この春も福島の親子が来ています。
昨年3月15日のここからレポートしているように、福島からの親子の広島での保養。 今年の春休みにもひき続き行われます。もう今、4人の家族が広島に来ています。これから、1週間後に一組が、その後、学校の春休みになって、4人の親と6人の子どもたちという風に、次々とやって来ます。
昨年の広島での保養を受け入れているグループについては、ここに 書いています。すでに書いているように、多くの行政や企業がもう手を引いている中で、室本さんや平木さんなど、まったくボランティアで、必死にお金を集め、福島から来て戴くための交通費や食費などを負担しています。高揚診療所のスタッフの方たち、他にも自分のできる範囲で力を提供して下さる方たちなどの協力で成り立っていることです。
昨年の私がご一緒した宮島行きについては、ここの前後に沢山載せています。
でも、広島に来る一番の訳は、やはり健康不安です。いろいろと不安を抱えている人、特に甲状腺にフォローしなければならないことがある人たちが継続しての診察を受けに来ています。中国新聞で報道されているように、甲状腺の専門医、武市先生がこの方たちの診察を、またボランティアでして下さっています。
のどに太い針をさす、そんな検査を受け続けている子どもたちが痛々しくって。でも、これは必要な検査なのですね。
そのような福島の方たち、ボランティアで頑張っている人たちに、ぜひとも皆様のご協力をお願いしたくて、今日のブログを書いています。
以前にも書いていますが、郵便振り込みの口座はそのままです。振り込んで戴ければみんなが喜びます。
加入者名 福島支援プロジェクト、
口座番号 01360-6-50356
初めて広島に来た時、子どもたちが、宮島の海の砂をつかんでは投げ、つかんでは投げして遊びました。土は、決して触ってはならない物と厳しく教えられていました。高濃度の放射線は、未だにそのままです。
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ぜひ覗いてみて下さい。
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コメント
小児甲状腺科から成人の甲状腺科に移るとき甲状腺に針をさす診察は当方の妹がやりましたが、相当こたえたようです。結節や膿疱が平均値以上にかなりある方がやるようで、針をさす行為はそれだけ手術に近くなったと思います。針をさすことを宣告されたときに同時に手術をすすめられました。またナショナルジオグラフィック日本版のかなり前の雑誌には、ウクライナの男の子が甲状腺の手術をした直後の写真がありましたが、絶句をしました。ウクライナはかなり反ロシアがたかいのは、例の原発事故と伺いました。本当に外遊びやどろんこ遊びは子どもの成長にかかせないのですが、かわいそうです。子どもたちがきちんとあそべる、子どもたちの成長がきちんとまもられる日本でありたいです。
投稿: 愛ちゃん | 2014年3月10日 (月) 09時19分
3年経っても、いまだに除染していて、本当に効果があるのか疑問ですね。莫大な税金を投入して。
除染した土等が、黒い大きな袋に詰められて積まれていますが。
その場所は立ち入り禁止でなく、その横で子供達が普通に遊んでいる風景にはビックリです。
あの黒い袋に、放射線を遮る効果があるわけなないでしょうから。
間違った放射能の情報で、放射線に曝されていることに抵抗感をなくし、被ばくする子供達より原発利権を優先する大人って、子供を虐待している大人と同じですね。
原発を止めているから電気代が上がっていると、真実でない情報で国民を脅す人達も最低です。
電気代が上がっている情報に沖縄電力を除外するのは、都合が悪いからでしょうね。
震災以前の電気代は、原発の無い沖縄電力は、他の電力会社とほとんど差のない電気代でしたから。
そもそも、総括原価方式を普通に計算すると、東電の電気代は一桁増えると思います。福島第一原発の爆発事故処理費用によって、石油や天然ガスなどの輸入費用の上昇による電気代を大幅に上回るはずです。
そうなれば、原発のコストはもっと高くなりますから、原発を稼働する方が高い電気代になりますね。
フクシマで経験したとおり、原発は事故を起こすと国土を失い(使えない土地)、多くの国民が財産を失い、生命の危機になります。
これは、原発の事故は、他国により日本が侵略されたのと同じことになります。
原発は外敵ですから、立地自治体だけでなく、周辺の自治体の住民と一緒になって、集団的自衛権で排除すべきですね。
投稿: やんじ | 2014年3月10日 (月) 21時54分