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「貧困・家族」について①永山則夫

 もう時が経ったのですが。昨年の大みそか、午前1時も過ぎてから。私はその直前に別府の我が家にたどり着いていました。ノロにやられてまだお腹が痛く、あまり食べられない中での帰省でした。

 夫は早々に寝て、私一人、寝る前に何気なくチャンネルを回していたら、NHKEテレで、

ものすごいドキュメントが始まりました。

ETV特集 『永山則夫 100時間の告白 封印された精神鑑定の真実』です。後で調べてみると、2012年10月14日に放送されたものの再放送でした。

 「永山則夫」。私の中では一生忘れられない人です。ひどい貧しさの中で育ち、親にも捨てられ、犯罪を犯し、逮捕され、取り調べでも裁判でも「早く死刑にしてくれ」としか言わず、少年には異例の死刑判決。死刑囚として拘留されている間、彼は勉強しました。そして、数々の本を出版。本の印税はすべて彼の犠牲になった人の家族に渡されました。「無知の涙」は、ベストセラーになり、大きな反響を呼びました。私も読んだ時、ひどくショックを受け、涙しました。そして、彼には心から生きてほしいと思いました。

 彼が死刑を執行されたという知らせは、多くの人の、もちろん、私も未だに胸を痛め続けています。

 その彼の番組でした。彼は、訥々と語りました。その貧しさは、想像を絶しました。それに、親からも捨てられて、網走の極寒と極貧。ごみ箱をあさるような、そんな中で彼は育ちました。

 以下、NHKEテレ特集の案内からの転載です。私は大したことは言えませんが、これについて、少しだけお話ししたいと思います。短いシリーズになります。

『受賞履歴
≪石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞(2013)≫

1968年秋、全国で次々と4人が射殺される連続殺人事件が起きた。半年後に逮捕されたのは永山則夫、青森から集団就職で上京してきた19歳の少年だった。いわゆる永山事件は、永山の貧しい生い立ちから「貧困が生んだ事件」とも言われてきた。しかし、これまでの認識を再考させる貴重な資料が見つかった。
永山則夫自身が、みずからの生い立ちから事件に至るまでの心情を赤裸々に語りつくした、膨大な録音テープ。ひとりの医師によって保管されていた。医師は、278日間をかけて、患者の治療に使う「カウンセリング」の手法で、かたくなだった永山の心を開かせ、心の闇を浮き彫りにした。
100時間を超える永山の告白は、想像を絶する貧しさだけでなく、“家族”の在りようについて訴えかけている。それは、親子の関係、虐待の連鎖など、時代が変わり、物質的な豊かさに恵まれるようになった現代でもなお、人々が抱え続けている問題だった。
番組は録音テープの告白を元に、罪を犯した少年の心の軌跡をたどりながら、永山事件を改めて見つめ直す。そこから家族の問題や裁判のあり方など、現代に通じる諸問題について考察をめぐらす。』



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コメント

裁判の途中で本当に実名を少年事件で名前を好評すべきたったのかと、貧困から逃れたいから死刑にしてくれ、犯罪に走っていったのかと思うのと集団就職をさせたかつての農村の貧困と子だくさん、女性には重きを置く課題です、かつての農村は避妊や中絶の選択義務なんてなかったくらい女性差別があったんだろうなとおもうのと、集団就職という暗闇の昭和史を考えさせられます、子どもは家庭でそだてられるべきですが、児童養護施設や特別養子縁組などの様々問題がありなかなか家庭では育てられないお子さんも現代ではいるのかなと感じおもいですが なるべく死刑にしてくれなんていわせないほうが良かったと感じます。

投稿: 愛ちゃん | 2014年1月20日 (月) 11時23分

私が司法試験受験生時代に「永山事件高裁判決」が出ました。
重大事件と死刑については常に考えさせられますね。
これからは裁判員がこれを判断しなければならないので大変だと思います。

投稿: もみじ日記 | 2014年1月21日 (火) 01時23分

愛ちゃんさま
日本は、今、こんなに発展したと思われていますが、多くの貧しい人や弱い立場の人たちを踏み台にしてきました。今、ほんとうに豊な国を目指すのであれば、それを考えていかなければと思います。沖縄や福島の人たちのことも。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2014年1月23日 (木) 09時51分

もみじ日記さま
私は、死刑は早くなくしてほしいと思っています。永山氏がどんな気持ちで殺されていったのかを考えると、それだけでもつらいです。こういうと、永山氏に殺された人のことを考えろといわれそうですが、死刑は、決して抑止力になっていないと思うし、犯罪で殺されるのも、死刑で殺されるのも、同じ命の抹殺だと思うのです。なかなか理解されませんが。こうのみよこ

投稿: こうのみよこ | 2014年1月23日 (木) 09時56分

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