日々生まれてくる多くのいのちのすべてが
大きな喜びとして迎え入れられる世の中であってほしいと
心から願っています。
投稿: Hoch | 2014年3月 5日 (水) 17時42分
こんなこともできるNHKに期待したいものですね。
投稿: 元安川 | 2014年3月 5日 (水) 19時57分
子供って、本来こうであるべき存在ですよね。
投稿: やんじ | 2014年3月 6日 (木) 05時47分