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低用量ピルの副作用①避妊を確実にすること

 ここの所、低用量ピルの副作用について、いろいろと報道されたこともあり、副作用のみが一人歩きしていることに胸を痛めています。これらについて、少しシリーズで書きたいと思います。

 低用量ピルは、女性がキチンと飲んでいれば、ほぼ確実に避妊が出来る、女性にとっては大きな福音となるものです。日頃産めない・育てられない妊娠をした女性たちを見るにつけ、避妊に対しての考えがとても甘いことを痛感します。もちろん、女性たちだけでなく、相手の男性の無知、強引な態度に女性自身がちゃんと向き合い、主張していないことも分かります。

「一回くらい大丈夫」
「外に出すから大丈夫」など、

・全く避妊をしない場合、・基本的にコンドームを使っているのだけれど、使ったり使わなかったり、実にいい加減な使い方をしていたり・膣外射精(若者たちは外出しと言います)をしていたり。

 私たちからみれば、妊娠して当然という、こんな当たり前のことがなされています。そして、当然の如くの妊娠、泣き泣きの人工中絶。

 先日の中学生は、中学生同士で「膣外射精をしていた」と言いました。14歳同士です。そんな年齢で、「外に出せば大丈夫」という半端に知識=無知でもって行動している、そんな状況があるのですね。

 そして、まったく愕然とするのは、つらい思いをして中絶をした、その後の今後のことについてなのですね。多くの若者は、中絶をした後は、もう繰り返したくないと思っています。当然ですね。では、どう実行すればよいのかということになります。

 もう性交はしないという人。それが一番確実だよね、でも、それはいつまでの事なのかと、それを問います。「もう、二度とセックス何てしないのよ、はい、終わり」ではダメなのです。人工中絶をきっかけとして、相手の男性と離別したというのは、ほんの少数です。多くの若者や結婚している(もう何人も子どもを産んだ)人は、そんなことでは離別しません。その後も付き合いは続きます。

 付き合いが続く場合、またいつのまにか性交を再開し、そしてまた妊娠、という苦いことに何度も向き合ってきました。付き合いが続く場合、または離別したとしても、また新しい恋人ができれば繰り返すということもあり得ます。

 人工中絶なんて、もう一回きりで十分。二度と繰り返さないためにどうしようか、今後のことをしっかり考え、実行する、その指導が不可欠になります。そして、それには避妊の指導も含まれます。

 それは、相手の男性の意志や行動が問われることでもあります。コンドームを使うと言っておきながら、ない時には使わない、その時は外に出す、なんて人もいます。

 先日は、「ないんだったら、買いに行きなさい。コンビニででも売ってるでしょう」というと、あったんだと。でも、しているうちになくなったんだと言う男がいました。そう、若い人は一度だけとは限らないのですね。何回もしているうちに、手持ちのを全部使い果たしたということなのでしょう。激しい性欲をひたすら若い女性にぶっつけ、そして、コンドームがなくっても、ないままに続けてしまう。その時には、彼女が妊娠するかもしれないということなどは、どこかに飛んでいくのでしょう。

 そんな男と向き合うと、やはり女性が確実に避妊できるということが、とても大切だと思わざるを得ません。確実に避妊できるのはピルだから、というと、「でも、ピルは副作用が」という答えが返ることも珍しくありません。

 そんな時、人工中絶の副作用は、どこに消えたのかと思います。あんなつらい思いをしたはずなのに。

 ピルを飲んでいれば、コンドームが破れようが、相手がはずそうが、自分で防衛できるのですね。それは、女性にとってとても大切なことだと、特に中絶を体験した人にとって、二度と辛い思いをしないためにも必要なことだと思うのです。

 そして、ピルは、単に避妊目的だけでなく、ひどい月経痛や、不順などで苦しむ人への福音でもあるということなのです。また、明日に続きます。

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コメント

私は労働組合で活動するうちに真剣に訪問介護の介護福祉士に熱中したあと改めてデリヘルで働いていたときにいた客のことを労働組合的に考えたら非正規雇用の方があまり避妊に協力ではなかったけどなんとか説得してコンドームをつけた非正規の男性がいます。また介護保険のサービスを無視してヘルパーに無理やりやってはいけないサービスをさせる利用者をみていると、やっぱり教育はおろか貧しいし家庭がないからもどかしさを風俗嬢にあるいはヘルパーに要求しているのではかんじます、中出しは奥さんと一緒にやってくださいとか息子さんに庭いじりや電球交換してもらってとはいってますが、家庭がないからこんな業界があるとかんじます、コンドームをつけることを学校であるいは、オリンピックで訴えなければならないこと以上に、あわせてピルも服用することも考えているとピルやコンドームを知っているけれど何らかの貧困でできないことを考えると性教育は大切。庭いじりや電球交換や中出しはやってはいけないが、 サービスする側は同情にかられることもあるがやっぱりできません。デリヘルはソープにとってかわりましたがそれは消費税に押されて流行ってます、ソープのお客様は正社員が多く、介護保険も自費を多く使う家庭はお金もちや正社員。労働組合の活動をしてると先生とは意見がちがいますが、消費税よくないなあとかおもいます。労働組合は妊活のことでやめましたが、移植後の2週間の寝たきり生活のなかのふとんのなかで消費税と風俗業界を考えてました。風俗業界に消費税は良くないです避妊もできません。

投稿: 愛ちゃん | 2014年2月27日 (木) 10時37分

こんにちは。

うちの旦那の 知り合いの子供さんが 高校二年生の時に 子供が 出来てしまい 親に打ち明けた時は 中絶が 出来ない時期でした。結局 高校を中退して 子供を 生みましたが まだ今は 親元にいるので 生活は 安定してはいますが この先 若い二人は どのように生活していくのか、他人ながら心配です。

コンドームも そうですけど
男性の責任、女性の責任、ってのは ちゃんと 自覚して欲しい所ですね。

投稿: のり | 2014年2月27日 (木) 18時33分

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